2022-06-04

婚礼家具をリビングボードにリメイク♪電話台＆TV台分けても使える

婚礼タンスから、電話台＆テレビ台にセパレートするリビングボードにリメイクさせていただきました。

リメイクのお問い合わせをくださったのは、婚礼タンスの持ち主のお嬢様。お引っ越しを予定されていて、ご新居に婚礼タンスを置く場所がなかったそうなのですが、「母が手放すのを残念がっている」とご相談くださったのです。

メールのやりとりはお嬢様と、お電話ではお母様ともお話しさせていただきました。

そして、どのようにリメイクするか詳細は決まっていないけどぜひ依頼はしたいと言っていただき、『家具作りたいおっさん』（ルーツファクトリー代表）と一緒にお客様のお家へ家具のお引き取りに伺いました。

お客様のお家には、3点セットの立派な婚礼タンスが並べて置かれていました。

一番左側にあるのが洋服タンス、真ん中が和タンス、右側にあるのが整理タンスでした。

洋服タンスと和タンスの下部の引き出し部分、そして整理タンスの下部の引き出しと上部の引き戸部分はご新居でそのまま使われるとのこと。

また、和タンス上部のお着物収納部分は、高さをリサイズして使いたいとご希望いただきました。（こちらのリメイクについては、また改めてご紹介します！）

さて、残すは洋服タンスの洋服掛け部分と、整理タンス中段の引き出しです。

こちらからどのような家具を作るか、お客様のご希望をヒアリングしながら決めていきました。

まず、ご希望いただいたのはリビングに置ける電話台でした。タンスの扉が特徴的だったため、なるべくそちらを活かしながらリメイクさせていただくことに。

（特徴的なタンスの扉）

また、家具作りたいおっさんは2列×3段の整理タンスの引き出しを見て、「3列×2段に組み替えたらちょうどローボードのような形になってテレビ台としてちょうど良いかも」と言いました。

（今回使用する引き出し）

お客様は「えっ！そんなことができるんですか！」と驚きのご様子。

その案を気に入っていただき、並べて置くことのできる電話台とテレビ台を製作させていただくことになりました。

そして、ご新居がお近くとのことだったので、家具お引き取り後にそのままご新居の家具設置スペースを採寸しに伺いました。

家具設置予定の壁面には、お部屋の照明スイッチやインターホンのパネル、コンセントなどがありました。

その前に電話台を設置するため、電話台の高さはスイッチやパネルに被らないように、また、コンセントを塞いでしまわないようデザインを考えました。

さぁ、大きな婚礼タンスが一体どのような家具へと生まれ変わったのでしょうか。

リメイク後はこのようになりました！

婚礼タンスの面影をたっぷりと残しながら、高さを抑えたスッキリとしたリビングボードになりました♪

一体感のあるリビングボードですが、電話台部分とテレビ台部分を分けて使うこともできます。

前面にタンスの印象的な部分を用いていますが、それだけではありません。

電話台・テレビ台ともに、外側の側面にも婚礼タンスの扉を活かしました。

ちなみに、元々扉の真ん中部分が黄色かったのは、経年で変色してしまっていたそうで、リメイクを機にこちらも元通りのお色味に直させていただきました。

その他取っ手などの金具も綺麗に美装しましたよ。

タンスの引き出しにはスライドレールがついていませんでしたが、使い勝手を考え新たにスライドレールを取り付けました。

電話台は、設置時にコンセントを隠してしまわないように背面に配線用の穴をあけました。

お客様のお家に合わせて製作させていただいた、まさに”オーダーリメイク”なリビングボード。

無事にお部屋に合うかなとドキドキしながら納品させていただきました。

こちらが納品の様子です。

このお披露目の瞬間がたまりません！

配線穴の位置はちゃんと合っているでしょうか…

じゃじゃん！バッチリでした！

当日お立ち会いくださったお母様は、「この家具があると落ち着くわ〜！」と仰っていました。長年使い馴染んだ家具があると、新しいお家でもほっとしますね♪

「綺麗にしてくれてありがとう！」とも言っていただき、仕上がりを気に入っていただけて嬉しかったです。

納品当日残念ながらご不在だったお嬢様からも、後日メールをいただきました。