2021-07-29

食器棚からコーナーテレビ台にリメイク！ご家族にとっても懐かしく…

先日、食器棚をデスクにリメイクした事例についてブログでご紹介しました。

食器棚の扉と引き出しを生かしてデスクにリメイク。細部までご紹介♪

こちらのデスクは食器棚下部の木製扉と引き出し部分を生かしてリメイクしたのですが…

食器棚の部材を使用してもう一つ、テレビ台も製作させていただきました。

使用したのは、中段部分のガラスの引き戸。

お問い合わせいただいた当初は、デスクを作りたいというお話しかお聞きしていなかったのですが、家具のお引き取りに伺った際に「他の部材も何か生かせないかなぁ」とご相談いただき、テレビ台の製作が決まりました。

家具のお引き取りの際にお打ち合わせが盛り上がって追加のご注文をいただくことは多々あります。

お打ち合わせしている時のお客様は皆様とても楽しそうにされていて、私が言うのも変な話ですが「素敵なお買い物をされるなぁ」と思います。それと同時に”お客様の楽しみ”に関われることをとても嬉しく思います。

さて、ガラスの引き戸を生かしてどのようなテレビ台にリメイクすることになったかというと。

お部屋の角に置くことのできるコーナーテレビ台です。

本体をお部屋の角に合うよう型取って新規製作し、その前面に食器棚のガラス戸をあしらうことになりました。

テレビ台本体のデザインは、テレビの大きさや収納する物の大きさ、それから食器棚のガラス戸の大きさ全てのバランスを考えなければいけません。

また、ガラス戸は長年使われてきたもの特有の歪みも少しばかりあったので、開け閉めがスムーズになるよう慎重に設計する必要がありました。

さぁ、そうして丹念に作り上げたリメイクしたテレビ台は…

じゃん！

スッキリとした見た目ながら趣も感じられるテレビ台となりました！

端正なオーク材主体の本体が、味わい深いガラス戸が組み合わさることによりグッと表情豊かになります。

細身のテーパーカットの脚を取り付け、スタイリッシュに仕上げました。

内部の棚は可動式となっており、収納する物に合わせて高さを微調整することができます。

奥側の配線穴は、お客様のご希望で仕切られた空間の左右ともに開けました。どちらにも電子機器などを置くことができます。

こちらのテレビ台をお客様のご新居に納品。

お客様のご新居がこれまたとっても素敵で…ホワイト基調のお部屋がお客様のお好きな色というブルーグレーに彩られ、上品で優しさを感じるお部屋でした。

そんな空間にリメイクしたテレビ台はぴったりお似合いでした！ぜひご覧ください！

あまりにも素敵で思わず息を呑みました。

お客様も「お願いして良かったです！」と喜んでくださって、胸がいっぱいになりました。

しかも、さらに嬉しいことにお客様の息子さんもこちらのテレビ台にコメントしてくださったそうで。

「『この扉あの扉だよね。すごっ！』と長いこと眺めていました。」と後日メールで教えてくださいました。

また、先日のブログ記事（食器棚からデスクにリメイクさせていただいたお話）をお客様にお知らせしたところ、ちょうど先日息子さんがテレビ台の引き戸をご覧になって「ホントにこれ懐かしいよな〜」と何回も開けたり閉めたりされていたというお話も教えていただきました。

ご長男は「育った家は新しくなってしまったけど、懐かしい家具がほんの少しでも残っているっていいよな〜」とも仰っていたそうです。

そのコメントを受けてお客様も「そうなんだ！そんなふうに思ってくれるんだ！と、改めて家族にしか分からない、家具の歴史を感じました。」と思われたそうで…

なんて素敵なご家族だろうと心がじわっと温かくなりました。

ご家族にとってかけがえのない家具をリメイクさせていただき光栄です。

リメイクさせていただいた家具とともに、これからの毎日がお客様ご家族にとってますます素晴らしいものとなりますように。

ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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