海外製の存在感そのまま!サイドボードの強度をあげて内部をリメイク
存在感抜群のブラジル製サイドボードを、暮らしに寄り添う『使える家具』へ!強度も使い勝手もアップしたリメイクをご紹介します。
東京都にお住まいのお客様より、ブラジル製のサイドボードのリメイクをご依頼いただきました。存在感のある飾り彫りが素敵なこちらのサイドボードは、パートナーのご両親がブラジルで購入され、日本に持ち帰られたものだそうです。
サイズはW1810 D510 H850とかなりの大きさ。
マンションでは置き場所が限られること、さらに内部に虫喰いによる傷みも見られたため、使える部分はそのまま活かしつつ、サイズダウンしてリメイクできたら…とご相談くださいました。
当初は「どのくらい小さくしたい、というのは決まっていないけれど、横幅・奥行き・高さのすべてを小さくできたら…」とご希望いただいていました。ところが、お打ち合わせを進めていくうちに「やっぱり高さを低くするだけでもいいかもしれない」というお話に。
というのも、ほかにも大きな家具をいくつかお持ちだったのですが、それらを今回設置しないことになったため、このサイドボードひとつなら十分置けるスペースが確保できそう!ということになったのだそうです。
リメイク後は「CDやDVDなどをたくさん収納できるようにしたい」とのご要望をいただき、開き扉の収納スペースは残しつつ、上部の引き出しを撤去することに。
これからの暮らしに合わせ、内部を中心にリメイクさせていただくことになりました♪
ちなみに、これだけサイズの大きな家具なので、当然重さも相当なもの。搬出の際に「分解しないと運び出せないかもしれない」と事前に伺っていたのですが、できるだけそのままの状態で搬出したいと考え、なんとか運び出すことに成功しました!
搬出を担当したユリマタタいわく、「とにかく、めちゃくちゃ重たかった…!」とのことです。笑
サイズの大きさや重さだけでなく、海外製ならではの作りの特徴もあるため、一度サイドボードを分解して、家具の状態や強度などをしっかりチェックしていきます。
サイドボードの内部仕様については「縦に3つに仕切り、左と中央のスペースに3段の引き出しを作りたい」とのご要望をいただきました。
ただ、CDやDVDをたっぷり収納される予定とのことでしたので、実際に使われる際のことを考えると、奥のものを取り出すには引き出しを全開にする必要があり、その際に過度な負担がかかってしまう心配があります。
そこで、安心して長くお使いいただけるよう、しっかり補強を入れた2段の引き出しでの製作をご提案したところ、お客様にもご了承いただきました。今回はその仕様でリメイクを進めていきます♪
ここまで決まっていれば、あとは引き出しを作るだけ!と言いたいところですが、内部補強との兼ね合いもあり、引き出しの寸法を決めるのにかなり苦労したのだそうです。
製作を担当したスタッフに話を聞くと「とにかく大変だった…!」という今回のリメイク。お客様の理想を形にするため、そして安全に長くお使いいただけるよう、試行錯誤しながら作業を進めていったそうです。
そんなスタッフの想いが詰まったサイドボードが、いよいよ完成しました!
素敵な家具の雰囲気はそのままに、上部の引き出しを撤去することで高さを少し抑えました。 リサイズ後の高さはH695です。
このサイドボードの魅力でもある扉や側板の飾り彫りは、もちろんそのまま活かしています♪
内部は縦に3つに仕切り、左側と中央には2段の引き出しを。CDやDVDをたっぷり収納できるようにしました。 右側は1段引き出しでCD、その下にはLPレコードが収納できるスペースになっています。
引き出しの中には取り外し可能な仕切りも入っているのですが、強度の兼ね合いもあり、その仕様についてもスタッフとお客様でじっくりご相談。薄い仕切りで格子状にするか、厚みのある仕切りにするか…試行錯誤しながら決めていきました。
また今回は、引き出しの内寸をしっかり確保するためスライドレールを付けず、抜け落ち防止の『落ち止め』を取り付けています。 ただ、このタイプの作りはあまり例がないそうで、スタッフも「これがなかなか大変だった!」とのこと。
桟に段差をつけて、引き出しに取り付けた部品がちょうど引っ掛かるようにするのですが、隙間が広すぎてもガタつくし、きつすぎても使いにくい…という絶妙なバランスが必要な作業だったそうです。
長い時間をかけて丁寧に仕上げたサイドボード。いよいよお客様のもとへお届けです!
組み立てたままの状態で搬入するため、お引き取りの時と変わらず、これがまたなかなかの重さ…!ですが、ルーツファクトリー本部長のユリマタタ。これまで数えきれないほどの家具の搬入・搬出を経験しているので「重たいですね〜」なんて言いながらも、しっかり搬入完了!頼もしくて、かっこいいんです♪
今回のお届けにはルーツファクトリー代表の『家具作りたいおっさん』こと阪井も一緒に伺いました。代表と本部長が家具の配達に来る会社なんて、なかなかありませんよね。笑
おっさんに至っては、淡路島からトラックに家具を積んで駆けつけています。なんといっても「お客様の喜ぶ姿が見たい!」その一心です。
そして、無事に家具の設置が完了!出来上がったサイドボードをご覧になったお客様からは「元からこうだったみたい!」「引き出しが使いやすそう!」と嬉しいお言葉をいただきました♪
この度は素敵な家具のリメイクをお任せくださり、ありがとうございました!またなにかお困り事などございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。
オーダーリメイクさせていただいた家具を末長くお使いいただけますように…♪
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