お母様の足踏みミシンをリメイク!魅力あるアンティークテーブルに♪


亡きお母様が大切になさっていたミシンをテーブルにリメイク!長年ご使用されてきた風合いを感じられるように仕上げました♪

兵庫県河辺郡にお住まいのお客様から、シンガーの足踏みミシンのリメイクをご依頼いただきました。

戦前からあるミシンとのことで、お母様はいつも遺言のように「ミシンを大切にしてほしい」と、おっしゃっていたそうです。ミシン台部分に刻まれた傷などから、これまでの家具の歴史を感じますね。

シンガー足踏みミシン

お母様は「ミシンをそのまま使ってほしい」とおっしゃっていたそうですが、ミシンとしては使えないからどうしようか…と、リメイクを考えるようになったのだそうです。

お客様はお住まいのリフォームを控えておられるとのことで、ご実家に置いたままになっていたミシンを活かし、リフォーム後のお住まいで使うための飾り台にもなるテーブルにリメイクしたいとご希望いただきました♪

ミシンテーブル天板

天板の蓋を開けるとミシンが出てくるようになっているので、既存の天板を活かすとなると、蓋などすべて取り外してフラットに仕上げる必要があります。

お客様のご希望やご予算に合わせてリメイク方法はさまざまですが、なるべく本来の雰囲気を残したいとのことでしたので、既存の天板を活かして天面がフラットになるようにリメイクさせていただきます。

古い足踏みミシン

そして、こちらのミシンの特徴的な部分のひとつといえば、両サイドの引き出しの飾り彫りです。正面・側面ともに細かく立派なので、お客様としても絶対に残したい箇所とのことです♪

古いもので作りが弱くなってしまっている箇所があったので、良い状態で使い続けられるように補修をしながら残していきます。

飾り彫の入った引き出し

脚フレームを一度分解し、クリーニングした上で塗装をするのですが、ここで注意したいことがひとつ。脚フレームを新品のようにピカピカにしないということです!

古くからある良いミシンだということが分かるように、元の雰囲気を残しながら脚フレーム全体を綺麗にします。

ミシンの脚フレーム

脚には元々キャスターが付いており、動かないようにするための受けがあるのですが、受けに乗せる作業が面倒に感じるとのことで、なにか良い方法はありますか?とお客様からご相談がありました!

受けに乗せずにそのまま使うと床に傷がついてしまうので、脚の接地面をどうにかできれば…とのことです。

ミシンリメイク作業途中

接地面をどのようにすれば1番良い状態になるのか…。実は今回のミシンリメイクで1番大変だった作業は脚部分だったのだそうです。これは絶対ブログに書きたい!と思い、製作スタッフに「製作途中の写真ありますか?」と聞くと、作ることに必死で作業写真が撮れなかったのだとか…!

あまりの大変さに「同じような脚部分のリメイクをもう1回やってと言われたら大変や〜!!」と言っていたほど。しかし、ルーツファクトリーのスタッフは大変なリメイク・難しいリメイクこそ気合いが入りますので…ご依頼をお待ちしております♪笑

では早速、リメイクが完了したミシンを見てみましょう!

足踏みミシンをテーブルにリメイク

お母様が大切になさってきたミシンの雰囲気をしっかりと残しながらも、飾り台としてお使いいただけるテーブルに大変身♪

元は天板の蓋を開けるとミシンを格納できるようになっていましたが、ミシンや蓋となる部分などを取り外して穴埋めしたことで、天板がフラットになりました!

ミシンテーブルの天板を加工

そして、製作スタッフが1番大変だったと言っていた脚の接地部分は、脚の先端部分に合わせて型取った木材の土台カバーを取り付けました!これだけ聞くとそこまで大変な作業でもないように感じますが、実は脚の先端部分はすべて同じサイズというわけではないので、ひとつひとつの脚に合わせて手作業で型を作ったんです!

ミシンの脚フレームを綺麗に

ひとつの脚に対して両サイドからはめ込む形でカバーを作り、内側の見えにくい箇所にビスを打って固定しています。先端部分にぴったりフィットする土台カバーを作るために、細かい調整を何度もおこなったのだそうです。

同じサイズのものを脚の本数分作るのではなく、微妙に違う脚の形に合わせてひとつずつ製作しているので、たしかにこの作業はめちゃくちゃ大変…!その甲斐あって、仕上がりはめちゃくちゃ良い感じです♪

足踏みミシンの土台カバー

お客様が「絶対残したい」とおっしゃっていた両サイドの引き出しは、しっかり調整をおこないました。

シンガーミシンの引き出し

お客様だけでなく、亡きお母様にも喜んでいただけるように。これまで大切になさってきた足踏みミシンは、新たな形でお使いいただけるようになって戻ってきました♪

リメイクした家具の納品

細かな傷や味わい深い雰囲気を残しながらリメイクさせていただいたので、歴史あるミシンの存在を感じることができる仕上がりに。現代の家具にはないアンティークならではの魅力がありますね…♪

アンティークミシンのテーブル

お客様のお悩みポイントであった脚部分にこだわったことで、床を傷つけずに家具としてお使いいただきやすい形に。全体の雰囲気に合わせて土台カバーを製作したということもあり、違和感なく馴染んでいます。

アンティークミシンの脚フレーム

今回は足踏みミシンのテーブル部分をリメイクさせていただきましたが、メインであるミシンがそのままの状態で残っています。亡きお母様が大切になさっていた戦前からあるミシンです。

家具ではないミシン本体をどのような形で残すのか…?次回のオーダーリメイクブログでご紹介いたしますので、そちらもお楽しみに♪

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