処分予定の婚礼タンスをリサイズ！高さを縮めて圧迫感なくすっきり♪
お住まいの建て替えを機に処分することになった婚礼タンス。「父が買ってくれたものなので、リメイクして残すことができれば」と東京都府中市にお住まいのお客様からご相談をいただきました。
詳しくお聞きすると、処分の日程まで時間がありません…！
どんなものにリメイクするかは具体的に決まっていないけれど「絶対にリメイクして残したい」とご依頼いただきましたので、早速家具のお引き取りに伺います。
お父様が贈ってくれたタンスなので処分は避けたいものの、そのままのサイズでは大きくて置いておけない…とお悩みの婚礼タンスのサイズはW1350 D580 H1950。
タンスは一度設置すると動かす機会がほとんどないので、お住まいの建て替えやお引越しのタイミングで悩まれる方がとても多いんです。大型家具は搬出も搬入も大変ですからね…！
お問い合わせをいただいた際に「デスクやライティングビューローにリメイクするのもいいなぁ」とお客様がおっしゃっていたのですが、どんな家具にもリメイクできるとなると、どうリメイクするか悩みますよね〜！大切な家具に手を加えるのでなおのことです。
家具をリメイクさせていただくにあたり、お客様がどういったことを重視したいかが重要なのですが、お打ち合わせを進めていくと「タンスの元の形を活かしたい」とおっしゃっていたので、横幅と奥行きは変えずに高さをリサイズさせていただくことになりました！
リメイク後はお着物を収納されるとのことなので、内部に棚板を入れて平置き収納できるようにリメイクします！
高さ1950mmあるタンスを約半分ほどの高さまでリサイズするので、かなりすっきりとした印象になりそうです♪扉裏の鏡は不要とのことでしたので、鏡を取り外して扉をカットしていきます。
そして、今回のリメイクでもっとも注目していただきたいのが、側板のリサイズです！お預かりしたタンスの側板は『かまち構造』になっているので、フラットな側板に比べてカットが難しいんです…！
側板をカットするために新しくかまちを作り、鏡板を固定しながらリサイズ作業を進めていきました。
扉や側板だけでなく本体部分のリサイズも進んでいます！内部にあったハンガーポールを取り外したので、左右それぞれのスペースに棚板を入れます♪
今回のリメイクでは家具のサイズを変えるだけでなく、これからの使い勝手に合わせたリメイクをさせていただきました。
全体のサイズはW1350 D580 H936。横幅と奥行きは変えていませんが、高さは半分以下まで小さくなりましたよ〜！
「タンスの元の形を活かしたい」というお客様のご希望のもと、全体が綺麗に仕上がる高さにカットしているので、バランス良く仕上がっています♪
かまち構造の側板リサイズにこだわったことで、どの角度から見ても面影を感じることができるんです。
天板と台輪を新しく製作したのですが、既存のものより厚みを薄くしているので、この高さに対してちょうどいいバランスになっています。色味をしっかり合わせているので違和感なく馴染んでいますね♪
内部には可動式の棚板を左右に2枚ずつ入れたので、収納するものに合わせて高さを調整することが可能です！婚礼タンスの横幅をそのまま活かしたことで、右側のスペースはお着物が収納しやすそうです♪
扉を大幅にリサイズしたことで手掛けがなくなり、新たに手掛けを作るか取っ手を付ける必要があるのですが、お客様は「出っ張りがない方がいい」とおっしゃっていたので、扉をプッシュオープン式にして上部に手掛けを掘り込みました！
婚礼タンスの雰囲気をしっかりと活かしながらも、使い勝手を考えたリメイクとなっています♪
完成した家具をお客様の元へお届けにあがります。背の高いタンスがこんなにすっきりとした高さで帰ってきましたよ〜！
この高さであれば圧迫感を感じることもなさそうです♪お父様から贈ってもらった大切なタンスをこれからも使い続けられるようになりました！
お問い合わせから処分の日程まで時間が無く、ギリギリのタイミングで家具をお預かりさせていただいた今回のリメイク。大切な家具を処分してしまう前に間に合ってよかった…！の気持ちでいっぱいです。
この度はルーツファクトリーにご依頼くださり、ありがとうございました！またお困りごとなどございましたらお気軽にご相談ください♪
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