重厚な婚礼タンスを軽やかにリメイク!面影残しながら使い勝手良く♪


重厚な婚礼タンスを、面影を残しながら軽やかにリメイクしました!


こちらの婚礼タンスを、リメイクして今設置しているお部屋から寝室に移動したいとお客様からご相談いただきました。


奥行き・高さのリサイズをご依頼いただいた婚礼家具の和タンス


理由としては、婚礼タンスが大きすぎるため丸々一つのお部屋が塞がってしまっていて、もっとお部屋を広々と使えるようにしたいからとのことでした。


寝室に移動するためには、奥行きの縮小は必須。さらに、高さも縮めたいとご希望いただきました。


リメイクのご相談をいただいた和タンスの内部


どのようにリメイクするのが良いか確認するためにも、お客様のお家に伺ってお打ち合わせをすることになりました。


こちらがお打ち合わせ時に撮影させていただいた和タンスです。


サイズ縮小のご依頼をいただいた婚礼家具の和タンス上部


とても立派で、写真1枚では画面に収まりませんでした。


サイズ縮小のご依頼をいただいた婚礼家具の和タンス下部


寝室に設置する上で、タンスの奥行きは外寸550mm以内に、扉の開け閉めのことを考えるともっと縮めたいとご希望いただきました。


また、開き扉内部上段の引き戸部分は使っていないからその分高さを縮めたいともご希望いただきました。


開き扉内部上段の引き戸部分をカットしたいとご希望いただいた和タンス


さらに、こちらの写真を見ていただくとよくわかると思うのですが、一つ一つの部材がとても分厚く重量もかなりのものでした。


かなり厚みのある立派な引き出し前板


「奥行きも縮めたいし扉や引き出しが重いのもなんとかしたいから、もう少し薄くできたら良いんだけど…」とお客様。たしかに部材を薄くすればその分奥行きも縮められるし重量も軽くなります。


しかし、扉や引き出しの前板を削りだして薄くするのは、できなくはないのですがとんでもない作業になります。


それよりは、厚みの薄い材料を使って新しく作り直す方が現実的。ただ、扉や引き出しの前板を新しい材料で作ると今度は見た目が変わってしまいます。


お客様は見た目は変わっても良いと仰っていたのですが、セットの婚礼整理タンスと並べて設置するともお聞きしていたので、なんとか面影を残しながらリメイクする方法はないものかと考えを巡らせました。


面影が残るようリメイク後も使うことにした婚礼タンスの側板


そこで辿り着いたのが、本体に既存の側板を生かし、扉や前板は新しい材料で作るという方法。


実はタンスの高さや奥行きをリサイズする場合、既存の側板を生かすのはけっこう大変だったりします。というのも、加工をするにはまず全て分解しなくてはいけないのですが、側板は分解する際に割れなどが出やすいのです。


とても大変ではあるのですが、面影を残しながら使い勝手が良くなるようにと、元祖リメイク家具屋の底力を発揮しました。


さぁ、果たしてどのように仕上がったのでしょうか。リメイク後の姿はこちらです!


リメイクして高さ・奥行きが縮まり、部材の厚みを抑えて軽やかになった和タンス


扉や引き出し前板をオーク材で作り直し、ガラリと雰囲気が変わりました!


が、ちょこっと横を向くと・・・


側板を生かし面影が感じられる和タンスのリメイク


いかがでしょう、婚礼タンスの面影がしっかりと残っています。


扉や引き出しに入っているウォールナットのアクセントラインもお洒落ですよね。


面積の広い扉が単調になってしまわないよう入れたアクセントライン


ルーツファクトリー代表の家具作りたいおっさんは、「平らな扉だと面積が広いのでのっぺりとしてしまいそう、かといって飾り彫を入れるとなったらそれなりに厚みもないといけないし重くなってしまうし」としばらく悩んでいたのですが…いやはやこんな素敵なアイデアが出てくるとは!


扉や引き出しを開けた内部はこのようになっています。


リサイズした和タンスの内部


上段の引き戸部分がなくなり高さを抑えることができました。


また、奥行きも最大限縮められるよう、金物の取り付け位置も調節しました。


奥行きを極限まで縮められるよう扉の金物の位置も調節


こちらのタンスを、お客様のお家に納品!当初からご希望いただいていた寝室に搬入しました。


まずは下部の引き出し部分を搬入し…


リメイクした和タンスの納品の様子


その上に開き扉部分を設置!


リメイクした和タンスの納品の様子 上部を設置


そして、オープン!


お客様の寝室に納品させていただいたリメイク後の和タンス


奥様と旦那様が立ち会ってくださったのですが、お二人とも「おぉ〜!すごい!」「お洒落!センスいい!」と喜んでくださいました。


サイドから見てみると、この通り。婚礼家具セットの整理タンスと側板の木目が揃っていて、統一感があります。


リメイク後の和タンスは、婚礼家具セットの整理タンスと並べて統一感のある仕上がり


お客様から「このタンスをどうすればいいか悩んでいたけど、思い切ってリメイクして良かったです」と言っていただけました。


リメイクして寝室に設置することができた和タンス


ルーツファクトリーが家具作りで一番大切にしていることは、「使う人にとって心地よいかどうか」。


リメイクにおいては、「お客様がどうしてその家具をリメイクしようと思ったか」ということにも着目して製作しています。


お客様のご希望に合わせてリメイクの方法を考えていくので、どうぞなんでもお気軽にご相談ください(^^)





ユリマタタ
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ


素敵に大変身!思い出の婚礼箪笥(婚礼家具)のリメイク実例をご紹介!

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