突き板って何?天然木の豊かな風合い&扱いやすさ◎な突き板家具について


家具を選ぶ時に、見た目のデザイン以外にも気になることってたくさんありますよね。


「このテーブルとこのテーブル、似てるように見えるけど、値段の差はなんだろう。」


とか。





値段の差の決め手となっている一つには、


無垢材を使っているか、突き板を使っているか?


ということがあります。家具屋さんで見る時には、値段の差で「無垢材家具の方が『イイもの』」と思っちゃうこともあるかと思いますが、それぞれに特徴・良さがあります。


無垢材家具については以前ブログでご紹介したので、ぜひそちらをご覧ください♪

「一生もの」と言われる無垢材家具の特徴や魅力。どんな家具がある?



今回は、「突き板」を使った家具について、ご紹介したいと思います!

突き板とは


突き板とは、天然木を0.2mm〜0.6mm程度にうすーくスライスしたもののこと。合板などに貼り付けて使用されます。そして、それを芯材の表面に貼り、家具を化粧します。


ちなみに、突き板を使用する家具の構造には、木で枠組みをつくる「フラッシュ構造」と、MDFやパーティクルボードなど板で土台をつくる「ベタ芯構造」があります。




ところで、突き板の技術は17世紀頃から発達して、海外のアンティーク家具にも使用されているものが多いのだとか。それを知った私は、いろんな家具を分解してみたい衝動にかられたりしてます。笑

突き板家具の特徴


突き板家具は、天然木の豊かな風合いを感じられながら、機能面も充実していて取り扱いがしやすいです。





まず、軽い。


特にフラッシュ構造でつくると、中に空洞ができるのでかなり重量を軽減できます。


例えばキャビネットなどの箱物は、全部無垢材でつくったりしたらとんでもない重さになっちゃいますよね。


FJシリーズのリビングボードFJ-LBD180


テーブルなども、お掃除や来客時などに動かしたいなと思うなら、突き板家具の方が気軽に動かせるかもしれません。


また、突き板家具は反りや割れなどの心配がありません。





ちなみに、どうして無垢材が反ったり割れたりしてしまうかというと、天然木は、木が含む水分量が少ないと縮んで、多いと膨張するみたいなんです。それで、厚みがあるとその分中側と外側で水分量が違ってくるため、歪みや割れにつながるようです。


薄くスライスされて水分量が均一になった突き板は、反りや割れが起こることはありません。


といっても、まぁ無垢材家具もこまめにオイルメンテナンスなどすることで、そういったトラブルを防げますけどね(^^)

突き板を使ったROOTS FACTORYのオリジナル家具


さて、突き板の説明を一通りしたところで、ROOTS FACTORYのオリジナル家具で突き板を使っているものをご紹介したいと思います!


無垢材と突き板って、ぱっと見ただけでは見分けがつかないものも。

分厚い天板がかわいらしい♪「RAKUDAKANGAROO coffeetable」


分厚い天板と華奢な脚の組み合わせで浮遊感がなんとも独特な「らくだカンガルー コーヒーテーブル」。



分厚いウォールナット天板とカラフル凸凹フレームのコーヒーテーブル「RAKUDAKANGAROO」¥52,000(税別)〜


天板の厚みが50mmとかなりの存在感です。


これだけ厚みがあると、無垢材だとけっこう重くなってしまいます。こうしたデザインを叶えられるのは突き板ならではですね!

大きな天板も一枚板のように。「FJ-DTB Dining Table」


もう一つ、テーブルのご紹介。


オーク×黒皮アイアンが無骨でカッコイイ「FJシリーズ」のダイニングテーブルです。



オークと黒皮アイアンのダイニングテーブル「FJ-DTB」¥75,000(税別)〜


流れるようなオークの木目が魅力的ですね。


実は、無垢の場合は板のサイズが大きくなるとかなり希少になるので、「はぎ」と言って何枚かの板を継ぎ合わせて製作することがあります。


↓の写真、もしかしたらわかりにくいかもしれませんが、無垢ウォールナットをはぎ合わせて製作したテーブルです。





実はこの「板はぎ」という作業がけっこう手間で、金額が高くなってしまうので、そういったコストを抑えられるところも突き板テーブルの魅力の一つかもしれませんね。




木の魅力たっぷり!無垢材&突き板の「FJ Cupboard」


最後にご紹介するのは、こちら。前のテーブルと同シリーズ「FJシリーズ」のカップボードです!



「FJ Cupboard」¥162,000(税別)


テーブルと同様「オーク×アイアン」がテーマになっているんですけど、見てください、細い脚で支えられたボディは、こんなにも大きくしっかりとしているのに重苦しさゼロです。


実はこちらは、無垢材と突き板、どちらも使っているんです。


ガラスフレームや引き出しの前板には無垢材を、





内部や側板などには突き板を。




適材適所。木の魅力をたっぷり感じていただける仕上がりとなっています。

突き板家具もリメイクOK!お気軽にご相談ください♪


以上、ROOTS FACTORYのオリジナル家具のご紹介でした!まだまだ他にもあるので、ぜひオンラインショップを覗いてみてくださいね♪


ところで、時々家具のリメイクについて「無垢材ではなさそうなんですけど、リメイクってできますか?」とお問い合わせいただくことがあります。



もちろんです!!



家具をリメイクし続けて十数年のROOTS FACTORYでは様々なリメイク方法を心得ています。



↑芯材の膨張によって表面に膨らみができてしまったお客様の突き板テーブルをリメイクしたことも。


お客様の家具に合ったリメイク方法をご提案しますので、どうぞお気軽にご相談くださいね(^^)


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ユリマタタ
ルーツファクトリー東京店長
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