2017-08-30
オーダーメイド
オフィスに4mのDJブースを作ったらお客さんが倍増した!?その②
オフィスを引っ越してから、お客さまが激増したというWeb制作会社のAMRさん。オフィスでお客さまと打ち合わせすることが増えたそう。たしかにAMRさんのオフィスは綺麗だし居心地いいし、ついつい来たくなっちゃいそう!
こんな素敵なオフィス、どうやって作ったんだろう!?どんなこだわりがあったんだろう!?AMR代表の近藤さんと高橋さんに直撃インタビューしました!
目次
当初の予定は「無難なオフィス」だった!?
「今日はよろしくお願いします!たくさんルーツファクトリーの家具を使っていただいていますが、(オフィスを作る上で)ココにこだわった、というポイントはあるのでしょうか。」
「けっこうね、阪井さんに託したようなところがあって。最初は、当たり障りなくしよう、無難なオフィスにしようとしてたんだと今になると思います。」
「えっ!そうなんですか!?」
・・・ユリマタタは初っ端から、ビックリ!「無難なオフィス」にどうして、4mのDJブースなんてパンチの効いたものができたんだろう??疑問に思いながらお話を伺っていると、4mのDJブースが誕生した経緯のお話しが出ました。
「DJブース作りませんか?」既成概念を壊す提案
実はもともと、音楽が好きで趣味でDJもされていたというお二人。レコードが並んでいるカフェのようなオフィスに憧れていたけど以前はオフィスが狭く到底無理だった。そこで引っ越しする際に、DJ機材をオフィスに置くことに、
でも、最初考えていたのはオフィスの片隅に置く程度。その置き場所を含め、全体のレイアウトを悩んでいた時にルーツファクトリーをご紹介頂いて、家具作りたいおっさんが打ち合わせに参加することになったんだそうです。
「阪井さんに初めて会った時、最初にそれまでの経緯や、DJ機材を置く場所を迷っている等の説明をして、その後ヒアリングがはじまりました。なぜDJ機材を置くんですか?お二人は何が好きなんですか?といった事を聞かれました。」
「二人とも音楽が好きで、出会いもそんな感じで、クラブとかも行ってましたっていうような、一見仕事と関係なさそうな話をして…今思い返したらその話が起点になった気がします。」
「仕事と関係のない話が起点になったんですか?」
「そうそう、それが大きかったな、好きなものを引き出してもらえたっていうのかな。話を聞いた後、少し考えてから阪井さんが突然、
『DJブース作りませんか?ど真ん中にでっかいの。』
と提案してくれたんです。ドカン!と衝撃を受けました。僕たちの“オフィスっていう既成概念”をイイ感じで壊してくれた。そこが何よりも大きかった。」
「DJブースをど真ん中に作ることになったのは、阪井(家具作りたいおっさん)の提案がきっかけだったんですね!」
DJブース誕生の経緯を知って、改めてまじまじ眺めていると、本当に大きい。このDJブースに大きな意味がありそうなことは分かったものの、こんなに大きいとスペースも取るし、その辺は大丈夫だったのかな…
ただ大きいだけじゃない!実は考え抜かれた機能性!!
そんな心配をしていると、近藤さんが突然DJブースに手を伸ばしました。
え?え?えぇー!!!!Σ(・□・;)
「実は下は収納になってるんですよ。これも活躍してるんですよ。建物に収納スペースがないので倉庫代わりになって、すごくありがたかったです。」
「ちなみにこのDJブースはプレゼンする時に使ったりもします。上にプロジェクター置いて。大きいから全体が見渡せる。」
「天井が高いっていうのがここの特徴だったんで、それを活かしてアイデアを出してくれてるんですよね。なかなか自分では発想わいてこないですよね。」
「すごい!!奥深い!!」
ただ大きいだけじゃなかった!!機能性もバッチリ備わってる!!好きなものをただ目立つように作ったわけじゃなく、どう活かすか考えながら作られていたんですね!
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6mのオフィスデスクも!その大きさには理由があった!
ユリマタタがDJブースの奥深さに感動していると、「机も・・・」と話しはじめた近藤さん。
「あ!6mのオフィスデスクですね!?」
そう、AMRさんにはDJブースともう一つ、巨大な家具、オフィスデスクがあります。なんと全長6mもあるオフィスデスク!
「(6mデスクも)最初の企画では、2つの山に机が分かれてたんです。(1つにつなげるという)発想がなかった。だって搬入できる大きさではないですからねw
山が離れちゃうと全然話がつながらないけど、くっついてると何の会話をしてるかとかがわかる。社内のつながりを大事にしたい。って話してたら
でっかいデスク、つくりましょう!中で組みましょう!
って提案してくれて、え?そんなのありなんだ!とびっくりしながらも(提案)すごく気に入って、それでいこう!となりました。」
「ほわーっ!!オフィスデスクも、ただ大きいだけじゃなくて、社内のつながりのことまで考えて作られていたんですね!!」
この後もこのエキサイティングなインタビューは続きました。近藤さん、高橋さん、貴重なお時間頂き、本当にありがとうございました。
オフィスから伝わる会社の魅力
お話を伺う前は、オフィスを「落ち着くなぁ」「面白い家具がたくさんあるなぁ」となんとなく眺めていたけど、お話を伺ううちにオフィスの魅力だけでなく、AMRさんの魅力を感じました。
AMRさんの魅力にすっかり引き込まれたユリマタタ。AMRさんのオフィスに到着するまでは「うまくインタビューできるかな」とガチガチしていましたが、最後にはすっかり緊張がとけ、こんな写真まで撮影してもらっちゃいました!
高橋さんは、インタビュー中にこのように仰っていました。
「阪井さんは、お客さんが来た時に、会話が弾んで、個性が伝わって面白みを感じてもらったりとか、興味を持ってもらえるような、そんなストーリーを描いてつくってくれたんちゃうかな・・・
我々みたいなちっちゃいところって、安心感がない、最初は。とりあえず事務所きてもらったら、感じてもらえる。ちょっと安心、ちょっとオシャレ、何もないところから、そういう印象をもってもらうだけでも、仕事的に大いにプラスになる。」
オフィスを引っ越してお客さんが激増したのは、「オフィスからamrさんが伝わるようになった」からだったんですね!綺麗で居心地がいいも大事だけれど、もっと大切なことがあるんだな・・・
AMRさんのオフィスで、たくさんのお話を伺って、実感しました。
インタビューを終えて。家具作りたいおっさんの考え
ところで、高橋さんは「阪井さんは、ストーリーを描いてつくってくれたんちゃうかな。」と仰っていましたが、実際はどのようなことを考えて作ったのでしょうか。気になったので直接聞いてみたところ、家具作りたいおっさんは言いました。
「AMRさんのオフィス作りの打ち合わせに参加した時、DJ機材の話が出た。話の中で、それが近藤さんと高橋さんの大きな個性やなと感じた。そこで、『それを前面に出してみたらどうでしょう?』と提案したら、『え!いいの!?』という答えが返ってきた。
『もちろんです!むしろその方がお客さんにも喜んでもらえると思います!』とお伝えしたら『じゃあやりたい!』というところからAMRさんのオフィス創りはスタートした。自分の事だとどうしても遠慮しがちやけど、その人独自の『個性』『楽しさ』『創造性』はお客さんにも伝わるし、それが一番の魅力だったりするねん。」
さらに、家具作りたいおっさんは言います。「ヒアリングでは、無茶でも非常識でもいいから、とにかくお客さんの『欲しい』を掘り起こす事に専念してる。そしてそれに対して俺の感覚とかアイデアとかを全力でぶつける。それがセッション。
AMRさんは、俺を信じて大切なオフィスを託してくれた。そうしたら次はつくり手としての真剣勝負がはじまる。いかにそれを機能的に、契約ではカバーできない『隙間』の部分を最良で埋めるか。そこに専念する。
遊び心も奇抜なアイデアも、根底の部分が見た目だけ、上辺だけやとまったくしょうもない。非常識に見えてもそこにちゃんと『根っ子』があるかどうか、それで全然意味が変わる。それが大事やねん。」
深い思いをカタチに。
AMRさんの取材を終え、家具作りたいおっさんの話を聞き、ユリマタタは考えました。
ルーツファクトリーの家具は、個性的なものばかりです。思わず、「どんなこだわりがあったのかな。」と考えちゃうものばかり!でも、そうやって興味をひかれるのは、ただ物珍しいから、ただ奇抜だからというだけじゃないんだな~。
お客さまの深い思いがあって、その思いをカタチにするために緻密にデザインされていて、だからこそ伝わるものがある。
この写真は、AMRさんのオフィスを作るときに作ったというDJブースの模型です。実は、他にも何枚も色んな角度から撮った写真があって、考えに考えられた家具なんだというのが、伝わってきました。
大胆なデザインに見えたDJブースも、緻密に緻密にデザインされていた。そうやってオーダーした人の深い思いがカタチになっているからこそ、グイグイと引き込まれたんですね!
ユリマタタ、納得☆☆
新しい発見だらけの「家具の旅」取材エピソード!まだまだ続きます☆
素敵なオフィスでワクワクするお話を聞くことのできたAMRさんの取材!最高でした!近藤さん、高橋さん、ありがとうございました!
そして!「家具の旅」取材エピソードはまだまだあります!「家具の旅」ではお客さまに取材する度、たくさんの新しい発見がありました!最高なお話ばかりなので、どうぞお楽しみに!
「家具の旅」取材記事 第1弾↓↓↓
「家具の旅」取材記事第3弾↓↓↓
「家具の旅」 あらすじ↓↓↓
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ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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