食器棚が梁下に収まるよう高さリサイズ!仕様合わせ引き戸を新規製作
食器棚の高さをリサイズさせていただきました。
お問い合わせくださったお客様は、ご新居へのお引越しを機に新しく食器棚を購入されたそうなのですが、設置場所に梁があり、その高さと食器棚の高さが合わずに設置ができずにいるとのこと。
梁に当たって家具が設置できない…タンスや食器棚など大型家具においてよくご相談いただく内容です。
ほんの少し高さを低くする程度であれば、家具の本体(収納部分)はそのままに、天板や台輪をカットするだけで解決できたりもするのですが…今回は、20cm程度縮める必要がありそうとのことでした。
食器棚は元々、上部が引き戸の棚板収納と調理家電などがおけるオープンスペース、下部が引き出し収納となっているものでした。
縮めるのであれば上部の棚板収納部分を縮めたいとご希望いただき、家具をお引き取りに伺う際にどのように加工するかお打ち合わせすることになりました。
お伺いすると、食器棚はキッチンとは別のお部屋に仮置きされていました。
食器棚が一部屋を占領してしまっている状態…早くキッチンで使えるようにしてお客様にご新居で快適に暮らしていただきたい!と強く思いました。
さて、食器棚を設置するキッチンはこのように向かって右側に梁が出ていました。床から梁までの高さは1885mm。
食器棚の高さは、下部が905mm、真ん中の天板の厚みが30mm、上部(オープンスペース含む)が1130mmありました。
キッチンの梁までの高さと食器棚の高さの差はH180。そこで、なるべく収納部分を減らさずに済むように、なおかつクリアをみてH190縮めることになりました。
お客様のご希望通り上部の引き戸部分をリサイズすることになり、上部のみお預かりしました。
さて、ここで一つ問題が。
家具をお引き取りする際にもお客様にお伝えしていたのですが、このガラス戸をリサイズするのはかなり大掛かりな作業となってしまいそうでした。
そのため、お客様のご予算内で収めるためにも今回はガラス戸の代わりに木製扉を新規製作することになりました。
なるべく元の雰囲気と近くなるよう、引き戸の表面は下部の引き出し前板の化粧材と合わせます。
化粧材のカタログから近しいものをお客様にお選びいただきました。
さぁ、そうしてリメイク完了したものがこちら。
本体は上部からカットし、元と同じ仕様になるよう再組み立てしました。
レール機構も元のものをを活かせるようにリメイクしました。
また、新規製作したウォールナット調の引き戸には、ステンレス製の引き手を取り付けてモダンな雰囲気に。
ガラス戸とはまた違った味わいながら、スッキリとお洒落に仕上がりました。
こちらの食器棚上部をお客様のお家にお持ちして、下部と組み立て&設置していきます。
こちらが食器棚の設置場所。
まずは、仮置きされていたお部屋から食器棚の下部を運んできて、レンジ台部分の天板を組み付けました。
ルーツファクトリーで作った家具ではないのに、家具に空いているネジ穴や金物の種類などを見るだけでスイスイと組み立てていく家具作りたいおっさん(ルーツファクトリー代表)。過去幾千もの家具を分解&組み立てしてきただけあります。
そして、上部も連結して、いよいよ設置場所に収めていきます!
写真を撮影する位置からは梁と食器棚との間に隙間が無いように見えて、無事収まるのかとドキドキしちゃいました。
でも、もちろん大丈夫!ばっちり収まりました!
新しく製作した引き戸も、全体とイイ感じに馴染んでいます。
内部も棚板2枚を自由度高く配置できて使い勝手が良さそうです。
いや〜、このぴったり感、気持ちいいですね〜!
お客様が気に入って購入された食器棚が、無事にキッチンでお使いいただけるようになって何よりです。
こういった経緯で家具のリメイクをご依頼いただくことはとても多いです。お部屋に家具が収まらない!という時は、諦めてしまう前にどうぞお気軽にご相談くださいね。
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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