思い出のダイニングテーブルとこれからも。新居に合わせてリサイズ
新居には大きいけれど、これからもずっと使い続けたい。そんな想いを込めて、ダイニングテーブルをリサイズしました♪
今回ご依頼くださったのは、大阪府茨木市にお住まいのお客様。戸建てからマンションへのお引越しを控えていて「食器棚とダイニングテーブルが少し大きすぎるかも…」とお悩みだったそうです。
そして今回は、いよいよダイニングテーブルのお話です。
天板のサイズはW1800 D900。大人6人がゆったり囲める、大きくて立派なテーブル。ご家族みんなで食卓を囲んだ思い出がたくさん詰まっています。
けれどお引越し先のダイニングには少し大きすぎてしまう…。でも「このテーブルだけはどうしても手放したくない」──そんなお気持ちから、リサイズをお考えになったのだそうです。
長年使われてきた家具は、もはや”家族の一員”のような存在。どんな日もそばにあったからこそ、愛着が生まれるんですよね。
「新しい暮らしでも、この家具たちと一緒に過ごしたくて…」とお話しいただいたとき、私たちまで心がじんわり温かくなりました。
今回は「横幅を小さくしたい」とのご希望。奥行きはそのままに、横幅を1800mmから1200mmへとリサイズします。
60cm縮めることで、6人掛けサイズから4人掛けへ。新居のスペースにちょうど良いサイズ感で、これからも安心してお使いいただけるようになりますよ♪
雰囲気はそのままに、既存の脚を活かしてサイズを変えていく──。大切にしてきたテーブルだからこそ、面影を残すことを心がけました。
天板をカットするにあたり、まずは脚と幕板を外していきます。改めて見ると…やっぱり大きい!長年ご家族を支えてきた存在感がありますね。
端からカットして小さくした後は、木口に元と同じような面取りを施し、自然な仕上がりに整えていきます。
このテーブルは幕板付きだったので、天板に合わせて幕板もリサイズする必要がありました。全体のバランスを見ながら丁寧に調整していきます。
そうして完成した姿がこちらです!雰囲気そのまますっきりコンパクトになりました♪
幕板をリサイズする際、天板と同じように端からカットすることが多いのですが、この幕板は端と中央で高さが違っていたんです。端からカットすると全体のバランスが変わってしまいます。
そこで今回は、幕板の中央部分をカット。そうすることで、元のデザインを損なわずに、きれいなバランスを保つことができました♪
もちろん、強度面もしっかり確保。幕板同士を継ぎ合わせた部分の裏側には補強材を充てて、安心して長く使えるように仕上げています。
天板下なので、普段お使いのときに目にすることはありません。けれど、こうした見えない部分が家具の寿命を大きく左右するんです。
木口の仕上げは、もともとの雰囲気と変わらないよう丁寧に。「カットしたなんて言われてもわからない!」と感じていただけるくらい自然な仕上がりを大切にしています。
サイズが変わっても、家具が持つ空気感や安心感はそのまま。だからこそ、新しい暮らしの中でも落ち着いて使っていただけるんです。
さらに今回は美装もご依頼いただきました。全体をサンディングして再塗装することで、長年のご使用でついた細かな傷もすっかりなくなり、色味も均一に。まるで新品のように生まれ変わりました♪
脚はもともと分解できる仕様でしたので、分解した状態でご新居へお届けに。横幅がすっきりしたテーブルと、お客様との再会です。
お届けした日はちょうどお引越し直後。
まだダイニングのレイアウトはこれからとのことでしたので、ひとまず組み立てをさせていただきました。実際に設置してみると…「ちょうどいい!」と感じるサイズ感。圧迫感がなく、すっきりお部屋に馴染んでいました♪
そしてそして…!
お届けした写真を見て「ん?」とお気づきになった方もいらっしゃるかもしれません。実は…カットして残った天板を使って、もうひとつテーブルをお作りしたんです!
大切な家具を余すことなく活かすリメイク。こちらは次回のオーダーリメイクブログで詳しくご紹介しますので、どうぞお楽しみに♪
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