42年前お家に合わせて作った下駄箱を窓辺の長テーブルにリメイク♪
下駄箱から、二つの家具にリメイクさせていただきました。
一つはテーブル、もう一つはキャビネット。今回のブログでは、そのうちテーブルにリメイクさせていただいたお話をご紹介します。
リメイクのご相談をいただいたのはこちらの下駄箱。
天然木の流れるような木目が美しい趣深い下駄箱です。
こちらは、42年前に建てたお家に合わせてお客様のお母様がタンス職人さんに注文して作ってもらったものだそうです。
もうじき、そのお家が取り壊し予定とのことで、立派な天板の下駄箱をお客様のお家で使うことのできる家具にリメイクできたら…とご相談いただきました。
お客様のご希望は、下駄箱の天板を生かしたテーブル。
「細長い天板だけど、(テーブルは)窓際に置きたいからそのままのサイズで使い、天板に合わせて脚を作ってほしい」とご希望いただきました。
下駄箱のような「箱物家具」と呼ばれる家具の天板を、テーブルの天板に使用する場合には注意が必要です。
違う使い方をするということは、部材への力のかかり方も変わります。そのため、使い方を変えても問題が出ないように補強を入れたりあるいは構造を変えたりしなくてはいけないことも。
今回の場合は、天板裏にテーブル脚を取り付けるにあたり、取り付け部分の内部が空洞になっていたため、補強する必要がありました。
さて、ここが”オーダーリメイク”の難しいところでもあるのですが、元の家具の構造がわかったとして、それだけで補強方法が決まるわけではありません。
「どのような脚を取り付けるか」によっても必要な補強は変わってくるのです。
ルーツファクトリーの家具のリメイクは、カタログなど決まった様式からパターンを選んでいただくものではなく、お客様のご希望をヒアリングしながら一からデザインを考える、お客様のためだけの”オーダーリメイク”です。
そのため、家具の仕様×お客様のご希望でデザインは無限大となります。
お客様のご希望を叶えられるよう家具の仕様に合ったリメイクを考えるのは大変なことですが、その分仕上がりも納得できるものとなります。
さぁ、今回はどのようなテーブルに仕上がったのでしょうか。リメイク後の姿はこちらです!
下駄箱の天板サイズはそのままに、テーパーカットの丸脚を合わせてスタイリッシュなテーブルにリメイクしました。
お客様から「スッキリとシンプルな雰囲気が好き」とお聞きしていたので、脚は天板の色味に合わせて塗装し、統一感のある仕上がりに。
天板も、旧塗膜を剥がして磨き直し、ウレタン塗装でマットに仕上げることにより、面影を残しつつモダンな雰囲気に。
お客様のお家に納品させていただくと、これまたお部屋にとってもお似合いでした♪
景色を一望できる窓辺に設置。なんて素敵なんでしょう。
窓辺でティータイム、憧れちゃいます(*´∀`*)
お客様は「私の希望に叶うもので、心から嬉しく思います!」と喜んでくださいました。何よりです!
同じく下駄箱からリメイクさせていただいたキャビネットについても、後日ご紹介しますね。
どうぞお楽しみに!
(下駄箱からリメイクしたキャビネットについてブログアップしました↓↓)
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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