お客様からのご要望
・婚礼タンスをリビング用の家具にリメイクしたい
・婚礼タンスの雰囲気は残したい
製作コンセプト
・幅はそのまま活かし、高さや奥行きを縮める
・扉の模様を活かすため、カットした扉の片側を本体の側面にも使用
・リビングボードとして使い勝手が良くなるよう天板と底板を加工する
・元の引き手を移設する
・内部は補強して棚板を設置する
婚礼タンスの扉下部に施された飾り彫を生かしリビングボードにリメイクしました。
3枚扉の洋服タンスの雰囲気は気に入っているけれど背が高い家具は不安だし、洋服収納としては使わなくなるからリビング用の家具にできたら、とのご相談でした。
幅はそのままに、高さや奥行きを縮めてリビングボードとして使い勝手が良くなるようにリメイクしました。
タンスの扉には飾り彫りがあり、お客様はそれを気に入っているようでしたが、高さを縮めると、上下どちらかの飾り彫をカットすることになってしまいます。
そこで、カットした扉の片側を、本体の側面に使うことにしました。
元が扉だったとは言われないとわからないほど自然です。
扉は上部を使用したのですが、元々引き手は扉の中央に付いていましたが、扉を開けやすいように元の引き手を移設しました。
タンスの天板は上に物をのせられるように作られておらず、また、仕上げもされていないので加工をする必要がありました。
そのため、天板の見附部分を一度切り離し、天板を加工後に再度接着、底板もそのままだと厚みがありすぎるので高さ方向もカットして加工しました。
タンスのデザインが生きていて、かつ全体のバランスも綺麗になり、お客様のお気に入りの曲線がかった見附け部分を活かし天板のカーブを活かしたリビングボードになりました。
内部は補強して、棚板を設置しました。
お部屋のリノベーション後の床材や壁材のイメージに合わせて元のタンスのデザインを生かしたリビングボードになりました。
【家具のリメイクについてのよくあるご質問】はコチラ
R361:婚礼家具の洋タンスを雰囲気残しリビングボードにリメイク
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