違い棚を綺麗にレストア。金具の使われていない扉はパーツ製作から…


扉や引き出しが外れてしまったという違い棚をレストアさせていただきました。


こちらが、お客様からお預かりした時の違い棚の状態です。


扉や引き出し前板が外れていた違い棚


大きさはW790 D355 H945でした。


下部の扉や引き出しの前板が外れてしまっています。


外れてしまっていた引き出し前板


また、その他にも天板が垂れてきて引き戸の開け閉めがしにくいなどの不具合もありました。


天板が垂れてきて開け閉めのしにくかった引き戸


ちなみにこちらの違い棚、お客様曰くかなり昔の家具とのことで金具が使われておらず、扉を開け閉めする機構も蝶番ではなく木製の軸が通してある物でした。


金具の使われていない扉


木製軸が折れており、軸を支える本体部分も割れており、そのため扉が外れてしまっていました。


また、塗装に傷みも見られ、特に中段の棚板にはシミがついていました。


違い棚の塗装の傷み


果たして元通り綺麗に直すことはできるのでしょうか。


それではさっそく修理後の写真をご覧ください。


修理後の違い棚


壊れていたとは信じられないくらい綺麗になりました!


外れてしまっていた扉は、本体部分の割れを直し、軸部分も元と同様に木製で作り直しました。


外れてしまっていた扉や引き出し前板を修理した違い棚


引き出しも、前板を組み直して圧着し、しっかりとくっつけました。


シミのあった棚板はシミが取れるまで削り、そして全体を既存色に合わせて塗装し直しました。


木の味わいはそのままに、全体に綺麗な艶が蘇っています。


全体を塗装し直して綺麗な艶が蘇った違い棚


ところで、修理前と比べて天板が厚くなっているのにお気づきでしょうか。


実はこちら、お客様が天板の上にお仏壇をのせる予定と仰っていたので、補強のために既存の天板の上に被せる形で取り付けました。


修理して天板の垂れを矯正することはできたのですが、構造上、上に重さのある物をのせると再び垂れてくる可能性がありました。


天板補強のためにつけた蓋


天板のサイズに合わせて蓋状の物を作って被せることで、元の天板自体に荷重がかかりにくいようにしました。


綺麗に修理され強度もアップした違い棚、これからまた末長くお使いいただけることと思います♪


さて、そして違い棚の上に置くお仏壇についても、製作をルーツファクトリーにお任せいただきました。


お仏壇はお客様の婚礼タンスからリメイクさせていただきました。次回、そちらを詳しくご紹介しますのでぜひチェックしてください♪





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