古い食器棚・昭和の食器棚・水屋箪笥のリメイク実例【特集】

使わなくなった古い食器棚や昭和の食器棚、水屋箪笥。長年使われていたものや、譲り受けたものを、「この先も残したいけれど、今の暮らしには合わない」「どう活かせばいいだろう」と感じている方も多いかもしれません。
大切な家具だからこそ、処分せずに残したい。そんなときの選択肢のひとつが、家具リメイクです。サイズ調整だけでなく、今の暮らしに合わせてリメイクすることで、これからも使い続けることができます。
この記事では、古い食器棚のリメイク方法や加工、リメイク実例をご紹介します。大切な家具を使い続けるためのヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。
古い食器棚はリメイクできる?状態に応じた加工やリメイク方法を解説
古い食器棚や水屋箪笥は、経年による傷みや不具合が見られることもあり、「もう使えないのでは…?」と感じる方も少なくありません。ですが、家具の状態を見極め、一つひとつに合った加工を行うことで、リメイクできるケースは数多くあります。
ここでは、家具の状態によって異なるリメイク方法や加工について、実際の事例をもとにご紹介します。
家具の傷みが大きい場合は修繕・修復し、使える状態に戻す
長年使われてきた食器棚や、長期間使われずに保管されていた水屋箪笥は、傷みや不具合が見られることも少なくありません。木材の傷みや割れ、背板・棚板の浮き、金具の不具合など、そのままでは日常使いが難しい状態になっていることもあります。
こうしたケースでは、まずは傷んだ部分を見極め、必要な補修や修復を行い、家具として安心して使い続けられる状態へと戻します。

内部に割れや欠けが見られた水屋箪笥のリメイク事例では、一部は朽ちていたため、傷んだ部分を取り替えながら補修を行いました。
もとの風合いを活かしながら丁寧に修復することで、再び日常使いできる家具へとよみがえりました。

家具の状態が良い場合は再塗装・調整で気持ちよく使える状態に整える
大きな傷みや破損がない食器棚は、大掛かりな修繕を行わなくても、再塗装や建て付けの調整によって、気持ちよく使い続けられる状態へと仕上げられます。
40年使われた食器棚を再塗装・調整した事例では、外観を磨き、塗装をやり直すことで、塗装の剥がれや色褪せが目立たない美しい仕上がりになりました。あわせて扉の建て付けも調整し、見た目だけでなく使い心地も改善しています。

外観を活かしつつ、内部を作り替えて強度と使い勝手を向上
古い食器棚の外観はそのままに、内部だけを作り替えることで、強度や使い勝手を高める方法もあります。
例えば、本棚として使う場合は、本の重さに耐えられるよう内部構造を補強することが大切です。屋久杉の茶棚を本棚へリメイクした事例では、内部に新たな箱構造を設けることで、本の重さにも耐えられる強度を確保しました。

また別の事例では、収納するものに合わせて棚の高さや内部構造を見直し、用途に合わせた収納へとリメイクしました。

サイズや仕様を調整して今の暮らしに合わせる
古い食器棚を使い続けるために、設置場所や使い方に合わせてサイズや仕様を見直すこともできます。
奥行きをコンパクトにし、棚の構成を調整した事例では、内部をお手入れしやすい白ポリ材で仕上げるなど、これからの暮らしに合わせた仕様へとリメイクしました。

このように、古い食器棚のリメイク方法は、家具の状態や使い方によってさまざまです。単に傷んだ部分を直すだけでなく、使い方や暮らしに合わせてリメイクすることで、大切な家具をこれからも長く使い続けることができます。
リメイクでどう変わる?古い食器棚・水屋箪笥の実例をご紹介
ここからは、実際に古い食器棚や水屋箪笥をリメイクした実例をご紹介します。大切な家具が今の暮らしに合わせてどのように生まれ変わるのか、ぜひ参考にしてみてください。
古い水屋箪笥をレストア|空き家にあった食器棚を再び使える状態に

30年間空き家で保管されていた水屋箪笥。当初そのままお使いになる予定でしたが、実際に家具を確認すると、背板や棚板の剥がれ、取っ手の外れなどが見られ、このままでは使い続けることが難しい状態でした。
そこで、不具合を修復するとともに、もとの風合いを残したいというご要望に合わせ、傷みの少ない部分は活かしながら全体を磨いて再塗装しました。

朽ちた部分だけを取り替え、もとの風合いを残しながらレストア。上下を重ねる下段の天面は傷みが大きかったため、木材を差し替えました。

組み立てると見えない部分ですが、家具を支える重要な箇所です。見えない部分まで丁寧に補修し、この先も長く使い続けられる水屋箪笥へとよみがえりました。
40年使った食器棚をレストア|再塗装と調整で快適に使えるように

40年ほど使われてきた食器棚。目立った傷みはありませんでしたが、お住まいの建て替えをきっかけに、塗装の剥がれや傷をきれいにしたいとご相談いただきました。
サイズやデザインは変えず、全体を磨いてもとの塗装を剥がし、再塗装。傷も目立たなくなり、きれいな状態によみがえりました。

あわせて扉の金具も調整し、使い心地も改善。大きく作り替えなくても、家具の状態に合わせたレストアによって、これからも気持ちよく使い続けられる一台に仕上げました。
代々受け継がれた水屋箪笥|奥行きリサイズと内部リメイクで使いやすく

亡きお祖母様から受け継いだ水屋箪笥。「きれいにして、これからも使い続けたい」とのご相談です。お客様によると、100年ほど前から代々受け継がれてきたものだそう。
割れや歪みが見られたため、一度分解して傷んだ箇所を修理。サイズにもお悩みだったことから、奥行きを20cm縮めて組み直しました。
長年使う中でついた傷は思い出として残し、内部は白ポリ材で仕上げました。汚れを拭き取りやすく、日常のお手入れもしやすい仕様です。

もとの棚板はかなり厚みがあり、収納スペースが限られていたため、新たに棚板を製作。大きなお鍋を収納する予定だったことから、重さに耐えられるよう内部もしっかり補強しました。

外観は大きく変えず、サイズや内部の仕様を今の暮らしに合わせてリメイク。代々受け継がれてきた水屋箪笥を、これからも使い続けられる家具に仕立てました。
古い屋久杉の食器棚を本棚にリメイク|内部を作り変えて強度を確保

亡きお祖父母様から受け継がれた、屋久杉の茶棚。食器棚として使われていましたが、お客様の「本棚として使えたらいいのに」というひらめきから、上部を本棚にリメイクしました。
そのままでは棚板をしっかり支えられる構造ではなかったため、ガラス戸や引き戸を外して内部をくり抜き、本棚となる箱部分を新たに製作。収納する本のサイズに合わせて棚割りを決め、使いやすくしました。

下部はこれまでの仕様をそのまま活かし、全体を再塗装。長年のご使用で金具が当たって傷んでいた部分は丁寧に磨き、もとの色味に近い色で自然に馴染ませました。

屋久杉の美しさを活かしながら、上部は本棚へ。受け継いだ大切な家具を、これからの暮らしでも使える形にリメイクしました。
形見の食器棚をリメイク|高さを抑えて本棚として使いやすく

亡きお母様が大切にされていた、大型の食器棚。形見として残したいけれど、そのままでは大きいため、高さを抑えて本棚として使いたいとのご依頼でした。
上部の開き扉部分を活かしつつ、全体の高さを抑えて圧迫感のないサイズに。食器棚は、重さのある本を大量に収納することを想定した構造ではないため、内部に内貼りをして補強。本の重さにも耐えられるようリメイクしました。

さらに、下部の引き出しのつまみには、亡くなったわんちゃんの噛み跡がありました。こちらも思い出として残したいとのご要望から、つまみを移設。塗装が剥がれて木材の色が出ていた部分はタッチアップし、噛み跡は消さずに、そのまま活かしました。

大きさや用途は今の暮らしに合わせながら、家族との思い出が残る部分はそのままに。形見の食器棚を、思い出を身近に感じながら使い続けられる本棚へと生まれ変わりました。
水屋箪笥をおままごとキッチンにリメイク|古い家具を次の世代へ

ご実家を片付けることになったものの、長く使われてきた水屋箪笥を捨てるのは忍びない…。息子さんとも、「何かの形で活かせたら」と話されていたそうです。そこで、お孫さんが生まれるのをきっかけに、おままごとキッチンへとリメイクしました。
小さなお子さんが使うものなので、安全性や遊びやすさを考え、新しい材料も組み合わせて製作。水屋はパーツが細かいため、どの部材をどう活かすかを考えながらところどころに取り入れ、面影を感じられるようにしました。

古い家具のパーツと新しい材料がチグハグに見えないよう、全体のバランスを調整。明るい印象にしたいというご要望に合わせ、新しい部分は明るい色味に仕上げ、もとのパーツは磨いて全体に馴染ませました。
蛇口をひねったり、コンロのつまみを回したりと、実際に手を動かして遊べる仕掛けも取り入れています。

長く使われてきた水屋箪笥は姿を変え、お孫さんが遊ぶおままごとキッチンへ。思い出の詰まった家具を、次の世代へつないでいくリメイクです。
古い食器棚や水屋箪笥を、これからも使い続けるために
古い食器棚や水屋箪笥には、長い年月使われてきたからこその味わいや、それぞれの家具にまつわる背景があります。家族との思い出が残るものや、誰かから受け継いだ大切な家具もあります。
一方で、暮らしが変わると「大きくて置きにくい」「用途が合わない」など、そのまま使い続けることに悩むことも。
今回ご紹介したように、修理や再塗装、サイズ変更、内部の作り替え、本棚やおままごとキッチンへのリメイクなど、家具に合わせてさまざまな方法があります。
使い方が変わっても、家具を大切にする気持ちは変わらない。古い食器棚や水屋箪笥も、暮らしに合わせて手を加えることで、これからも身近な家具として使い続けられます。
食器棚リメイクの実例をもっと見るなら…
食器棚のリメイクといっても、「本棚やテレビ台として使いたい」「高さを低くしたい」「上下で分けて使いたい」など、お悩みや使い方はさまざまです。
ルーツファクトリーでは、家具の状態や暮らしに合わせたリメイクを行なっています。
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やの

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