食器棚を上下分割リメイクする方法|上下分けて使う実例を紹介

背の高い食器棚は収納力があって便利ですが、その反面、圧迫感が出てしまったり、設置できる場所が限られてしまうこともあります。
「上の棚に手が届かない」「高さがあるから、地震のときが少し心配…」「引っ越しのときに搬入できるか不安」そんな声をいただくことも少なくありません。
そんなときにおすすめなのが、食器棚を上下に分けてリメイクする方法です。たとえば…
- 上部を本棚やキャビネットとしてリビングで使う
- 下部をサイドボードやテレビ台として使う
- 下部に天板を付けてカウンターや作業台にする
- 上下を並べてキッチン収納として使う
このように、一つの食器棚から複数の家具へと生まれ変わるのも、上下分割リメイクの魅力です。
この記事では、食器棚を上下に分割(分解)して生まれ変わったリメイク実例を、パターンごとにご紹介します。「この食器棚、上下に分けて使えたらいいのに」と思っている方は、ぜひ参考にしてみてください♪
目次
食器棚の上下を分けて、それぞれ独立した家具にリメイクする方法とは?
多くの食器棚は、上部と下部を重ねて使う構造になっています。そのため、上下を分けただけではそのまま家具として使えない場合もあります。
そこで食器棚の上下分割リメイクでは、それぞれを床置きできる家具として成立するように加工することが大切になります。
食器棚の上部を床置きして使うために必要な加工
まず上部を床置き家具として使う場合、天板はもともと仕上げ加工がされていないことが多く、新たに化粧材を重ねるなどして天板をきれいに仕上げる必要があります。

また、上部はもともと床に直接設置する構造ではないため、そのまま床に置くと湿気の影響を受ける可能性があります。そのため、台輪や脚を製作して床置きできる構造に整えます。

食器棚の下部を独立して使うために必要な加工
下部を単体で使う場合は、新たに天板を製作することが多くなります。

また、脚を付け替えることで家具の雰囲気を変えたり、お掃除ロボットが通れる高さに調整することもできます。

傷みが出やすい食器棚。補修や美装で気持ちよく使えるように
食器棚はキッチンで使われることが多い家具のため、湿気や水分の影響で傷みが出ていることもあります。リメイクの際には補修を行って状態を整えることも多く、材を変更して新しい雰囲気に仕上げることもあれば、元の家具の味わいを活かしてタッチアップで仕上げる場合もあります。

塗装も、元の色味に合わせて整えることもできますし、思い切って雰囲気を変えることも可能です。

こうした加工を行うことで、一台の食器棚を、暮らしに合わせて使える二つの家具へと生まれ変わらせることができます。
食器棚を上下分割して別の家具にリメイクした実例
食器棚を上下に分けて独立した家具として使えるようにすると、それぞれをまったく別の役割を持つ家具へとリメイクすることもできます。
もとの収納構造やパーツを活かして加工することで、上部は本棚やキャビネットとして、下部はサイドボードやテレビ台、デスクなどとして使える家具に生まれ変わることもあります。
ここでは、食器棚を上下に分けてそれぞれを別の家具として活かしたリメイク実例をご紹介します。
上部を本棚に、下部をサイドボードにリメイクした実例を紹介♪
背の高い食器棚を上下に分け、上部のガラス戸の収納部分は本棚へと生まれ変わりました(R0637)。
台輪を新たに製作し、単体で使えるようにしています。背が低くなり、天板の上も使えるようになるため、天板は補強したうえで化粧材で仕上げました。

棚板が可動式の内部構造はそのまま活かしているため、本だけでなくさまざまなものをたっぷり収納できる一台になっています。
一方、下部の構造もそのまま活かし、サイドボードへとリメイクしました(R0638)。

腰高サイズになり、リビングでも使いやすいサイズ感に。新たに製作した天板は既存部分に馴染むよう、面取りなどを工夫しています。
上部はリビングボードに、下部+建具のガラスでレンジ台にリメイクした実例を紹介♪
お気に入りの外観はそのままに、上部はリビングで使えるディスプレイ用リビングボードとして仕上げました(R0657)。
高さ150mmの台輪を新しく製作し、本体部分に馴染むよう面取りを施すことで、重厚な雰囲気はそのままに床置きできる家具として整えています。

リメイク後はディスプレイキャビネットとして、コレクションの陶器を飾る家具として使われています。
一方、下部には収納部分を新たに製作し、レンジ台機能付きキッチンボードへとリメイクしました(R0658)。

炊飯器や電子レンジを置けるスライド式の家電収納スペースを設け、キッチンで活躍する便利な仕様に仕上げています。
新しく製作した上部収納の扉には、お家の建て替えの際に取り外した昭和建築の建具ガラスを活かしました。

もとの雰囲気を残しながら、暮らしに合わせた使いやすい家具に生まれ変わっています。
上部は吊戸棚に、下部をゴミ箱収納スペース付きカウンター作業台にリメイクした実例を紹介♪
ご新居の設置場所に合わせ、上部は吊り戸棚、下部はカウンター作業台へとリメイクしました(R1014)。
下部は既存の引き出し4段を活かしながら、キッチン作業台として使いやすい高さになるよう、新たに大きな引き出しを2段製作しました。

ゴミ箱などを置けるオープンスペースを右側に設け、使い勝手の良いカウンター収納へ。新しく製作した本体にはパイン集成材を使用し、内装に合わせてウォールナット色に塗装しています。
上部は吊り戸棚にリメイクしました。

既存の扉の高さをリサイズし、高い位置でも手を掛けやすいよう、扉の下側に丸溝の引き手を加工しています。さらにガラスは透明なものからすりガラス調に変更し、内部が見えにくい仕様に。右側はお客様が飾り付けできるオープン棚とするなど、使い方に合わせた収納構成としました。
下部をデスクに、上部のガラス戸をテレビ台にリメイクした実例を紹介♪
食器棚下部の開き扉収納と引き出しを左右に分け、その上に幅2000mmの天板を渡してデスクへとリメイクしました(R0294)。
天板と収納を囲む本体部分は、明るい色味の無垢オーク材で製作。既存の濃色とのツートンカラーで、大型サイズながらも軽やかな印象のデスクに仕上げました。

扉内部には可動棚を設け、書類や小物をたっぷり収納できる仕様に。さらに、天板・引き出し収納・開き扉収納を分割できるユニット式とし、搬入しやすい形で製作しました。
食器棚の上部にあったガラス引き戸は、コーナーテレビ台としてリメイクしました(R0295)。

お部屋の角にぴったり収まるよう本体を新しく製作し、その扉に食器棚のガラス戸を組み込みました。
長年使われてきたガラス戸にはわずかな歪みもあったため、開閉がスムーズになるよう丁寧に調整。暮らしを支えてきた食器棚のパーツを活かすことで、新しい雰囲気でありながらも、どこか懐かしさも感じられる仕上がりになっています。
このリメイクの背景には、35年以上使われてきた食器棚を「処分せずに残したい」というお客様の想いがありました。ご結婚の際に購入された大切な家具を、新居でご夫婦が使えるデスクとして生まれ変わらせたいというご希望から始まったリメイクです。

納品後、お客様からは「お願いして良かった!理想通りです」と嬉しいお言葉をいただき、さらに「主人が久しぶりに机で書き物をしている後ろ姿を見て涙が出ました」という心温まるメッセージも頂きました。

この納品エピソードについては、ブログでも詳しくご紹介しています。家具に込められた想いや、リメイクが生まれるまでのストーリーにご興味のある方は、ぜひそちらの記事もご覧ください。
食器棚は上下分割できる?構造によってできる場合とできない場合
ここまで、食器棚を上下分割してさまざまな家具へとリメイクした実例をご紹介してきました。「わが家の食器棚も上下に分けて使えたらいいのに」と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ただし、すべての食器棚が簡単に上下分割できるわけではありません。食器棚のつくりや構造によっては、分割(分解)が難しい場合もあります。
ここでは、上下分割できる食器棚の構造や、分割が難しいケース、さらに分割できなくてもリメイクできる方法について簡単にご紹介します。
上下分割できる構造の食器棚
食器棚には、上台(上部)と下台(下部)が別々に作られているタイプが多くあります。このタイプは搬入しやすいよう上下を分けて作られており、基本的には上部を持ち上げて固定用のビスを外すことで上下を分割できます。
上下分割できない食器棚
一方、重量感のある木製アンティーク家具や頑丈なつくりのメーカー製品の中には、上下分解できない仕様の食器棚もあります。上下分解できない食器棚の特徴を挙げてみましょう。
- 【側面(側板)】床から天面まで一枚の板でつながっている
- 【内部の連結金具】扉の内部に、上段と下段を固定するネジや連結金具がない
- 【背板の継ぎ目】食器棚の背面すべてが一枚の板でつながっている
このように食器棚の上下が一体型になっている場合、簡単には上下分割できません。
分割できない食器棚でもリメイクできる
上下が一体構造の食器棚でも、状態やつくりを確認したうえで上下分割し、上部と下部を別々の家具として使えるようリメイクできる場合もあります。
構造的にリメイクが難しい家具であっても、ルーツファクトリーのオーダーリメイクなら、お客様の暮らしに合わせた形へリメイクすることが可能です。
まとめ|食器棚は上下分解リメイクで新しい家具として活かせる
今回ご紹介したように、食器棚を上下に分けることで、本棚やサイドボード、テレビ台、デスク、レンジ台、吊り戸棚など、暮らしに合わせたさまざまな家具へと生まれ変わらせることができます。もともとの収納構造や扉などを活かすことで、思い出の家具の雰囲気を残しながら新しい役割を持たせることができるのもリメイクの魅力です。
また、食器棚の構造によってはそのまま上下分割できない場合もありますが、構造を確認したうえで加工することで、上下を別々の家具として使えるようリメイクできるケースもあります。
「この食器棚も上下に分けて使えるかな?」
「キッチンやリビングに合う家具に作り替えたい」
そんな時は、ぜひ一度ルーツファクトリーへご相談ください。家具の状態や構造を確認しながら、その家具にとって一番良いリメイク方法をご提案いたします。

やの
お問い合わせフォーム
【お電話でのお問い合わせ】
電話番号:0120-600-239(フリーダイヤル通話料無料)
受付は365日!Aiアシスタントが対応♪
※お問い合わせへのお返事は、基本平日の10:00~17:00で対応させていただきます。お急ぎのお客様はAiアシスタントにその旨、お申し付けください。














