家具を使いやすくするリメイク2事例12/4~12/9ダイジェスト


こんにちは。東京ベースのオーニシです。


芸術の秋……というかもう冬になっちゃいましたが(^_^;)、足を痛めていて秋のうちに行けなかった、東京都庭園美術館の「装飾の庭」展を見てきました。


庭園美術館の看板


私オーニシ、この美術館が大好きで、今年はすでに5月に別の展覧会も見に行ったのですが、今回の目的は、庭園にある茶室の特別公開。普段は外からしか見られないお茶室の中に入ることができるというので、張り切って行ってきました!


お茶室の掛け軸


こういう普通私たちがイメージする畳の茶室だけでなく、椅子とテーブルで茶会をする「立礼席(りゅうれいせき)」のための茶室もあるのが特徴なのだそうです。これは海外からのお客様にも茶会を楽しんでもらうためで、戦前の茶室にあるのはとても珍しいのだとか(写真なくてすみません)参加する人に応じたスタイルが選べるのがいいなあと思いました。


人に合わせて選ぶといえば、家具も誰が・どこで使うかを考えて選びますよね。でも時が経つにつれて状況が変わり、使い勝手がいまいちになってしまうことも。


そんな時の強い味方が家具リメイク。今回のダイジェストでまとめた12/4~12/9のブログでは、テーブルのサイズ変更の事例などをご紹介しています。さっそくご覧ください!

ダイニングテーブルをお部屋のスペースに合わせてリサイズ


お客様がご結婚時に購入されたという、チーク材製の大きなダイニングテーブルをリサイズしたいとのご依頼をいただきました。今のお家のリビングには大きすぎるけれど、とても気に入っているので使い続けたい、とのお話でした。


高さはそのまま、横幅と奥行きを一回り小さくしたいとのご希望で、天板をリサイズするのに伴って脚フレームも解体し、リサイズ後の天板に合わせた大きさで組み直すことになりました。

Blog:大きなダイニングテーブルをリサイズ。古材感残しながら不具合は修理


納品したリサイズ後のテーブルと、セットした椅子

W2100 D1000の大きな古材チークのダイニングテーブルをお部屋のスペースに合わせてW1650 D700にリサイズさせていただきました。元の雰囲気はそのままにヒビ割れのあった天板も修理。


こちらのダイニングテーブルの天板は、枠(框・かまち)に板(鏡板)が入っているタイプでした。ただ天板をカットするのでなく、リサイズ後もその形状になるように加工しました。


チーク古材の質感はそのままにリサイズ


また、リサイズ後のテーブルは脚を分解・組み立てができる仕様に作り直してあります。別のお部屋で使いたい時なども、これなら楽に移動することができますね♪


完成したテーブルお届けの際にはご家族の皆様が立ち会ってくださり、「おぉ!ちょうど良いね!」「お願いして良かったね!」と喜んでくださったとのこと。ご家族に愛されてきた大切なテーブルのリメイクをおまかせいただき、ありがとうございました。

動きの悪くなったチェストの引き出しにスライドレールを取り付け


上記でご紹介したダイニングテーブルのリサイズをご依頼いただいたお客様からはもう1点、引き出しが開け閉めしにくくなってしまったチェストについてもご相談をいただいていました。


お客様のお父様が40年ほど前に購入された海外製のものだそうで、歪みがみられた引き出しの箱は新たに作り直し、その上でスライドレールを取り付けることになりました。

Blog:引き出しが固くなっていたチェスト、スライドレール付け使いやすく♪


スライドレールを付けて滑らかに開け閉めできるようになった引き出し

引き出しが開け閉めしにくくなっていた海外製のチェストに、スライドレールを付けて使い心地良くリメイクさせていただきました。箱の組み直しが必要だったため、せっかくなので内部は新しく製作しました。


彫刻が見事な引き出しの前板を含め、外観はすべて元のままで、引き出しの開閉がしやすくなりました。新規製作した引き出しの箱も、質感がなるべく元の姿と同じになるよう、吟味した材料を使用しています。


歪みがなくなり綺麗になった引き出し


スライドレールの厚み分だけ引き出しサイズがコンパクトになっていますが、レールがあることで最後まで引き出しても落ちることがないので、収納力もリメイク前と遜色ありません。


ところで、3段ある引き出しのうち下2段の色が違うのはなぜ?と気になりますよね。それは、お客様がこのチェストをお使いになってきた中でとある工夫をなさったからなのです。家具を楽しんでいらっしゃる様子が伝わってくるその理由、ぜひ元のブログでチェックしてください。


お客様は引き出しの開け閉めの具合を確認して「これなら使いやすいわ~」と言ってくださったとのこと。お困り事を解決できてよかったです!

日本全国各地より


全国にあるルーツファクトリーの拠点から、それぞれのスタッフが日々の暮らしを通して家具のこと、ルーツファクトリーのことを楽しくお伝えする「日本全国各地より」のブログ。今回は4拠点からと盛りだくさんでお届けします!


淡路島工房オニオンベースで先日から始まった事務所スペースの改装。工房スタッフの『イデ』が、その進み具合を報告してくれました。

Blog:淡路島工房の事務所を改装!今回ご紹介するのは壁の塗装の様子です!


黄色塗装

淡路島工房の事務所の改装工事が始まりました!今回はいよいよ壁の塗装!色を塗るだけでなく、初めて知る「パテ埋め」の工程など壁塗装について色々勉強になりました!アクセントカラーも入れました!


パテ埋めの作業は、オーニシもシモキタベースでやったことがあります。塗装の下準備となる作業ですが、さらにこのパテ埋め自体の下準備も必要なんですよね。しっかり下準備をしたおかげで、パステルカラーのおしゃれな壁が完成♡ルーツファクトリーならではの楽しい事務所スペースになりそうで、さらに完成が楽しみになりました。


名古屋ベース『にっしー』は、ひとつの家具を分割して複数の家具へとリメイクした事例をピックアップしています。

Blog:ひとつの家具から分割してそれぞれの用途に合わせた家具へとリメイク


リメイクのご依頼をいただいた婚礼家具の和タンス

我が家では週末に大量購入したひき肉を分割して、色々なおかずを作ります。分割してそれぞれの用途へ…といえば、ROOTS FACTORYでもひとつの家具から分割してそれぞれの用途へのリメイクをしています。


恥ずかしながら「ひき肉です!」は全然知らなかったので調べちゃいました。JC・JK流行語大賞というのがあるんですね。JKじゃなくなって〇十年経つので、知らなくても見逃してもらえるでしょうか……(^_^;)


にっしーが取り上げている和タンスのリメイクもそうですが、タンスのリメイクでは引き出し、開き戸収納などそれぞれの部分を活かして複数の家具へとリメイクさせていただくことがよくあります。今お使いのタンスを分割して使えないかな?とお考えの方はぜひ参考になさってください。


さて、クリスマスがもうあと1週間後に迫っていますが、まだ「クリスマスプレゼントどうしよう!」とお悩みではないですか?そんな方に、札幌ベース『みずの』からとっておきの情報をお知らせします。

Blog:クリスマスプレゼントのお悩みを解決!シモキタベース商品のご紹介!


札幌のホワイトイルミネーション

クリスマスプレゼントでお悩みの方へ、シモキタベースならルーツファクトリーの商品を実際に手に取ってみることができます!もちろんその場でお持ち帰りも可能!下北沢へお越しの際はぜひお立ち寄りを~♪


前回のダイジェストでご紹介したモンペスツールのような家具の他、オリジナルの雑貨類も充実しているシモキタベース。六角二郎のような小さなアイテムでもひとつひとつ木目が違うので、オンリーワンのプレゼントが見つかりますよ♪


勝浦朝市を訪ねた東京店シモキタベースのスタッフ『さくちゃん』は、長く続いてきた市の様子を通して「家具を大切にしていくためのリメイク」について語っています。

Blog:昔から愛されているものをこれからも愛していくために生まれ変わる!


kusi

念願の朝市に行くと、長年愛されてきた勝浦朝市の魅力がわかったさくちゃん。これまで大切にしてきた身近なものをこれからも、大切にしていきたいさくちゃん。真面目に語ってます。


ルーツファクトリーが大切にしている「家具のオーダーリメイク」は、ただ「捨てるのはもったいないから」というだけでなく、さくちゃんが書いている通り「長く愛してきたものをこれからも大切にするため」のもの。ルーツファクトリー代表である『家具作りたいおっさん』も繰り返し伝えている、ルーツファクトリーの原点と言ってもいいかもしれません。


なぜ家具をリメイクする?家具を通じ自分の歴史や気持ちを大切にする




家具作りたいおっさんのこちらのブログもぜひ合わせてお読みいただけたらと思います。

これからのブログもお楽しみに♪


以上、1週間分のブログをまとめて振り返りました。


最初に書いた庭園美術館、名前に「庭園」と付くだけあって、お庭もとっても綺麗なんです。暑さが長引いたおかげか、12月に入ってからでも紅葉を楽しむことができました♪


紅葉が綺麗な庭園美術館の庭


いつもの秋ならとっくに散っていたと思うので、これだけは猛暑に感謝(?)してもいいかもしれませんね~。


それではまた、次回のダイジェストでお会いしましょう!






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