大切な家具にリメイクで新たな役目を9/26~10/1ダイジェスト


こんにちは!東京ベースのオーニシです。


10月に入ったのに東京はまだ暑いなあ、と思っていたらいきなり初冬並みの寒さになり、あわてて長袖を引っぱり出したところです。


冬物衣料を入れた引き出し


どうせなので本格的に衣替えしちゃおうかとも思いましたが、この先また30度近くまで気温が上がる日もあるとか……いったいどうしろっちゅーんじゃ!というわけでやめました(笑)いつ頃やればいいんでしょうねえ、衣替え。


さて、前回のダイジェストでは洋服タンスやダイニングセットなど複数の家具のオーダーリメイクをご依頼いただいた事例をまとめてご紹介しましたが、今回振り返る9/26~10/1にアップされたブログでも、婚礼家具のセットから複数の家具へとリメイクされた事例が登場します。


大切な思い出の家具をいくつもお預けいただけるのは、それだけルーツファクトリーを信頼してくださっているのだな、ととても嬉しく有難く思います。


リメイクのご依頼をいただいた婚礼家具の洋服タンス (お預かりした家具セットのうちの1点、洋服タンス)


そのご信頼にお応えすべく、今回も工房スタッフが腕によりをかけて製作した事例が集まりました。どの事例もお客様の思い入れ深い家具をこれからも長くお使いいただくための工夫やアイデアがいっぱいです。さっそく見ていきたいと思います!

象嵌細工のデスクとチェアのセットをレストアして綺麗に


まずは家具レストアの事例からご紹介です。繊細な象嵌細工が美しいデスクと、セットのチェアの汚れが気になっていること、デスクは3つある引き出しのうち中央のものが開かなくなっていることをご相談いただきました。

Blog:象嵌細工のデスク&チェアをレストア。開かずの引き出しも開くように


お客様の新築戸建てに納品したレストア後のデスク&チェア

象嵌細工が施された美しいデスクと椅子をレストア。象嵌細工を傷つけないように丁寧に作業しました。デスクは天板下の真ん中の引き出しが開かなくなっていたため、調整してスムーズに開くようにしました。


工房にお預かりして分解しながら引き出しが開かない原因を調べたところ、木の膨張・歪みによるものであることがわかりました。スムーズに開閉できるよう歪みを削って調整し、チェアもあわせて全体を丁寧に磨き上げました。ご覧の通り、天板にお部屋の様子が映り込むくらいピッカピカになりました☆


象嵌細工も見事ですが、テーブルとチェアそれぞれの脚や、テーブルの貫(脚と脚をつないでいる部分)もとても凝ったデザインになっていて本当に素敵ですよね。細かい部分が多いので作業は大変だったようですが、納品に立ち会ってくださったお客様のお嬢様から「感激です!」と言っていただけたとのこと、よかったです!

和タンスの衣装盆を活かして食器棚にリメイク


婚礼タンスのリメイクをご検討されるにあたって「ルーツファクトリーのブログをたくさん読みました!」と仰るお客様からご連絡をいただきました。なんて嬉しいお言葉♡ありがとうございます。


お客様はたくさんの案をメールでお寄せくださっていたそうで、家具作りたいおっさん(ルーツファクトリー代表)がお引き取りを兼ねてお打ち合わせに伺い、和タンスの上部を使って食器棚にリメイクすることになりました。

Blog:婚礼タンスを食器棚にリメイク!衣装盆など元部材をたっぷり活かして


一緒に置く家具とも相性ばっちりにリメイク

婚礼家具の和タンスを食器棚にリメイクしました。和タンスの構造を活かしながら、高さと奥行きをリサイズ。衣装盆が食器をのせられる引き出しに!出し入れがしやすいようスライドレールを取り付けました。


リメイクにあたり「家具の色が濃いのをなんとかしたい」というご希望をいただいていたので、和タンス内部の衣装盆や引き出しのナチュラルな色味が前面に見えるようにすることで、全体が明るい雰囲気になるようにしました。


食器を出し入れしやすいよう引き出しの側面に仕込んだスライドレール


衣装盆を活かした引き出しはたっぷりとした広さがあって、並べて収納した食器が一目で見渡せるのがいいですね。スライドレール付きなので、重みのある陶器などを入れても出し入れも楽々♪使い勝手もお色味も、お客様に大満足いただける仕上がりになりました!

婚礼タンスセットから3つの家具へリメイク


北海道民芸家具の婚礼タンスセットを3つの家具にリメイクしました。お客様は「思い入れがあるタンスだけれど、うまく使うことができなくなってしまっているので、リメイクで新たな役目を与えたい」とお考えになられたのだそうです。また、お母様との同居に向けてご準備中で、お母様がお使いになる家具もその中から作れたら、とのことでした。


まずは1点目、たくさんの引き出しと引き戸収納がある容量たっぷりの整理タンスから、お母様のお部屋に置くためのチェストへのリメイクです。雰囲気はそのままに、高さと奥行きを縮めたいとご希望いただきました。

Blog:婚礼タンスをチェストにリメイク。同居されるお母様のお部屋作りに…


北民家具の婚礼タンスからリメイクしたチェスト

婚礼家具の整理タンスを高さ・奥行きを縮めてチェストにリメイクしました。「なるべく元の材料を活かしてほしい」というお客様のご希望のもと、引き出しの他、天板や側板も元の物を加工して使用しました。


引き出し4段分を使って、コンパクトな脚付きのチェストへと生まれ変わりました。ご要望通り、元のタンスの雰囲気をしっかりととどめていて、まるで最初からこのサイズに分割できる仕様だったのでは?と思ってしまいそうです。


元の天板の縁部分を活かして再加工した天板


こちらの天板もタンスのものをそのまま使っているように見えますが、実は新たに製作したもの。縁部分のみ元の天板のものを利用しています。こういうちょっとしたことでより面影が伝わりやすくなるのですね。


チェストに使用しなかった引き出しと引き戸は、洋服タンスの扉と組み合わせ、収納付きベッドにリメイクしました。

Blog:婚礼タンスを収納付きベッドにリメイク!扉や引き出しを活かしながら


婚礼タンスからリメイクしたシングルベッド

北民家具の婚礼タンスをシングルベッドにリメイク!整理タンスの引き出しや洋服タンスの扉などを使用して、北民家具のデザインがたっぷりと活きています。すのこ下の収納やヘッドボードの収納も魅力です♪


引き出しを2列×2段並べてベッド下の収納にし、ヘッドボードには引き戸を、フットボードには洋服タンスの扉を、と元の家具の部材が目いっぱい活かされています。ヘッドボードには収納スペースのほか、電気スタンドやスマホ充電器などが使えるようにコンセントもついています。


小物類を収納できるヘッドボード


個人的に一番いいなと思ったのがこちらのヘッドボードの収納。ヘッドボードに置いたままにしておきたいものもあれば、ちょっとしまっておきたいものもある、どちらにも対応できて言うことなしですね!ベッドもお母様がお使いになるとのことで、コンセントや収納などお母様のために使い勝手を細かく考えておられるのだなあ、とじーんとしました。


3点目は洋服タンスの扉を活かしたオープン棚です。こちらはリビングに置かれるとのことで、設置場所に合わせてサイズを決定しました。

Blog:婚礼タンスをオープン棚にリメイク。扉を側板に活かし脚付き3段収納に


底部に黒染めのテーパーカットの脚を取り付けたオープン棚

婚礼家具の洋服タンスの扉を側板に活かしてオープン棚にリメイクしました。設置予定場所を採寸し、ぴったり合う寸法で製作。棚にはA4サイズのファイルを縦向きにも横向きにも収納できるようにしました。


こちらの棚のポイントは「A4ファイルが縦向きでも横向きでも収納可能」なことでしょうか。いわゆるカラーボックス的な収納棚はよく見かけますが、リビングにも似合うような重厚感あるオープン棚は既製品ではなかなかないのではないでしょうか。


お客様宅に納品した洋服タンスの扉を活かしてリメイクしたオープン棚


しっかりと採寸してサイズを決めたので、ご指定の位置に気持ちよく納まりました。大きさもデザインもお好みに合わせることができる、オーダーリメイクの本領発揮ですね!


お客様は「思い入れのある家具が、ライフスタイルに合った形に生まれ変わって嬉しいです」と喜んでくださったとのこと。お母様にも気にいっていただけたら何よりです。

北海道から沖縄まで「日本全国各地より」楽しいブログをお届け


全国に7カ所あるルーツファクトリーの地方拠点から、各スタッフが交代でお届けする「日本全国各地より」。それぞれに思う家具のこと、ルーツファクトリー自慢の事例など、今回も読み応えたっぷりです♪


動物大好き♡という札幌ベース『みずの』は、ルーツファクトリーが手掛けたペットにまつわる家具リメイク事例をご紹介します。

Blog:ワンちゃんの噛み跡も思い出に♪ペットと暮らす人向けの家具リメイク


円山動物園のレッサーパンダ

ペットは大切な家族、思い出を家具に残したいという人も多いはず。ルーツファクトリーではワンちゃんの噛み跡を残したリメイクもしています!もちろんペット用家具のオーダーメイドやご相談も承りますよ!


ワンちゃんのつけた噛み跡に限らず、「家具の傷も思い出のうちだからそのまま残したい」というご要望はよくいただきます。どうしたら傷のある位置を活かせるかわからないという場合でも、じっくりとお打ち合わせをしてベストな方法をご提案できますので、迷う前にぜひご相談ください!


沖縄ベース『ユリコ』は沖縄のお盆の様子を伝えつつ、お仏壇について考えます。

Blog:移住から8年目。沖縄文化に欠かせないお仏壇問題からリメイクを思う


沖縄県お盆行事

移住から8年目。文化の違いに戸惑いながらも慣れるもの。「ミニマリスト」という生き方も増えている中、毎年過ごす沖縄のお盆で、沖縄文化に欠かせないお仏壇問題からリメイクを思う。


沖縄のお盆の話は、先日まで放送されていた朝ドラ「ちむどんどん」にも出てきましたね。アイキャッチ画像にある「ウチカビ」も、オープニング映像でとても印象的に使われていたのでご記憶にある方も多いのではないでしょうか。


地方によっていろいろあるお盆の風習やお仏壇のかたち、それも時代とともに少しずつ変わってきているようですが、亡くなった人に思いを寄せるという点は同じ。ルーツファクトリーの家具製作も、新たなアイデアを生み出しつつ、お客様が楽しんで使ってくださる家具づくりという原点は変わりません。


名古屋ベース『にっしー』からは、寝込んでしまった時にそばにあって大変助かったという家具の話を。

Blog:大好きな焼き鳥で食中毒!寝込んだ時はナイトテーブルが便利でした!


ベットの隣にある、ナイトテーブル

原因不明の高熱。苦しみながら、スマホで検索。高熱、嘔吐、腹痛、下痢のキーワードで調べてみたらカンピロバクターという食中毒かもしれない。ナイトテーブルの便利さをより実感した食中毒事件でした。


食中毒は怖いですよね(>_<)にっしーはお子さんに看病してもらったそうですが、もし家族全員で同じものを食べていたら、家中皆で寝込むなんてことにもなりかねないですもんね……。


そしてナイトテーブルは病気のときじゃなくてもちょっとした物を置くのに便利ですが、ベッドサイドのスペースはなにかと限られがちで置きたいサイズのものがなかなか見つからなかったりしますよね。にっしーの紹介しているリメイク事例はまさにその置き場所のお悩みを解決していますので、ぜひブログ本編もご覧ください。

来週のブログもお楽しみに♪


以上、1週間分のブログを振り返りました。


気温の変化が激しいと体調くずしがちになりますので、皆さまどうぞうまく温度調節しながらお過ごしくださいね!


それではまた来週!






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