激白!アラフォー男子パイプカットの真相。止められない25歳女子♀
シモキタベースの今後の改装について確認したいことがあったから、前日から淡路島工房にいるという家具作りたいおっさんに電話をかけた。
プルルル
プルルル
しばらく呼び出ししても、つながらない。後で掛け直すか、と諦めようとしたギリギリのところで、おっさんが電話に出た。
「ごめん今パイプカットしてる最中やから手離されへん!」
!?!?!?!?
「えっ!ぱ、ぱ、ぱ、パイプカット!?えっ、パイプカットってマジで!?!?
ちょ、まっ、待って、ダメ!!そんな大切なもの切っちゃダメーーー!!」
ブチッ
ツーツーツー
そんな・・・いきなり、パイプカット・・・?
どうして?止めることができなかった。
突然過ぎる、突然すぎるよおっさん。なんで思いきる前に一言言ってくれなかったの。
いや、でも昨日の晩電話越しに、少女漫画のアニメを見ながら「少女になりたい。」ってボソッと言ってたような・・・それが精一杯の叫びだったのかしら。
プルルルル
えっ、おっさん!?もう終わったの!?それとも、思いとどまった!?
「パイプカット無事終わったよ。用事って何?」
「いや、私の用事は後で大丈夫です・・・痛かったですか。痛かったですよね・・・。」
「無事終わったって。怪我とかしてないよ」
「いや、怪我とかそういう次元じゃないですよね。」
「何言ってんの?」
「だ、だって、パパパパイプカットって・・・大手術でしょう?」
「・・・なんか勘違いしてる気がするけど、とりあえず写真送るわ。」
写真!?!?!?
いや、いいです!と言う間もなく、家具作りたいおっさんから何枚も写真が送られてきた。
ゴクリ・・・
ん???
「なんですか?これ。」
「だからパイプカット。このコの字の器具をクルクル回してパイプをカットしてくねん。」
「なんか、私勘違いしてました?」
「だからそう言ってるやん。パイプカットについて説明するね。まず〜」
そう言って、家具作りたいおっさんは呆然としているユリマタタをよそに、パイプカットについての説明を始めるのでした。
パイプカッターで安全に綺麗にパイプをカット☆
「まず、カットしたいパイプと『パイプカッター』を用意する。パイプカッターは、このコの字型の器具。パイプカッターの黒いつまみを矢印の方向に回すと、刃が開いていくんだけど、そうしてパイプの径より少し大きめに開く。」
「刃を開いたら、パイプにかませて、黒いつまみを回して刃を締めていく。手を離しても動かない程度に締め付けて、カッターを回し始める。」
「回す方向も決まってるから気をつけて。矢印の方向に回していくんだけど、少し回してはつまみで刃を締め、回しては刃を締め、と繰り返して、切れるまで回していく。一気に刃を締めるとパイプが変形しちゃったりするから、徐々に。」
「これが、カットし終わった写真。この後、切り口の”バリ(トゲトゲした切りくず)”をやすりで綺麗にしていく。」
「と、まぁこんな感じで、硬い金属パイプもパイプカッターがあればあっという間に、安全に綺麗にカットすることができる!ちなみに、塩ビパイプとかもこれで切れる。パイプカッター、便利やろ〜?(^o^)」
恥ずかしい思いをして覚えたものは、きっと一生忘れない
以上、家具作りたいおっさんのパイプカット講座でした。
穴があったら入りたい。25歳になる女がこんなことで早とちりして取り乱すなんて。
でも、いいの。こうして一つ一つ、新しいことを覚えていくの。
家具の世界のパイプカット。
きっと、一生忘れない。私もいつか、やってみたいな。
「あ、ところで、勘違いしちゃった原因のひとつでもあるんですけどね、昨晩言ってた『少女になりたい』っていうのは・・・」
「うん、勉強中。そのうち。」
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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