19歳の夏、テレクラのティッシュ配りのアルバイト!終了後、店へ戻ると・・・


こちらの記事は、ルーツファクトリー特派員に任命された”暮らしを楽しむ達人”によるブログです。ルーツファクトリーのテーマでもある「暮らしを楽しむ」を題材に、個性あふれる特派員たちが自由なトピックを展開!本日の担当は、なぜか身の回りに下ネタが溢れているというふんづまり子特派員。20年以上経っても忘れられない、一夏のバイトでの思い出とは…




暑い暑い暑い暑い暑い!暑いーーーーー!!!


みなさまお元気でしょうか。大阪のぽっちゃりおばはん、ふんづまり子です。


さてさて今回は、ある夏の思い出です。夏といえば、アルバイト。私ふんづまり子も、ありとあらゆるアルバイトをしました。


その中でもひときわ光り輝くのが、テレクラのティッシュ配りです。





っていうか今の若い人、テレクラって知ってるんかな?ユリマタタさん、知ってる??


その昔、街にはテレフォンクラブというお店がありまして。


女性からの電話を男性に仲介するお店なんやけどね、店内には個室がたくさんあって、男性が椅子に座ってただひたすらテーブルの上の固定電話が鳴るのを待つ仕組みなんよね。





電話しながらちょっとエッチなことを語り合ったり(電話と一緒にボックスティッシュを置いている店も!!)、外で待ち合わせしたりすることもあったようです。


でも、当時はネットが発達していなかった時代です。男に飢えた(?)女の子がテレクラの電話番号を知りたくても、スマホもパソコンも無かったんよね。


そこで、店の電話番号を書いたチラシ付きのティッシュを、街で女の子に兎に角配りまくるバイトが存在したんです。結構な高額バイトなんやけど、内容が内容なので、当時お金に困ってるバンドマンとかがやってたんよね。


実は私も、後輩から頼まれて、1日だけ代打でやったことがあるんです。





あれは、私がまだ猿みたいな女だった19歳の夏。


屋根でアレしたのも19歳。

はじめまして。わたしが実家の屋根でアレした女です



少しでも暇があったら彼氏のこと考えるという、ほんまにほんまに猿みたいな女だった、19歳の夏。


屋根でアレしたりティッシュ配ったり。ろくな事せーへんかった19歳の私。


あの日。


私はバンド仲間のT君S君と3人で、テレクラのティッシュを配っていました。


その数、段ボール3箱分です。


どんなティッシュだろうと、モノを渡されれば無意識に受け取る、大阪のおばちゃん達。そんな彼女らが神様に見えたあの日。絶対にテレクラなんか興味なさそうな60オーバーのレディ達に、ごっそり5個とか10個とか渡してたんです。


とはいえやっぱり、「そんな恥ずかしいティッシュ、受け取れません」みたな顔して素通りする女性も結構いらっしゃったり・・・。


みんなにティッシュを配りながら、私は誓ったよね。明日以降、街で配られたものは、広告だろうがティッシュだろうが、必ず受け取ろう、って。





そして、実際に5年ぐらいはそれを実行してましたねエヘン!


なんだかんだ言いながら、気心しれた仲間とのティッシュ配りは結構楽しかったし、1時間半程で在庫が無くなって撤収することに。こんな簡単で楽なバイトなのに、報酬はなんと3000円。しかも交通費もしっかりくれるという超高待遇。


カラになった段ボールを畳んで3人でお店に戻ると、入り口の受付にいるはずの店長さんが不在です。


T君「おい、どうする?」
S君「中に入ってみる?」
私「え。勝手に入っていいんかな。」


お店の人にバイト代を貰わないと帰れないし、私達は恐る恐る中へと入って行きました。店内は薄暗くて、なんだか不気味。


パーテーションで細かく仕切られていて、それぞれソファと固定電話の置いてある小さなテーブルのみが配置。ソファに腰掛けた男性が、ただひたすら目の前の電話が鳴るのを待っています。





そして、突然一斉に鳴り響く電話。


その瞬間、ほぼすべての男性が受話器を上げて話し掛けますが、もちろん電話の向こうの女の子と繋がるのは1人だけ。ハズレた男性は、静かに受話器を置きます。



カ、



カオス!!!!



すごい・・・。この光景、凄すぎる・・・。まるで獲物を取り合うピラニアのよう。世の中には、お金を払ってまで女子と電話をしたい男子が存在するのだ。街で声をかければタダやのに。。。


歩くたびに飢えている男性陣がこっちを見ているような感覚。T君S君が居てくれて、本当に良かった・・・。


しばらくすると、店の奥から店長らしき男性が出てきて、「取り敢えず外に出てくれるか」とおっしゃる。3人で店の外に出てしばらく待つと、報酬の入った茶封筒を配ってくれました。





店長「有難う。また良かったら来てくれるか。」
3人「是非、お願いします。」
店長「まり子ちゃんね、うちの店に入った女の子、君が初めてやわ。」
私「え。」
店長「みんな、女の子とやりたくてお金払って電話待っとんねん。むやみに中に入ったら狙われるで。」
私「ろ、露骨!!」
店長「もっとも、ここに来る男はみんな奥手やから、君みたいな女にはよう手ぇ出さへんけどな。ガハハハ!」


どういう意味やコラ。屋根でアレする女はモテへんっちゅう話か!(←Yes!


聞けば、テレクラの店内は女性立ち入り禁止が一般的らしく、店の奥まで入った私はかなりレアケースとのこと。それもまた、夏の思い出の1ページに刻まれました。


私が配ったティッシュ、少しは男女の出会いのお役に立てたんやろか・・・。。。






ふんづまり子


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