父の日。感謝を伝えられるのは今この瞬間。大切な人を一日一日大切に思う。


こちらの記事は、ルーツファクトリー特派員に任命された”暮らしを楽しむ達人”によるブログです。ルーツファクトリーのテーマでもある「暮らしを楽しむ」を題材に、個性あふれる特派員たちが自由なトピックを展開!本日の担当は、PUNKバンド「STUDS」のVo/Bass、TAKU特派員です。




どうも!STUDSのTAKUです


梅雨入りしちゃいましたね(><)


僕は梅雨が一番嫌いです


雨の日が続くとどうしてもテンションが上がらないんですよねー


外にも出かけづらくなるし、梅雨に関しては良い面をまったく感じません(笑)


でも、梅雨が終われば一番大好きな夏がやってきます


だからそれまで必死に耐える感じですかね(笑)


最近は気温の上がり下がりも激しいので体調管理には気を付けましょうね!


さて


今回のブログなんですが、悲しいブログになります


前回のブログで僕のバンドSTUDSのライブの事を書きました!


読んでくれた人には伝わったと思いますが、とても楽しい夜でした!





でも実は、


その日の前日に父が他界しました


66歳でした


その日はメンバーや仲間に気を使わせたくないのと、ライブはプロ意識を持ってしっかりやりたかったため、彼女以外に誰にも話しませんでした


誰かに話してしまうとどうしてもその思いが強くなってしまい、ライブに支障が出る可能性があるって思ったからです


もちろん四月に他界したメンバーのARATAに対する思いはステージに持って行きましたが、ライブ中はライブに集中する事ができました


そして、ライブの次の日がお通夜だったため朝一の新幹線で福井に帰りました!





父はちょうど一年くらい前から体調を崩し、実家で療養中でした


この前の三月に彼女と彼女の子供を会わせに行った際には辛い中でも元気な表情を見せてくれていました





また、3月に亡くなったおばあちゃんの四十九日で帰省した際も元気な表情を見せてくれました


父が亡くなったのは最後に会ってから約一ヵ月後の事でした


その間もLINEでやりとりはしていましたがまさかこんなに早く亡くなるなんて思いもしませんでした


以前ブログにも書かせていただきましたが、僕は特に大切な人には伝えたい事はしっかりと伝えたいと常に思っています


でも、


ARATAが亡くなった時もそうでしたが、伝えたい事すべてを伝えるってそう簡単にはいきません


ARATAもそうですが、生きてる内は全て伝えているつもりだったとしても、いざその人が急に亡くなってしまった時に思うんです


「~伝えておけばよかった」


ってなってしまいます





僕は父には本当に感謝しています


僕がこの年齢までバンドマンとして生きてこれたのは紛れもなく父のおかげです


父は地元敦賀市にとても貢献していた立派な人でした


父のお通夜には信じられないくらいのたくさんの人が参列しました


父はずっと公務員として様々な功績を残した人でした


だから息子が何をやっているのか他人に聞かれた時は


「就職しないでバンドやってる」


なんてきっと言いづらかったはずだと思います


それくらい立派な人でした


それでも父は、ツアーで福井に行った際にはほぼ毎回母と二人で見に来てくれました


過去には岡山まで見に来てくれた事もありました


CDをリリースすると喜んでくれました





僕は父が亡くなった時に思った事は、もっともっと感謝の気持ちを伝えたかったって事です


今思うと、これまで父に伝えてきた感謝の言葉なんて、薄っぺらい「ありがとう」って言葉に思えます


最後にやりとりしたLINEのやりとりを見ると、本当に悔しく思います


こちらが僕が父と交わした最後のLINEです





LINEしていた時はそうは思っていませんでしたが


改めて見てみると本当に薄っぺらい言葉に見え、とても悔しい気持ちになります


「文字のやりとりじゃなくて電話にすれば良かった」


とも思いました


父はこのLINEの四日後に他界しました


きっとこのLINEの時は僕が思っていた以上に辛かったんだと思います


父は昔から、自分の弱い部分や、自分の辛い表情等を決して他人に見せたりしない人でした


僕は小さな頃から父のそういう部分が凄くかっこよく見え、そんな男になろうと思いながら今日まで生きてきました


母の前でもそういう弱いところを見せた事はなかったようです





しかし、父が他界する数日前に、父は母と出会った頃の事をこう話したようです


「あの時声かけてごめんな」


もう自分は長くないってわかっているような言葉でした


父は自分と結婚した事で母を早くから独りにしてしまう事を申し訳なく思ったようです


僕はその話を聞いた時本当に辛くなりました


これまで父はそういうネガティブな事を言うような人ではなかったからです


母からその会話の話を聞いた二週間後に帰省する予定でしたが間に合いませんでした


もしかしたら本当に弱った姿を僕に見せたくなかったから早く逝ってしまったのかもしれませんね


また、父が亡くなった後に彼女からこうも言われました


「最後にライブを見たかったのかもしれないよ」





その言葉で僕は少し救われた気もしました


だとしたら、あの日、父はライブを見に来てくれていたかもしれませんね


そう思うと少し気持ちも楽になりました


ところで、


今日は父の日ですね


父の日にはこれまでにお酒やネクタイ等を送ったりしてましたが


もうそれも二度とできません


感謝の気持ちを伝えることもできません


今後は父の日が来るたびにそう思ってしまいそうです





また、僕はこれまでに父に対して親孝行らしい親孝行ができなかった事も悔しいです


父には近年


「早く良い人見つけて結婚しろ!」


と、よく言われていました


いつか結婚した姿を見せる事が親孝行になるって思っていました


でも、それももう叶う事はありません


ただ、父が亡くなった事実は受け入れねばなりません


いつまでも悔やんでいても仕方ないって思いますし、いつも前向きだった父と同じように僕も前向きに考える事にしました


僕は父に行う事ができなかった親孝行や、伝えたかった感謝の気持ちを残された母に送ろうって決めました


母は最期のお別れの際、


「私もすぐそっち行くから待ってて」


と棺桶の中で眠る父に言いました


でも僕は、母には父の分も元気に長生きして欲しいと思っています


先日電話した際に、その事を伝える事ができました


もう後悔したくないので伝えたい事はしっかり伝えます





人はいついなくなるかわかりません


もしかしたら明日自分が亡くなってしまう可能性だってあります


僕はこれまで


「明日もし自分が死んだとしても後悔しないように生きたい」


って思って生きてきましたが


その思いはここ数ヵ月で更に強くなりました


大切な人に対してもそうです


大切な人がもし明日亡くなったとしたとしても自分の気持ちはしっかりと伝えておきたいですね


亡くなった方が今どう思っているかは僕にはわかりませんが


父が空から僕の事を見守ってくれている事を願っています


と同時に、


僕自身もこれまで以上に強く生きて行けるように頑張ります


僕をここまで育ててくれた父に本当に感謝しています


ありがとうございました!





では今回はこの辺で失礼します


みなさんもお父さん、お母さんを大切にしてくださいね


次回は30日に更新しますのでよろしくお願いします


ではまたー





TAKUHIRO DAKE
STUDS
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