第8話:宮崎からの偶然の連続。とんでもない割烹「和楽」「火事からの5ヶ月のキセキ」


運命は、不思議すぎるからこそ面白い。



10月もそろそろ終わりという頃、


突然にその時はやってきました。



曇天の中の光、宮崎にて。なにが起きるか分からないから面白い





縁というのは本当に不思議です。





人と人の繋がり、偶然、運命…


いま流行りの「引き寄せの法則」ではないですが


信じて頑張っていれば繋がるものなのかもしれません。





探しに探して、全然決まらず、ずっと難航していた淡路島の物件探し、


見つかったのは不思議な「縁」がきっかけでした。





第1話からこっそり登場している「金山さん」


そうです、近々カンブリア宮殿かガイアの夜明けは間違いない(僕的に)


という淡路島の「スゴイ人」がきっかけでした。





さらに!金山さんとのご縁を頂いたのは宮崎の太陽「まーちゃん」こと


長友まさ美(第4話参照)さんがきっかけでした。



宮崎の太陽こと「まーちゃん」(長友まさ美)


偶然と不思議のはじまりは宮崎から



初めての宮崎視察の時、


その時は淡路島に工場を探すことになるなんて夢にも思ってなかったですが


宮崎をあちこち案内してもらってる車の中で


「淡路島がすごく気になるー!!」って話をしていました。


するとまーちゃんが


「淡路島にすごく面白い人おるとよ♪」


と金山さんの存在を教えてくれました。





なんだか「ピン」ときた僕は


すぐに「ぜひ紹介して!!」とお願いしました。


その場でまーちゃんが電話をかけてくれて、


「淡路島に来る時にはぜひ」


と言ってもらいました。


6/25に宮崎から大阪に戻って

6/27に淡路島に行きました。



今思うと本当に運命だったんですね。





火事になる1ヶ月ちょっと前です。





ただ「いつかの未来のために!」と動いた先での縁…


淡路島の金山さん



淡路島の超人気スポット


「道の駅うずしお」



道の駅うずしお





に金山さんを訪ねて行きました。


うずしお を案内して頂いた後


「うずの丘 大鳴門橋記念館」



名物 玉ねぎキャッチャー





も案内して頂いて


名物 うにしゃぶ



手前中央で見切れてるのがうにしゃぶ…スイマセン!





など美味しいものをお腹いっぱい食べました。





その後です。


金山さんが


「もう少し時間あるので面白い人に会いに行きます?」


と言ってくださったんです。


もちろん


「ぜひ!!」と即答でお願いしました。


その時お会いしたのが





樂久登窯(らくとがま)代表





西村さん



西村さんと子ども達





個人名ばっかり出てきてすいません。


それぞれ皆さんの紹介を詳しくしていくと


それだけでブログ何回分にもなっちゃうので


お名前と簡単な紹介だけにしています。





Google先生に聞くとすぐ教えてくれる位にご活躍されてる皆さんなので


気になる方はぜひっ!


このブログでのみなさまの紹介はまたいずれ…


同い年の西村さん



そんな流れでこの日お会いした西村さんは


なんと僕と同い年だったんです。


静かに、でも情熱的に土と向き合う西村さんは


僕とはまったく違うタイプの人なんですが


お会いした瞬間に


「この人スゴイ人!!」と感じました。



この人スゴイ!と思ったポーズ…かな?





その時はご挨拶程度だったんですが


すごく印象に残った人でした。


ふいにその日はやってきた



10/22土曜日、その日も朝から淡路島に行って物件探しをしていました。


2ヶ月半、淡路島の不動産屋さんを片っ端から訪ねて「物件ありませんか?」


と聞いていたのでこの頃にはほぼ探し尽くしてた気がします。


ホームページのある不動産屋さんだけで10軒以上、


淡路島の人口や面積を考えると相当な数です。





ネットで貸しに出ている物件はもはや諦め気味で、


島中走り回って「募集中」の看板見つけて電話したり、


空いてそうな建物の向かいの人に持ち主さん教えてもらって問い合わせる。


もはや不動産業者かっ!!


とツッコミたくなるほどw


そんな感じで探していました。





午後3時頃だったと思います。


「今日もダメか・・・」としょんぼりしながら


樂久登窯の近くだったので西村さんの顔を見に寄りました。



西村さんの仕事は見ているだけでも大興奮しちゃいます





工房にお邪魔して、西村さんに


「まだ見つかってないんです…」


て話をしていると、西村さんが


「物件とは関係ないけど面白い人がいるよ」


と教えてくれました。


グリーンファームス藤田さん



グリーンファームスという農業生産法人で


グランピング(おしゃれなキャンプ)やブライダル場にもなる


すごくお洒落な場所を創られている人で


藤田さん(藤田毅)という ←また個人名増やしてすいません。


方のことを教えてくれました。


なんと藤田さんも同い年だったんです。





なんだかすごく興味が湧いたので


「会いたいです!」とお願いすると


その場で電話かけてくれたんです。


なんとたまたまグリーンファームスにいらっしゃるらしく


今から行けばお会いできるとのこと、


もちろん、


急いで走りました。





道に迷いながらたどり着いてびっくりしました!!


なんと5000坪の敷地をご自身で開拓されて


理想の楽園を創っている最中!!


規模もクオリティも度肝を抜かれました。



グリーンファームスにて藤田さんと





ただ、「やっぱり物件探しには繋がらないよね…」と


まだまだ続きそうな物件探しの果てしない旅の未来に


「いつまで続くんかな…」と浮かない気持ちにもなりました。





「でも気を取り直してまた次頑張ろう!」





と思い、今日もせっかく来たので気合を入れ直すためにも


「何か美味しいものを食べて帰ろう!」


と思ったんです。


そしてなんとなく藤田さんに


「淡路島で美味しい晩御飯食べれるお店教えてください!」


とお願いしてましたw


辺りはもうすでに真っ暗。


「洲本に何軒かあるけど何が良い?」と藤田さん


「一番オススメを!!」と僕、





僕、まったく食べ物の好き嫌いないので


お店を教えてもらう時はその人の「一番」をお願いするんです。





少しだけ考えて藤田さん


「割烹で良いお店があるけど?」


なんでもすごく人気のお店でいつも混んでて、


週末は予約しないと入れないことも多いらしいんです。


「行くなら予約してみるけど行く?」


と聞かれ、


「もちろんです!!」


と答えると予約してくれました。


とんでもない割烹「和楽」さん



藤田さんにお礼を言って


教えてもらったお店に向かいました。





お店の名は「和楽」





到着するとなんと





ノーゲスト!!






ドアを開けるとそこはノーゲスト! びっくりしましたw





「あれ?大丈夫かな…」少し不安になりました。


あんまりだったら軽く食べてさっさと帰ろうと思いながら…


出てきたお通しと生ビールを飲んだ瞬間、





「このお店はヤバイ!!」





と直感しました。


もちろん良い方の意味でw





毎日洗浄されたサーバー独特の臭みのないビール


丁寧に、そして絶妙な手際で入れて余計に引き立つその旨み!!


お通しの繊細かつ豊かな味、絶妙なバランス!!





一気にテンションが上がりました。





そういうお店で貸切状態だと余計に嬉しいですよねw





丁寧だけどなかなか目を合わせてくれないマスター


シャイな人なのは分かりました。





でも、あまりの美味しさに嬉しくなっちゃった僕は


勝手に話しかけてました。



淡路島の新鮮な魚の造り盛り合わせ





実は大阪の家具屋で淡路島で物件探してて


もう3ヶ月近く探してるんだけど決まらなくて…


と、長々話してました。



淡路島の玉ねぎ、トマト、葉っぱ、しらす、めちゃ旨





「はい」「そうなんですね」「なるほど」と


相槌はうってくれるんですが、それ以上の返事は無いマスター



タコの唐揚げも絶品





出てくる料理は絶品。



目の前で炊いてくれたタコめしにも感動!





「今日は美味しい料理を堪能して帰る日なんやな」


と心の中で思いながら食べていました。





入店してから小一時間ほど経った頃、


一気に来ましたお客さん。





あっという間に満席状態





でマスターてんてこ舞い。





お腹も良い感じになったし


マスターも忙しそうだし、と





「お会計をお願いします。」





と言ってお金を出して、席を立つ準備をしました。





お会計をしてるのにごそごそ電話を触ってるマスター


確かガラケーだったような気がします。


お客さんもいっぱいで


料理つくるのさっさとしないといけない状況なのに


「なにしてるんやろ?」と思いました。


お釣りと共にそのガラケーを見せるマスター





「こんなのあるみたい」





そこには「こんな物件ありますよーまだ募集してないけど」


という返事と場所の説明がされたメールが…





ぞわぞわぞわ・・・・・・・





鳥肌が立ちました。


嫌な予感とかではないです。


なんとも変な感じの予感。





「帰りに見に行ってみます!!」





とぞわぞわしながら車を走らせました。





目印となってたセブンイレブンを見つけ


「え〜とどれかな?」


と辺りを見回すと、


ありました。





ついに物件を見つけたんです。





そこからそこを契約するまでにまた2ヶ月ほどかかったんですが


それは物件とは全然別の事情です。





縁、それは本当に不思議なもの。





狙っても策しても得ることはできない。


というか得るものではない。





日頃の行いか諦めない心なのか、


どんなメカニズムなのかは知りません。


でも、運命に導かれるってあると思うんです。





偶然の連続であるべき場所へたどり着く。





宮崎のまーちゃん、淡路島で金山さん、西村さん、藤田さん、マスター、


そしてまだ募集もされていなかった物件との出会い…



不思議な縁は最初の宮崎からもうはじまっていたのかも





まだ条件も何も分からない状態なのに感じる確信のような気持ち。





「あったぶんココやろな…」





大阪への帰り道は


酔いと嬉しさが入り混じった興奮でふるふるしてました。





え?飲酒運転?


大丈夫!ちゃんとハンドルキーパー連れてましたw





つづく・・・


第9話:季節とともにリズムが変わる。たくさんの気づきと…「火事からの5ヶ月のキセキ」








「家具作りたいおっさん」阪井




お正月SP連載ブログ 全12話

〜ROOTS FACTORY火事からの5ヶ月のキセキ〜


2016年7月31日、火災でほとんど全てを失くした絶体絶命のピンチから5ヶ月、たくさんの優しさとご縁に支えられ「ありがとう」では到底足りない感謝の気持ちと万感の思いを込めて綴った5ヶ月間のキセキです。




第1話:え?まさかウチが!?火事は突然に

第1話:え?まさかウチが!?火事は突然に【火事からのキセキ】



第2話:開けない夜はない。信じて進む大切さ。

第2話:開けない夜はない。信じて進む大切さ。【火事からのキセキ】



第3話:出会いと別れ。現実、それは過酷で果てしなく、残酷で無慈悲?

第3話:出会いと別れ。現実、それは過酷で果てしなく、残酷で無慈悲?「火事からの5ヶ月のキセキ」



第4話:宮崎へ行く理由。どこで誰がなにをするか?

第4話:宮崎へ行く理由。どこで誰がなにをするか?「火事からの5ヶ月のキセキ」



第5話:宮崎から戻ってからの1ヶ月。愛媛に淡路島に授業に谷4に船。

第5話:宮崎から戻ってからの1ヶ月。愛媛に淡路島に授業に谷4に船。「火事からの5ヶ月のキセキ」



第6話:やっとはじめられた片付けと、長い長い長い待ち時間。

第6話:やっとはじめられた片付けと、長い長い長い待ち時間。「火事からの5ヶ月のキセキ」



第7話:GAME OVER寸前!やっとバトンをもらえたリレー走者とタニヨンベース

第7話:GAME OVER寸前!やっとバトンをもらえたリレー走者とタニヨンベース「火事からの5ヶ月のキセキ」



第8話:宮崎からの偶然の連続。とんでもない割烹「和楽」

第8話:宮崎からの偶然の連続。とんでもない割烹「和楽」「火事からの5ヶ月のキセキ」



第9話:季節とともにリズムが変わる。たくさんの気づきと…

第9話:季節とともにリズムが変わる。たくさんの気づきと…「火事からの5ヶ月のキセキ」



第10話:衝撃的な大失敗!決死のプロモーション大ゴケ!!でも…

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第11話:店長浜ちゃんの卒業と一風変わった求人。気持ちの距離を縮めたい。

第11話:店長浜ちゃんの卒業と一風変わった求人。気持ちの距離を縮めたい。「火事からの5ヶ月のキセキ」



第12話:最高の5ヶ月間の体験。全ては縁でできている!

第12話:最高の5ヶ月間の体験。全ては縁でできている!「火事からの5ヶ月のキセキ」






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