2023-12-29

家具は使う人のための物である。年末にふつふつと込み上げてきた思い

家具は使う人のための物である。ワタシこれ以外認めません。家具作りたいおっさんです。

タイトル通りです。これ以外の家具なんて〇〇〇だと思うのです。

世の中には多数のアートがあります。食べれるアート、食べれないアート、聴くアート、心癒されるアート、胸かきむしられるアート、不快感をゾクゾク煽ってくるアート、色んなアートがあって、それぞれ意味があって存在しています。

で、家具の話。

家具ってかなりアート性の高い道具だと思うんです。暮らしに欠かせないくせに実用性を無視しちゃったり色んな機能を欲張っちゃったり、当たり前にそこにあったり…

でも家具っていう以上、家の道具だと思うんです。道具と言うからには使えないと意味がない。

使うの意味も様々です。観賞用、というのも立派な用途のひとつです。使う人が「鑑賞したいぜっ！」って望んで家具を希望するなら、喜んで一般的な実用性とか無視した家具を作ります。いや、造らせてください。いや、むしろ創らせろー！！って感じです。

今日はなんの話なのか？自分でもよく分かりません。

2023年もそろそろ終わりで、今年も色々あった年でした。楽しいこと、悲しいこと、ワクワクすること、ゾッとすること、たくさんの事がありました。

そんな一年を振り返って、なんだかすごく言いたくなったのが「家具は使う人のための物である」って事なんです。

あくまで僕個人の価値観なので、他の価値観が存在することは十分理解しています。でも僕は認めません。ここだけは頑なにいきます。

だからルーツファクトリーで家具を買おうかな？と思ってくださってるお客様、どうかしっかり考えてください。すごく冷静にシビアに判断してください。

僕が、ルーツファクトリーがつくる家具は、「使う人のための物」以外ではありません。

だから、それ以外の要素で「買っちゃおっかなー」って思ってる人がもしいたら…

ごめん、買わんといて、ウチそういうのちゃうから！！

です。調子に乗ってるんじゃありません。ぶっちゃけ商売なんで売れるならなんでも良いかって思わないこともないです（ないけどw）

でもそれじゃ嫌なんです。

ルーツファクトリーのお客様は本当に素敵な人達です。優しく思いやりもあるけど、自分自身の価値観と審美眼をしっかりと持って、いらないものはいらない。欲しいから買う。っていう人しかいません。

そんなお客様に育てられてきたところがすごくあります。なんだかんだで20年家具に関わってますが、どんどん仕事が好きになって、家具作りが好きになっています。

だからこそ、不純な動機で家具を買う。みたいなのが許せません。まぁ、そういう世界があって世の中が回ってるのは確かなので、それ自体は否定しても仕方ないところだと思いますが、

ウチではお断りです。

だから、だからこそ、ルーツファクトリーで家具を買ってくださったお客様、ウチはマジで一生その家具の面倒みますので。保証が手厚いとかそんなことじゃないんです。

ウチで作った家具、大好きなお客さんのために、少しでも気持ち良く楽しく使ってもらうために作った家具、一生面倒みるなんて当たり前でしょ？むしろどうかお願いします！ですよ。

年末のバッタバタの中、なんだかふつふつと込み上げてきた思いをぶつけまくっただけのブログです。最後まで読んでいただいて、マジ感謝です！（最敬礼）

「家具作りたいおっさん」阪井
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