
遺品整理と断捨離、実際にやって初めてわかった「残す」大切さ
札幌よりこんにちは!みずのです!
この秋は実家に通い、この夏亡くなった母の遺品整理といっしょに、多趣味な父が長年集めてきたものの断捨離をしています。(父が一人で暮らすには、実家は広く、モノが多すぎて大変だからです……。)

「断捨離」という言葉は、もうすっかり定着しましたよね。不要なものを手放して、必要なものだけを残す。モノへの執着をなくして、すっきりと暮らす。
これまで私は、ルーツファクトリーの仕事のなかで、たくさんの方の断捨離や遺品整理の話を見聞きしてきました。
長年使ってきた婚礼タンスをどうするか。
親から受け継いだ家具を残すのか、手放すのか。
家族が亡くなったあと、残された家具や持ち物をどう整理するのか。
お客様それぞれに事情があり、それぞれに思いがある。
そんなたくさんのストーリーに触れてきた私ですが、自分がやる側になってみて、初めてわかったことがあります。実際にやってみると、ものすごく大変!!です。想像していた以上に!!です。

(信じられないほどたくさんあるタオル)
家の中にあるものを一つ一つ手に取って、「これは必要?」「これはもう使わない?」と考えていく。使っていないものなら、捨てればいい。そう思っていたはずなのに、いざ手にすると、簡単には手放せないのです。
「この化粧品、母が使っていたな」
「この写真は父が大切にしていたものだな」
「私が子どもの頃に書いた手紙!こんなものまでとってあったんだ」
ひとつひとつに、何かしらの記憶があります。そして、捨ててしまえば、もう二度と同じものを手にすることはできません。

(母が長年使っていた文房具入れ)
モノそのものは、もしかしたら必要のないものなのかもしれない。でも、それを持っていた人にとっては、ただのモノではない……。
父と一緒に、それらをひとつずつ見て、考えて、残すものと手放すものを決める。それだけのことなのに、想像以上に時間がかかります。そして、精神的にも疲れます……。

断捨離や遺品整理というと、「不要なものを捨てて、すっきり暮らす」というイメージがあります。でも、だからこそ「とにかく捨てる」のではなく、「必要なものを捨てないこと」が大切なのだと思います。
私は、残されたものを前にして、「これはいらない」と簡単に決めることはできていません。なので、想像以上に時間がかかっています。
何を残すのか。何を手放すのか。
しかもその選択に、「あとから後悔が残らないようにしなくてはならない」というプレッシャーがかかります。実際に家族のものを整理してみて、初めてその重みを実感しています。
これまでルーツファクトリーで見聞きしてきた、たくさんの「残す」という選択。その「残す」という選択の意味が、今になって少しだけ、自分ごととして分かってきたような気がします。

みずの

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