「分けて使いたい」を叶えたリメイク!1台のテーブルが2台に変身

個性的なデザインのテーブルを、暮らしに合わせてリメイク。一台のテーブルが、サイズ違いの二台のテーブルへと生まれ変わりました♪
ご依頼くださったのは、東京都にお住まいのお客様。「2枚天板のリビングテーブルを、バラして別々に使えるようにしたいのですが…」とご相談をいただきました。
「2枚天板のテーブル」と聞いて、どんなものだろう?と思って拝見すると…とっても可愛らしく、おしゃれなデザインのテーブルではありませんか♪

サイズ違いの天板を組み合わせたテーブル。パッと見ると、分解するだけでそれぞれ使えそうに思えるかもしれません。でも実際はそう簡単ではないんです…!
このテーブルは、大きい天板と小さい天板が1本の脚を軸にして繋がっている構造。そのため大きい天板は脚が足りず、小さい天板は穴が開いたままになってしまいます。

分解して使うには少し工夫のいるテーブルですが、お客様の思いは「大きいものと小さいもの、それぞれ別のテーブルとして使いたい」というもの。
「小さい方は今の高さのまま」「大きい方は椅子に合わせた高さに」と、暮らしに合った新しい姿を思い描いていらっしゃいました。

また、小さい方については「脚のガタつきが気になる」とのこと。詳しく見てみると、軸脚の長さがほかの脚と微妙に違っていたんです。
テーブルの脚はほんの数ミリの違いでも、実際に使うと大きな不安定さにつながるもの。気持ちよくお使いいただけるように、脚の高さもしっかり整えていきます。

天板の分解はもちろんですが、今回のリメイクのポイントは「脚」。大きい天板には新しい脚を製作し、理想の高さである680mmに。デザインやバランスを考えながら、職人が1本ずつ丁寧に作り上げていきます。

個性的だった1台のテーブルが、これからは暮らしに合わせて2台に。同じ雰囲気を持ちながらサイズ違いで揃った姿は、とても可愛らしい仕上がりになりました♪
完成した姿がこちらです。

2枚の天板はもともと1本の脚で繋がっていましたが、分解するとそれぞれが不安定になってしまう構造。そこで大きい方には新しい脚を製作し、小さい方は既存の脚のバランスを見直しました。

大きいテーブルは「ノートパソコンで作業できるように」とのご希望があったので、お使いの椅子に合わせた高さへ。これまでは、別の作業用テーブルが低くて使いにくいと感じられていたそうですが、これからはこのテーブルが頼もしい相棒に。きっと快適に作業していただけると思います。

小さい方はそのままのサイズで、テーブルとして使うには小ぶりなのですが、インテリアグッズを飾ったりするのにも活躍するんです♪

脚はもとのものを活かしましたが、長さの違いを調整するために一度外して根元をカット。取り付け位置のバランスを見直し、しっかり安定する仕上がりに。ガタつきも解消し、安心してお使いいただけるようになりました。

完成した2台のテーブルをお客様のもとへお届け。
1台を分けたことで用途が広がっただけでなく、実はお部屋もすっきり見えるんです。色味はそのままなので、もとのインテリアにもすっと馴染みながら、新鮮さも感じられる仕上がりになりました。

小さい方をスツールと並べてみると…なんとも愛らしいサイズ感!場所を取らないので、ちょっとしたスペースにも置きやすく、意外な使い道が広がりそうです。お客様がこれからどんなふうに活用してくださるのか、私たちも楽しみです♪

この度はルーツファクトリーにリメイクをご依頼いただき、本当にありがとうございました。
新しく生まれ変わった2台のテーブルが、これからの暮らしに寄り添って長く活躍してくれますように。

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