都心の意外なお楽しみスポット。ステーションギャラリー&貨幣博物館


こちらの記事は、ルーツファクトリー特派員に任命された”暮らしを楽しむ達人”によるブログです。ルーツファクトリーのテーマでもある「暮らしを楽しむ」を題材に、個性あふれる特派員たちが自由なトピックを展開!本日の担当は、オーニシ特派員!レトロ建築が大好きというオーニシ特派員。今回は丸の内の「東京ステーションギャラリー」と「貨幣博物館」に行ったようで・・・




レトロ建築大好き、オーニシです。


これまでも旧古河庭園庭園美術館(旧朝香宮邸)などをご紹介してきましたが、これらはいずれも個人のお宅だったところ。


今回はまたちょっと違ったところ、「駅」と「銀行」に行ってきましたよ!


それはこちら





東京駅丸の内駅舎にある「東京ステーションギャラリー」





日本銀行の「貨幣博物館」です。


なぜこの二つかというと、どちらも明治時代の建築という歴史もさることながら、実は設計者が同じ人なんですね。


その設計者である「辰野金吾」に関連する展示が連携してそれぞれで行われているということで、両方とも見てきました。




東京ステーションギャラリー


東京駅丸の内北口改札を出たところにあるギャラリーです。(公式サイト


以前にも来たことがあるのですが、数年前の駅舎復原工事に合わせてリニューアルされ、新しくなってからは初めて。


前のややひっそりした感じの入り口も好きだったけど、これはギャラリーのことを知らずに駅に来た人も見てみたくなるかも。





こちらでは、設計図などのいかにも建築家らしいものの他に、ヨーロッパ留学中のスケッチブックの展示などもありました。


普通こういうものは特に見どころになるページを開いた状態でガラスケースの中に入ってるので、他の部分は見られないことがほとんどだと思います。


が、なんとここでは他のページをカラーコピーしてファイルに入れたものを自由に見ることができるようになっていました。


ステンドグラスを精密にスケッチしたものとか、簡単なデッサン風のに色をつけたのとかいろいろある中でも、ちっちゃいカラーのスケッチなんかはとっても可愛くて、ポストカードとかにしたいくらいでした!
(ギャラリー内は撮影禁止のため写真なしです・・・悪しからず)


その他館内では赤レンガの壁を間近で見たり、最上階から駅のドーム内を見下ろすこともできます。





美術館ではなく「ギャラリー」なのでそれほど規模は大きくないですが、ひとつひとつの作品をじっくり見るにはかえって向いているかも。


たとえば列車の待ち時間が小一時間はあるかな、なんて時にぶらりと立ち寄ってみる、なんてこともできそうです。


ミュージアムショップもあって、ここでしか買えないグッズもあるのでお土産もバッチリ。※ただしショップだけの利用はできないので要注意です。


来年は朝ドラ「なつぞら」で吉沢亮さんが演じた「山田天陽」のモチーフとなった画家・神田日勝の回顧展もあるそうなので、興味のある方はぜひ!


日本銀行貨幣博物館






日本橋にある日銀本店の、明治時代に建てられた本館とは道をはさんで向かいの分館内にあります。(公式サイト


入館無料だし、気軽に入れちゃう・・・と思いきや、飛行機に乗る前みたいな手荷物検査を受けないと中に入れてもらえません。


日本の中枢を支える銀行と同じ建物内なわけですから、当然と言えば当然ですね。


でも中に入ってしまえばそんな堅苦しい感じではなく、いろいろ楽しそうな展示が並んでいます。





こちらの特別展では、普通は見られない本館の細部についての見取り図や、一番大事な部分である金庫の設計の話が面白かったです。


配布用に作られた記念誌みたいなのに、「金庫部分は公開できないので載せられていない」という裏話が添えられていたりして、なるほどね~という感じでした。


常設展示の方では、歴代のお札と硬貨が年代順にずらーっと並んだコーナーが圧巻!


懐かしの500円札とか聖徳太子の一万円札とか、家族で来たら「これは知ってる!」「見たことない!」という会話で盛り上がれそう。


↑こんな体験コーナーも。(ここもメインの展示室は撮影禁止なので他の写真なしですみません)


ミュージアムショップ、というほどの規模ではありませんが、限定グッズが買えるコーナーもあるし、手持ちのスマホに音声ガイドアプリを入れて使えたり、といろいろ工夫もされています。


ちなみに、そもそもの辰野金吾博士設計である本館内の見学は要予約の上、現在は免震化工事中で一部しか見られないとのことなので、本格的な見学が再開されたら申し込んでみたいと思います!


ステーションギャラリーと貨幣博物館、駅や銀行という身近な、でもあまりレジャーには縁のなさそうな都心部という意外な場所でありながら、どちらも想像以上に楽しめる穴場スポットです。


機会があったらぜひ行ってみてくださいね!






オーニシ


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