時代を越えて「暮らしを楽しむ」が伝わってくる、東京都庭園美術館


こちらの記事は、ルーツファクトリー特派員に任命された”暮らしを楽しむ達人”によるブログです。ルーツファクトリーのテーマでもある「暮らしを楽しむ」を題材に、個性あふれる特派員たちが自由なトピックを展開!本日の担当は、オーニシ特派員。東京都庭園美術館が大大大好きで何度も通いつめているというオーニシ特派員、その魅力とは!






特派員オーニシです、こんにちは。


9月も半ばをすぎ、気温が上がる日はあっても夏とは違って空気が爽やかな感じになってきましたね。


秋といえばオーニシはもっぱら食欲の秋、な人なのですが。


先日は「芸術の秋」を楽しむべく、東京都庭園美術館に行ってまいりました。



(公式ホームページ)


実はオーニシ、この美術館が大大大好き♡で、これまでにも何度も来たことがあります。






シロガネーゼでおなじみ白金台にあるこちらの美術館、元々は「朝香宮」という皇族のお屋敷だったところ。


パンフレットの説明によれば


「アール・デコ様式の本館自体が美術品」


と言われるぐらい、建物そのものが見どころだらけ。






で、今回見にいったのはその建物自体の公開がメインの展覧会で、普段は撮影できない場所で写真が撮れたり、通常の展示のときは非公開の場所に入れたりする、という年に一度の特別な期間。


これは絶対に行かなくては!とずっと機会を狙ってたのですが、息子の夏休みとバッチリ重なっていたこともあり、会期終わり近くなってようやく実現。






ああ、この玄関のガラスレリーフ、お久しぶり!これを見ると「またここに来られた!」って感じがする!


結構久しぶりだったので、初めてみるこんなコーナーもできてました。






「触れる館内図」や装飾品モチーフのぬり絵など、面白そうなものがいろいろ♪






以前は全体的にわりと大人向けの美術館という印象だったけど、これなら小さい子どもと来ても楽しめそうです!


さていよいよ中へ。実はこの日あんまり時間に余裕がなかったので、今回のみの特別公開の場所の他は好きな部分を優先して見てまわりました。写真も今までの図録とか写真集とか持ってるので最低限しか撮らず(^^;


そんなにいろいろ本まで持ってるくせに、「アール・デコとはどんな様式で、ここではどこにその特徴が出ていて、その美しさとは・・・」とか詳しくわかってるわけじゃありません。


でもなんだろう、理屈じゃなくって単純に「あ、これ好きだなあ~」という感じで見ています。なので、「私が好きなのはこんなところ♡」という視点でしかご紹介できないんですけど。


たとえば照明器具、部屋ごとにひとつひとつデザインが違っていて、そのどれもがすごくおしゃれ!






中でも一番のお気に入りはこのランプ。






可愛い・・・♡毎回これを見に来ていると言っても過言ではないぐらい好きで好きで。このモチーフのアクセサリーとかキーホルダーとか、そういうミュージアムグッズがあればいいのにな~。


そして、このランプがある先の階段を上ったところが、今回特別公開されている「ウィンター・ガーデン」。






温室として使われていた部屋だそうで、もちろん見るのは初めて。わくわくしながら階段を上ります。


中に入ると・・・






カッコよすぎる!!


モノトーンの内装に赤とシルバーの椅子が映えて、80年以上前のものとは思えない!時間をやりくりして見に来た甲斐がありました。写真が下手でカッコよさが伝えきれずすみません・・・m(_ _)m


こういったこだわりの内装や家具は、施主である朝香宮ご夫妻が直接フランスでアール・デコの有名なデザイナーの作品に触れる機会をお持ちだったことから実現されたのだとか。「ウィンター・ガーデン」の赤い椅子は工芸展で殿下が自らお選びになったものだそうですし、妃殿下も内装の元になる絵をご自身で描かれたりなさったそうです。






皇族なんだから家を好きなようにできるなんて当たり前でしょー?と思うかもしれませんが、偉い人だろうと一般人だろうと、特にそういうのにこだわりはないっていう人もいますよね。


そう考えると、ご夫妻はこの家を建ててそこで暮らすことを心から楽しみにしていらしたんじゃないかな~、なんてことを思ったりしました。


さっき「理屈じゃなくて単純に好き」と書いたけれど、もしかしたらそんな建てた人のワクワクする気持ちが伝わってくるところが好きなのかもしれません。「自分もこんな家に住んでみたい」っていうのじゃなくて、ここで暮らしてた人たちはどんな生活を送ってたのかな?と想像をふくらませるのが楽しいというか。






とにかく、アール・デコに限らずインテリアやレトロな建物が好きな人におすすめしたい美術館です!


こんな感じで超駆け足でしたが今回見ておきたかったところは全部見られたのでひとまず満足。


時間さえあればレストランにも寄りたかったんですけどね。美術館には何度も来てるのにここにはまだ入ったことがないんです(T_T)






レストランのページ見ると、ランチのショートコースなんか意外とお手頃なお値段だし、カフェタイムのケーキも美味しそう♡
これはいつか絶対に立ち寄らねばなるまい!


この先の展覧会予定をしっかりチェックして、次はもっと時間をゆったりとれる日に来るんだ~、もちろんランチタイムに合わせて!


ちなみにレストランのみの利用もできるそうなので、なんだったらお茶しに来るだけでも・・・


いけない、このままでは結局「食欲の秋」に落ち着いてしまう!何かもっと他の情報はないのかオーニシ!?


あっそうだ!こちら「庭園」美術館というだけあって、お庭もステキなのです。春は桜が綺麗だしこれからの時期は紅葉が見頃に。お天気がいい日には芝生でのんびりするのも気持ちいいですよ♪



(庭側から見るとこんな感じです。一番左の最上階、矢印のところが先ほど見た「ウィンター・ガーデン」)


特別公開展示はもうすぐ終わりですが、これからもいろいろな展覧会が企画されています。美術品も建物もいっぺんに楽しめるという意味ではむしろお得かも。機会があったらぜひ行ってみてくださいね!






ROOTS FACTORY東京店シモキタベース
スタッフ・オーニシ


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