ゆで卵の殻が綺麗に剥けなくてイラッとした時のとっておきの封印術。
ゆで卵。好きですか?つるんとした肌、ぷるぷるの白身に包まれた濃厚な黄身。トロトロの半熟ゆで卵もしっかりと火の通った完熟ゆで卵も大好きです。
そんな大好きなゆで卵を食べたいと、卵を茹でます。いろんな作法がありますが、コトコトと茹でられる卵を見ながら「美味しくな〜れ」と唱えてみたり…
やっと出来上がったゆで卵を、さぁイタダキマス!!と殻を割って剥こうとしたその時!
白身に殻がひっついて全然取れないどころか、粉々になった殻と一緒に白身さまがどんどんちぎれて小さくなってしまう…
イラッ(΄◉◞౪◟◉`)
としませんか?僕はイラッとします。いや、やっぱりイラッとしません。今日はそういう話です。
こういう「イラッ」て気持ちはズバリ「腹立ち」です。そう、ゆで卵が上手く剥けなくて腹が立つんです。物事が上手くいかないと腹が立つ。
「そんなことまったくないよ。」
と言う心穏やかで心豊かな人はこのブログを読む必要はないでしょう。このブログは「イラッ」としてしまう僕のような未熟な、いや半熟な人に書いています。
『この上手くいかない時に「イラッ」とする』が最近なくなってきたんです。今日ゆで卵を剥こうとして久々にこの「イラッ」のレベル1くらいの気持ちが沸きました。
僕はゆで卵は「つるん」と剥けて欲しい派なので、茹で方にも気をつけるし、茹で上がったら冷水で急激に冷やして、殻がつるっと剥けやすいように万全の準備をします。
だから脳内イメージは当然に「つるん」と剥けるように茹で上がっています。
そこで殻とともに「ボリッ」「ボコッ」と愛しの白身さまが剥ぎ取られていくのです。あまりに細かすぎてそこを剥がして食べることも叶わない有様…
体内の奥底に封印されている九尾の鼓動が聞こえます。イライラの種の効果なのか泳げません。なんせアドレナリンが首筋から脳に急速に注入されはじめる気配を感じます。
その瞬間、40年近くもかけて培った封印術が作動します。(最近Huluでナルト疾風伝を見てたんですが568話までしか見れなくて悶々としています。気になる人は「ナルト疾風伝 569話以降」で検索してみてください)
イラっとする前に冷静になる(←当たり前や!!)んです。いや、その話じゃなくてね。僕が「イラッとしなくなりましたよエッヘン!」とかいう話ではなくてね。
久々にその「イラッ」の兆しを感じてなんだか新鮮だったので改めて考えてみたんですよ。
なんで腹が立つんだろう?
ということを。さて、ここからが本題です。
なんで腹が立つんだろう?
「イラッ」とする、腹が立つ、というのは「物事が上手くいかない」事に対して残念さや悲しさを消化しようとして起きる感情です。
「腹が立つ」って言うのは「楽しい」「好き」「悲しい」とかの明確な理由が無くても起きる感情とは少し違って、必ず「理由」があると僕は思っています。
ゆで卵が上手く剥けなくて「イラッ」としかけた僕の心にあったのは「つるんと剥ける心地良さ」や「いっぱい食べたいというワクワク」みたいな期待感が裏切られて、「悲しく」なっちゃったんですよね。本当は。
でも「悲しみ」って感情は認めるのが嫌な感情なんです。だって悲しくなるから。そこで僕みたいな半熟な人間は「イラッ」としてしまうんですよね。してしまってた、というか。
「たかがゆで卵くらいで」
って思う冷めた人には何も言うことがありません。それはもう「あ、っそう…」となんだか悲しく話をやめるしかありません。でも多くの人はやっぱり「ゆで卵の殻が綺麗に剥けて美味しく全部食べたい」と思うはず。
そこで!です。最近の僕の体内の奥底に封印されている九尾の鼓動が聞こえはじめ、イライラの種の効果が発揮され、アドレナリンが首筋から脳に急速に注入されはじめる気配を感じた瞬間に作動する40年近くもかけて培った封印術です。
体内の奥底に封印されている九尾の鼓動が聞こえはじめ、イライラの種の効果が発揮され、アドレナリンが首筋から脳に急速に注入されはじめる気配を感じた瞬間に作動する40年近くもかけて培った封印術
①「イラッ」としかけたらその原因を考える
②ゆで卵の殻が剥けない→上手くいかない→全部食べれない、悲しい◀︎ココ重要
③気持ちの原因を考えると「悲しい」がきっかけだと気づく
④悲しみを素直に受け止め、自分の至らなさをゆで卵様に詫びる
⑤気を取り直して残された白身と黄身を美味しくいただく
という5段階です。そうなんです。「イラッ」の原因は悲しみ。楽しみにしてた、工夫して準備した、美味しく食べたい、全部食べたい、そういったワクワクが上手くいかなくて「悲しかった」んです。
きっと手順のどこか、つまり自分の行動に原因がある筈です。そう考えるとなんと「ゆで卵に申し訳ない」気持ちになるんです。
僕がもっと完璧に手順を組んでこなしていれば少しの白身も残さず食べてあげられたのに。申し訳ない。「ゆで卵さんごめんなさい」となる訳です。
残念さがまったく無くなる訳ではないかもしれないけど、こう考えるとものすごく楽に、そしてポジティブになります。「よし次こそは!」って先のことを考えられます。
これはゆで卵の殻を剥こうとして上手くいかなかった時の心の対処法だけではありません。他の誰かが原因になってる「苛立ち」「腹立ち」にも有効なんです。
長々とお付き合いありがとうございます。もし僕と同じ「イラッ」を抱えてる人がいたら、ぜひ試してみてください。なかなか効果的。自分のハッピー度が急上昇しますよ☆
さて、そろそろお時間がまいりました。私、家具をつくりにいかねばなりません。ゆで卵も食べたし、そろそろ行くとします。でわっ!!
「家具作りたいおっさん」阪井
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