形見の座卓をダイニングテーブルにリメイク。素材の魅力を生かして…
松の飾り彫が入った素敵な座卓をリメイクさせていただきました。
リメイクのご依頼をくださったのは、お家のリフォームを控えていらしたお客様。
お客様のお母様が大切にされていたという形見の座卓を、ご新居でも使うことができるようにとダイニングテーブルにリメイクをご依頼いただきました。
無垢一枚板で作られたとても立派な座卓。片側の短手には松の美しい飾り彫が施されていました。お客様のお母様はお茶の先生をなさっていたそうで、40年程前にご購入され大切に大切に使われていたそうです。
ただ、そのまま脚の長さを変えるだけではご新居の雰囲気に合わないと思うとのことで、リフォーム後のお部屋がどのような内装になるかなどもお聞きしながらリメイク内容のご相談を進めました。
ご新居の床材はウォールナット材となり、全体的にモダンな雰囲気になる予定とのこと。
お客様は、天板のテカテカとした赤茶色の塗装や松の飾り彫が和風に見えるから、塗装を剥がしてシックなウォールナット色に仕上げ、飾り彫もなくしてしまった方が良いのではないかと仰っていました。
なるほど確かにそうすることでモダンなダイニングテーブルになりそうです。
でも、そうすると素材の良さや面影も失われてしまいそうです。元の座卓の特徴を生かしながらモダンなダイニングテーブルにリメイクすることはできないか、ルーツファクトリー代表の『家具作りたいおっさん』は考えを巡らせました。
お預かりした座卓を細かくみて、塗装、脚の構造、太さ、位置まで、お客様とご相談しながらこだわりにこだわってリメイクを進めました。
そして、生まれ変わったテーブルがこちら。
いかがでしょう。元の座卓の特徴をしっかりと残しながら、古さを感じさせないモダンな仕上がりとなりました。
和風特有の重々しさがなくなった理由の一つが、天板の塗装。
天板の塗装を剥がしてテカテカとした光沢をなくし、あえて着色はせず木の本来の美しい色味を生かすことで本物ならではの凛とした佇まいを実現させました。
また、お客様と奥様から「お手入れは簡単にできた方がいいな」とご希望いただいていたので、薄くウレタン塗装を施しました。
脚の仕様もテーブルの雰囲気を左右する大きな要素です。
75mmの幕板フレームに、70角の脚を合わせ、黒染め塗装でスタイリッシュに仕上げました。
元の面影をそのまま残しながら、こんなにも雰囲気を変えることができるなんて。家具は細部の違いでまったく印象が変わるのだと改めて感じました。
さぁ、こちらのダイニングテーブルをお客様のご新居に納品!
お客様のご新居で内覧会が開催されるとのことで、リフォーム完成直後のお家に納品させていただきました。
大きな窓に、開放的な吹き抜けのリビング。
とってもお洒落なご新居に思わず何度も「素敵!」と叫んでしまいました!
ダイニングテーブルを設置させていただいたのは、お庭を眺めることのできる窓際。
「わぁ〜!いい感じになりましたね!」
とお客様は喜んでくださいました。
ちょうどお客様のお家を施工されたリフォーム会社さんもいらっしゃって、「こちら、座卓からリメイクしたんですか!へぇ、すごい!」と興味深そうにご覧くださいました。
ダイニングチェアをセットすると、この通り。すごくお似合いでした!
リビングのソファのお色味ともぴったりで、お客様は「ルーツファクトリーさんの言う通り、元の天板の色を生かしてよかったです!」と言っていただけました。
素敵なご新居に、思い出の座卓をリメイクしたダイニングテーブル。きっとお母様も喜んでいらっしゃるのではないでしょうか(^^)
ご依頼いただきありがとうございました!
ところで・・・
テーブル納品後、お客様がご新居を色々と案内してくださったのですが、お部屋ごとに壁紙がすべて違いお部屋を回るごとに胸が弾みました(*´∀`*)
お客様がお家を、インテリアを楽しんでいらっしゃるのが伝わり、私も一緒に楽しい気持ちになりました。あぁ〜、素敵だなぁ。
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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