2020-04-07

パイン材のダイニングテーブルを伸縮式にリメイク？人数に合わせて…

こんにちは、ユリマタタです！

ルーツファクトリーでは毎日たくさんの家具についてのご相談をいただいていますが、その中でも一際多くお問い合わせいただくのが、家具のリメイクについて。

「こんな風にリメイクしたいんですけど、できますか？」

と様々なお問い合わせをいただきますが、ある日、「引き出し付きダイニングテーブルを、伸縮式テーブルにリメイクすることはできますか？」とお問い合わせいただきました。

ご相談いただいたのはこちらのカントリー調のダイニングテーブル。色艶が出て味わい深いパイン材、素敵ですね。

ダイニングテーブルを伸縮式にリメイク・・・今まで、伸縮式テーブルのサイズを小さくしたりするリメイクは、何度かご紹介してきましたが、その逆もできるのでしょうか。

これまで家具作りたいおっさん（ルーツファクトリー代表）の口から「できない」という言葉は聞いたことがないけど、果たして答えは・・・

「もっちろん!!」

即答で「リメイクできるよ！」とのこと。頼もしい！

お客様のご希望は、W1500mm×D800の引き出し付きダイニングテーブルを、W2000まで拡張できるようにしたいとのことでした。また、できれば延長用天板を2枚にして２段階のサイズに拡張できるようにしたいと仰っていました。

そして、長手側の中央に付いている引き出しをできればリメイク後も使いたいとご希望いただきました。

そこで、お客様の家具の仕様とリメイク後のご希望をより詳細に確認するため、直接お客様のお家へ。家具のお引き取りも兼ねてお打ち合わせに伺いました。

こちらはお客様がご結婚の時にご購入されたテーブルだそうです。

「部屋のスペース的に普段はこの大きさのまま使いたいけど、親戚が集まった時にもう少し大きくすることができたらいいなぁと思って」とリメイクのご相談をくださった経緯を教えてくださいました。

お客様のお話から、テーブルをずっと大切に使われてきたことが伝わってきて、そんな大切なテーブルのリメイクをお任せいただけることがとても嬉しかったです。

さて、お客様のテーブルには、節付きのパイン材『ポンデロッサパイン』が使われていました。

豊かな表情、独特な味わいが生まれるポンデロッサパイン。カントリー調の家具によく使われるとても人気の材です。

一方で、節付きの材は歪みや反りが出やすく、パイン材自体も柔らかめで動きやすい材であるため、伸縮式のように部材を組み合わせる仕組みにリメイクするにはあまり向いていないかもと家具作りたいおっさんが言いました。

えぇっ！じゃあどうやってリメイクするの！？∑(ﾟДﾟ)

私が率直に疑問をぶつけると・・・

「ふっふっふ、ワシがこれまでどれだけ家具をリメイクしてきたと思っとるのかの？」と謎のキャラを見せる家具作りたいおっさん。

しかし、私は他にも疑問がいっぱい。

そもそも、普通のダイニングテーブルを伸縮式にすること自体どうやってやるのか、中央にある引き出しを伸縮式にした後も使えるように移植なんてできるのか・・・いったいどのようにリメイクするというのでしょうか。

リメイクの現場を覗いてみると、そこには様々な工夫と惜しみない手間が！！

次回、リメイク完成までの道のりとその仕上がりをご紹介します！

マジで本当に伸縮式テーブルにリメイクできちゃいました。必見です！（4月9日【製作＆完成編】アップしました！↓↓）