座卓からダイニングテーブルへ。高さもデザインも叶えた、こだわりのアイアン脚
ソファ前で使われていた座卓を、ダイニングテーブルにリメイク。使い馴染んだ家具が新たな表情で生まれ変わりました♪
ご依頼くださったのは、千葉県浦安市にお住まいのお客様。
お子さんの成長とともに、これまで使っていたダイニングテーブルが少し手狭に感じられるようになっていたそうです。「新しく買い替えるかどうしよう…」と考えたとき、ふと頭に浮かんだのが、長年使ってきた座卓の存在でした。
脚を変えればダイニングテーブルとして使えるかもしれない。“買い替える”のではなく、今ある家具を“活かす”という選択です。
「せっかくなら大切な家具を活かしたい」と座卓のリメイクをご検討され、新しく脚を製作して、お使いのダイニングテーブルと同じ高さに仕上げてほしいとご依頼いただきました。
既存の脚は、シンプルながらラインの入ったデザインが特徴的。ダイニングテーブルとして使うならどんな脚が合うか、お客様と相談しながらデザインを決めていきました。
天板はそのままでも、脚が変わるだけで印象は大きく変わります。今回は木製ではなく、アイアン脚を合わせたいとのご希望でした♪
ただ、ここで一つ問題が。
現在お使いのダイニングテーブルの高さに慣れているため、「同じ高さにしたい」とのご要望をいただいていましたが、既製品のアイアン脚では、この高さに対応できるものがなかなか見つかりません。
しかし、テーブルの高さは、使い心地を大きく左右する大切なポイント。椅子とのバランスもあるので、ここは妥協したくない部分です。
アイアン脚をオーダー製作するという方法もありますが、それだとお客様のご予算に合わず…。
それでも理想の仕上がりを叶えるため、どうすれば希望の高さでアイアン脚を取り付けられるか、あれやこれやと考えました。
ルーツファクトリーでは、難しいリメイクであっても、「できません」とは言いません。お客様の理想を形にするため、どうすれば実現できるかを考え、工夫を重ねています。それこそが、オーダーリメイクの楽しいところでもあるんです♪
その結果、理想の高さでアイアン脚を取り付けた、ダイニングテーブルにリメイクすることができました…！
完成した姿がこちらです。
ダークブラウンのシックな天板に、スタイリッシュなロの字型のアイアン脚。落ち着きのある中にも、ほどよい存在感のある一台に仕上がりました。
天板の振れを防ぐため、脚元から天板中央にかけて華奢なバーを取り付けています。実はこのバーこそ、お客様がこだわっていらしたデザインのひとつでした。
ところで、先ほど「既成のアイアン脚だと高さが合わない」「オーダーで製作するとご予算が…」というお話をしましたが、では実際にどのような加工を施したのかというと——。
天板と脚の間にスペーサーを入れ、高さを調整しました。横から見ても違和感はなく、自然な仕上がりになっています。
「長辺側に3人座れるようにしたい」というご要望に合わせ、もとの座卓脚の取り付け位置よりも、なるべく外側に取り付けました。
足元の空間にもゆとりが生まれ、これまでご使用されていたダイニングチェアも、引き続き気持ちよくお使いいただけます。
リメイクが完成したダイニングテーブルを、お客様のもとへお届けに♪
天板と脚を分解した状態でお届けしたため、サイズのあるダイニングテーブルでも搬入はスムーズ。ご自宅で組み立てまで行わせていただきます。
生まれ変わったテーブルをご覧になったお客様からは「使い馴染んだテーブルが、好みのデザインになって戻ってきた」と喜んでいただけました♪
買い替えるのではなく、今ある家具を活かして。
思い出を引き継ぎながら、世界にひとつだけのオーダーリメイク家具として、これからの暮らしにそっと寄り添う形になりました。
この度はルーツファクトリーに家具のリメイクをご依頼をくださり、ありがとうございました。リメイクしたダイニングテーブルでお客様ご家族の暮らしがより快適になりますように…♪
やの
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