
赤は“とまれ”
みなさまこんにちは!ぶっとび広報・パッション採用を担当するカレンです。
わたしのブログでは、ものづくりの面白さから人生観、美味しかった食べ物のことまで幅広くお届けしていけたらとおもいます。広報として張り巡らせたアンテナがキャッチした情報と、ルーツファクトリーの“これから”をつくる採用活動を織りまぜながら発信していきますので、ゆるゆるとお楽しみください!
2ヶ月ぶりに髪を染めました!さて、何色にしたでしょうか?
美容院へ行く前は、頭の中が「赤」一色。赤赤赤赤赤赤、と念じながらメラメラと向かいました。

選ばれたのは、前回と同じ「「「「「金」」」」」!年中コロコロ髪色を変えたがるわたしにとって、非常に珍しい結果です。
そもそも、なぜ赤を選んでいたのか?という話に遡ると、マインドカラー(カレン語)がそうさせたのです。占いなどでもよくある、ラッキーカラーに近いものと言えるでしょうか。わたしの場合、好きな色や身につけたい色が日毎月毎に移り変わります。

気持ちが沈んでいるときは、青。
心の実家に帰りたいときは、緑。
GOGOで街に繰り出したいときは、オレンジ。
そんな感じで、好みよりも“自己表現としての色選び”をよくしています。最近は、攻めっ気のある行動ばかり起こしていたので、手に取るアイテムや座る椅子の色まですべて赤を選んでいました。谷四のショールームにあるスツールも、意図的に赤色を選んで座っています。なんならいまも、赤色のデルタスツールに座りながら、トマトジュースを片手にこの文章を書いています。

こちらは、最近布施の商店街で一目惚れした赤い額縁です。

そんなわたしにブレーキをかけてくれたのが、4年ほどお世話になっている美容師さんでした。実は、白みがかった金髪にするために数ヶ月ほど染髪のあれこれを我慢していました。念願叶って手にしたこの色を、早々に捨てていいのか?と諭してくださったのです。
これまで、どんな色をリクエストしても「やってみます!」「西岡さんに似合いそうですね!」とポジティブな返答しかされたことがありませんでした。ある時は、キャバリア(犬種)の写真を見せ、これにしてくださいと頼んだ日もあります。「っぽいですね」と言われました。
いつもいつも笑顔で受け入れてくれた美容師さんが止めるって、相当なことなのでは???さすがの聞かん坊代表も、決意が揺らぎ始めます。

「今度ブリーチするなら、ベリーショート(新しく生えてきた部分だけ)にするぐらいじゃないと毛先はもう耐えられないですよ」
「わたし、将来おばあちゃんになったらベリーショートにしたいんです」
「じゃあ、先駆けてやりますか?」
「それは嫌です。いまは髪を伸ばしたい気分です」
「……じゃあ」
「もう一度リタッチでお願いします(涙)」

この涙のラリーを経て、写真のキラキラ金髪が手に入ったワケです。綺麗な髪色をみたら、嘘みたいに迷いが晴れ、るんるんで帰宅しました。
帰りの電車で、ぼんやりとおもったことがあります。赤って、ブレーキの色でもあるなと。
わたしの友人やこれまで信用してきた上司・先輩は、西岡の性格や特性をすごーーーく理解して寄り添ってくれていました。「カレンが言うならいいよ」「西岡がやりたいなら応援するよ」と、優しい言葉をかけてもらった記憶しかありません。

繊細なわたしがのびのび健やかに過ごせるようにと、たくさんの優しさをもらってきました。だけど、だからこそブレーキをかけてくれる方って大事なんですよね。すべてをOKするのが愛じゃないときもあります。
ママもパパも、どうしてわかってくれないんだろう?周りの友だちはこんなにもわたしの自由を許してくれるのに!と腹を立てていたけど、自ら「赤信号」になってくれるって実はとびきりの愛情です。美容師さんは、プロとして、4年間の愛情を込めてわたしを止めてくれました。不思議と、不自由にはおもいませんでした。

わたしにとって、成功とは「自由とともに在ること」です。なぜこんな話をしたかというと、最近読んでいる『自分で「始めた」女たち』という書籍の影響です。この本では、クリエイティブな業界で起業された女性、最前線を走る女性へのインタビューが112名分掲載されています。
人によって多少インタビュー項目が異なるようですが、「あなたにとって成功とは?」の問いがよく目につきました。
環境や教育にとらわれた不自由が、とても嫌いでした。夢を口にだせない恐怖、個性を“ならされる”苦しさ、いろんなものを経験しました。「心のなかだけは自由だ」そう言い聞かせて、何度も立ち上がったり挫けたりした過去が思い起こされます。

30年生きてようやく気づけたのは、不自由なんてそもそも存在しないということです。わたしが感じていた不自由は、ほとんどが“思い込み”でした。少し前に触れていたように、わたしを止めるひとは周りに1人もいません。自由への執着が不自由を生んでいたとも言えるでしょう。
ただし、自由を感じられる環境かどうかはわたしにとって非常に重要です。動物たちの生息範囲が決まっているのと同じで、西岡の生きやすいエリアは間違いなく存在します。「なんか、窮屈かも」ときゅむきゅむしてしまう空間は、発想も思考も自然と止まるんです。作業としてのお仕事はできますが、こなすためのクリエイティブって、恐ろしいほどに愛がこもらないんですよね。

「カレンちゃんは、自由枠やねん」
そう言ってくれたルーツファクトリー代表『家具作りたいおっさん』の言葉に、内心ほっとしたのを覚えています。ビーサン・短パンで面接に現れた姿には、あの頃のわたしが救われました。「いい色やな」開口一番褒められた金髪は、美容師さんが一生懸命手をかけてくれたお気に入りの色なのです。

最近、少しだけ自分のことをルーツのひとにお話できるようになりました。普段は各々が忙しく、お客さまのことや製作のことで会話が完結してしまうのですが、ちょっとした休憩時間に少しだけ。
さて、2ヶ月後のわたしが「別の色にしたい!!」とごねませんように。

カレン

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