お父様が遺された無垢一枚板の座卓をリメイク。ダイニングテーブルに


お客様のお父様が大切にされていたという無垢天板の座卓を椅子と合わせて使えるようなダイニングテーブルにリメイクさせていただきました。

今回ご紹介するリメイクは、東京都板橋区にお住まいのお客様からのご依頼でした。

「遺品整理を進める中で、この座卓は残したいなと思って…」とご相談いただきました。

お父様が大切にされていたという座卓

W1520 D950の耳付き無垢一枚板の天板。表情豊かな杢目で、厚みもあってとても立派です。

耳付き無垢一枚板の立派な座卓

こちらの天板を、サイズ・塗装など触らずそのまま活かし、脚を新しいものに付け替えてダイニングテーブルにリメイクしたいとのことでした。

天板サイズ・塗装はそのままにダイニングテーブルにリメイクしたいとご相談いただいた座卓

ルーツファクトリーの家具のリメイクは、”オーダーリメイク”。

「脚を付け替える」と一口に言っても、ただカタログのようなものから脚の種類を選んでもらうのではなく、お客様がお持ちの家具の仕様や状態を確認しながら、お客様のご希望をお聞きして一緒に最適なものを考えていきます。

家具の仕様や状態をみながらリメイク方法を考えていくオーダーリメイク

今回は厚みのある天板だったので、なるべく足元の空間を広くとれるよう、ねじ込み式の天板直付けタイプの脚を採用することになりました。

脚の色は、渋みのある天板のお色味が映えるよう、黒く仕上げることに。

和モダンな雰囲気のとてもカッコいいダイニングテーブルが完成しましたよ。

それではさっそくリメイク後の写真をご覧ください。

耳付き無垢一枚板の天板を活かしてリメイクしたダイニングテーブル

天板の横幅・奥行き・厚みはそのままに、丸脚を新しく製作&付け替えてH700のダイニングテーブルに生まれ変わりました。

黒塗装の丸脚を取り付け和モダンに仕上がったダイニングテーブル

脚は、天板に直付けにする以外にもなるべく外側の位置に取り付け、天板下の空間をゆったり確保しました。

塗装の加減にもこだわっています。天板と同じ艶感にするとコテコテになってしまうし、かといって素材感を出しすぎると浮いてしまうので、うっすらと艶が出る程度に仕上げました。

天板とのバランスを考え脚の艶感を調整

こちらのダイニングテーブルを、座卓をお引き取りしたお家へ再びお届けにあがりました。

リメイク前の座卓は和室に置かれていましたが、納品は洋室に。

じゃじゃん♪とっても素敵です!

お客様宅に納品した座卓からリメイクしたダイニングテーブル

フローリングや椅子フレームがダークブラウンなので、脚を黒塗装したことでお部屋全体の調和がよくとれています。

納品時、お客様は実際に椅子にお掛けになりテーブルの使い心地を確かめ「ちょうど良いです」と喜んでくださいました。

リメイクしたダイニングテーブルの使い心地をお確かめになるお客様

納品後には、このようにメールをいただきました。

「素敵なテーブルにリメイクしていただきありがとうございます。
大事に使っていきたいと思います。」

こちらこそ、大切な家具のリメイクをお任せいただきありがとうございました。ぜひ末長くお使いいただけたらと思います(^^)


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