チークのローテーブルをダイニングテーブルに。アジアンの解釈を変えて
チークの素敵なアジアンローテーブルをダイニングテーブルにリメイクさせていただきました!
こちらがリメイクのご相談をいただいたアジアンローテーブル(made in バリ島)。
お客様が先輩からもらったテーブルで、長いこと大切にされていたそうです。使い込まれた無垢のチークが味わい深いですね。
長く使い込んだ愛着のあるテーブルですが、今のお部屋のインテリアテーマ、ブルックリンスタイル(無骨なインダストリアルスタイル)に合うようにリメイクしたいとROOTS FACTORYにご相談いただきました。
最初は「ローテーブルの天板を利用して、アイアン脚を取り付けたい」とお問い合わせメールをくださったお客様。
チークのアジアンな雰囲気も良かったけど、黒皮鉄が醸す無骨な雰囲気がお好みとのことで、色々とイメージ写真をいただいたりしました。
しかし、打ち合わせを重ねるうち、家具作りたいおっさんの提案で「木製の脚の方が良いのでは?」ということになりました。
というのも、奔放な無垢チークの天板を支える為の安定感と強度、そして元の構造との相性などから考えると木製脚の方がオススメで、合わせてお客様のお話しを伺う中で”お客様が本当に欲しいもの”は木製脚の方が適していると感じたからです。
エキゾチックでいびつさも手作りの味と感じられる事も魅力なアジアンスタイル、一方でそのままの素材感を生かし、骨太な無骨さが魅力なブルックリンスタイル、一見相反する2つの個性的なスタイルを、解釈を変えてリメイクで心地良く共存させたら絶対カッコイイ。
アジアン家具の作りのざっくりさ、暴れん坊の自由なチーク無垢天板のいびつさを、解釈を変えて「無骨でワイルドな素材感」と捉え、緻密に正確に作られた頑強なオーク材の脚を敢えて黒染めし、組み合わせる事で絶妙なバランスが生まれ、パキッと空間を引き締めつつもイイ感じの無骨感も出ますよ。
とお話ししました。お客様からは、
「なるほど!阪井さんにおまかせします!」
と言っていただき、製作スタート!
今回のリメイクの主な作業内容は
①脚の分解
②鏡板や下側の幕板の撤去および解体
③解体箇所の補修
④天板下幕板補正と補強
⑤新しい木製脚の製作
⑥脚の取り付け加工
と、かなりてんこ盛り。今回に限らず、リメイクの作業量は毎度すごいボリュームたっぷりですが(^_^;)
ひとつ間違えるとやり直しの効かない家具のリメイク。すべての作業を慎重に行います。
そして、新しく取り付ける脚の製作。
量産品と違って、お客様のその家具のためのみに製作するので、手間もコストもかかります。
天板の反りや歪みなども考慮して、1本1本丁寧に作っていきます。
仄かに浮き出る木目が趣深い黒染めに仕上げます。
そうして完成したダイニングテーブル。
今後の使いやすさを考えて脚は取り外し可能な仕様にしたので、お客様のお宅で組み立てました。
ちなみに、工具を使わずに組み立てられる蝶ネジを使用しています。
組み立てが完了して、いよいよお客様にお披露目!
するとお客様は「イイですね!!」とテーブルに寄ってじっくりと眺めておられました。
チークならではの自然味溢れる豊かな表情を活かしつつ、黒染めの脚でスタイリッシュな仕上がりとなったダイニングテーブル。
お客様は実際の仕上がりをご覧になって「こういうことだったんですね!すごく気に入りました!これからも長く大切にします!」と喜んでくださいました。
最後は家具作りたいおっさんと記念撮影!ありがとうございました(^^)
ROOTS FACTORYでは、お客様が大切な家具と長く暮らすことができるよう、その家具の特性や状態を見極め、お客様のお好みをしっかりとヒアリングして、ベストなご提案を差し上げます。
家具についてのお悩みございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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