戦前からの桐タンスをテレビボードにリメイク!古家具の良さを残して


神奈川県にお住まいのお客様から、お母様が遺された戦前からの桐タンス2棹のリメイクをご依頼いただき、味わい深い家具の良さを活かしたテレビボードにリメイクさせていただきました!

今回はお住まいのリフォームを機に複数の家具のリメイクをご依頼いただいており、掘りごたつからデスク折りたたみ脚ローテーブルからデスクにリメイクしたことでご夫婦それぞれでお使いいただけるデスクに大変身♪

そして、奥さまの婚礼タンスはキッチンカウンター下収納と、玄関用の壁掛けミラーに生まれ変わりました!

今回のブログでは桐タンスのリメイクをご紹介いたします!

桐タンス 和タンス

味わい深い雰囲気が素敵な桐タンスは亡きお母様が遺されたもので、おそらくお祖母様から引き継いだものなんだそう。戦前からのものということもあり、これまで大切に使われてきた古い家具ならではの歴史を感じます。

元々はリフォームを機に新しく備え付け家具を作ろうかとお考えだったそうなのですが、家具をリメイクすれば色々作れそうだなと思い、ルーツファクトリーにご相談くださったのだそうです♪

戦前からの桐タンス

リメイクをお考えになった当初からテレビボードへのリメイクをご希望だったそうで、今回は桐タンスの最上段を活かしてテレビ台にリメイクさせていただくことに決定しました!

タンスの横幅と奥行きはそのままに、ソファに座った状態でテレビが見やすい高さになるよう底部に脚をつけます♪

桐タンスの引き出し

内部にはデッキやゲーム機器を収納予定とのことなので、そのままの状態でもリモコン操作が効くように引き違い戸の片側をすりガラス調のアクリルに変更することに。

「プレステ5をできれば立てて入れたい」とご相談いただいたのですが、本体の高さが358mmあるとのことなのでテレビボードの内寸の高さより大きくて難しそう…。

桐タンスの内部

ですが、横向きに置くのであればデッキと同じように収納可能です!テレビボードの左側にコンセントがくるとのことなので、左側の背面に配線穴を開けて、デッキとプレステ5は左側に収納しましょうということになりました♪

元々はテレビボードの真ん中に縦の仕切りを入れる予定でしたが、左側のスペースを広く取れるよう仕切りの位置をすこし右側にずらすことに。

桐タンスのリメイク作業

リメイク作業を進めていくなかで、電子機器類を入れるには内部の底板が薄くて強度的に心許ないため、9mmの底板を追加させていただくことになりました!大切な家具を長くお使いいただけるよう、家具の強度も重要です。

桐タンスからテレビボードにリメイク

家具の歴史を感じられるよう本来のお色味を活かしつつも、汚れなどが付きにくくお手入れがしやすいようにオイル塗装をして仕上げ、W900 D410 H600のテレビボードが完成しました!

タンスからリメイクしたテレビボード

タンスからテレビボードと家具の用途は変わりつつも、既存材をたっぷり活かしたことでタンス本来の面影を感じられる仕上がりに♪

重さのあるテレビを乗せても大丈夫なようにリビングボードの天板を補強しました!

テレビボードの天板

そして、引き違い戸の鏡板をすりガラス調のアクリルに変更したことで手掛かりがなくなってしまったのですが「手掛かりとして溝を入れることもできますよ」とご提案させていただいたところ、デザインお任せで入れてほしいとご希望いただきましたので、家具の雰囲気を損なわない細い丸溝の手掛かりを入れました!

鏡板部分をすりガラスにリメイク

引き違い戸を開けた左側は横幅を500mm確保してあるので、デッキとゲーム機器を無理なく収納できるサイズに♪

背面には設置場所に合わせた位置に配線穴を開けています。

テレビボードの内部

右側には棚板を入れていないので、テレビ周りのものなどを収納するのにぴったり!元からあった3杯の引き出しも引き続きお使いいただけますので、収納の多い便利なテレビボードとなっていますよ♪

テレビボードの収納部分

底部には高さ145mmの脚をつけたので、ソファに座った状態でテレビが見やすくなるだけでなく、お掃除もしやすいというメリットがあります!

ちなみにサイドの金具は既存のものをそのまま活かしているので、どの角度から見ても桐タンスの存在を感じることができますね…♪

テーパーカット脚

リメイクが完了したテレビボードを、淡路島の工房からお客様のご自宅がある神奈川県までいざお届けに〜!

オーダーリメイク家具を配達

リメイクのため長らくお預かりしていた桐タンスは形を変え、いよいよお披露目の瞬間です…!

「こんな感じに大変身しましたよ〜!」とお客様に家具のご説明をさせていただくユリマタタ♪

お客様とユリマタタ

桐タンスから生まれ変わったテレビボードは、空間をあたたかい雰囲気にしてくれますね〜♪現代の家具にはない独特な趣や使い込まれたような質感は、これまで大切に使ってこられた古い家具ならでは。

長くお使いいただけるようにしっかりと補強をしながらリメイクさせていただいたので、大きなテレビを乗せても問題ありません。

桐タンスをリメイクして作ったテレビボード

内部にデッキを入れてみるとこちらもいい感じ♪

デッキ収納部分

家具の構造をほとんど変えずに本来の良さを活かしているので、テレビボードの外観だけでなく、細かな部分にも家具の歴史を感じられますね。

桐タンスの味わい深い引き出し

今回リメイクさせていただいた桐タンスの下部を活かして、別の家具にもリメイクさせていただきましたので、次回のオーダーリメイクブログでご紹介いたします!

そちらも素敵な仕上がりとなっていますのでお楽しみに!

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