家具のリメイク、無垢材はどんな加工をするの?製作の一部をご紹介!
「無垢材の家具はリメイクできる」
「突き板などフラッシュ構造の家具はリメイクができない」
と、よく言われたりしますが・・・(ルーツファクトリーではフラッシュ構造の家具をリメイクできちゃったりしますが)
なんだかこう書かれていると、「あれ、無垢材の家具だったらリメイク簡単なのかな?」って思っちゃいませんか??私も以前までそう思ってました。どうも万年家具見習いのユリマタタと申します。
無垢材の家具はリメイクが簡単なのか。結論から言うと、
断じてそんなことは、ありません(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
実際に製作をしているわけではない私が何でこんな涙ながらに申し上げているかというと(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
日々様々な家具のリメイク事例記事を書いているのですが、それぞれの家具がどのように生まれ変わっていくのか、その製作風景を写真で追うだけでもとんでもなく時間がかかり一つ一つの作業の緻密さに頭がグラングランするほd!@#$%^&*(+=]_[☆☆☆!!(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
すみません、取り乱しました。
例えば、昨日アップしたこちらの婚礼家具リメイク事例。
無垢材でできた和タンスの引き出しをリサイズして、本体は新しく製作してチェストにリメイクしました。
無垢材であればそのままカットすればリサイズ完了!・・・と、そんなわけはなく。
まず、カットする前に引き出しの前板と引き出しの箱を分解する必要があります。
ちなみに、引き出しの構造にも色々あるようです。
前板と側板が直接接合されているタイプだったり、引き出しの箱を作り上げた所に前板が接合されているタイプだったり、前板が家具本体に被さるようなタイプ(カブセ)だったり、前板が家具本体の面に収まるようなタイプ(インセット)だったり・・・
その仕様の違いによってもどのようにリメイクするのが良いかが変わってくるようで、細かなところを隅々までチェックしなくてはなりません。
そして、今回のリメイクで私が注目したポイントはこちら!
なにやら・・・掃除している・・・?
家具作りたいおっさんに尋ねたら、これは引き出しの前板裏側についていた両面テープを掃除しているところだそうです。
前板と引き出しの箱の接合に、滅多にあるわけではないけどテープを併用されていることがあるらしいんですけど、それを掃除せずそのまま使おうとすると微妙な凸凹が歪みにつながるそうです。
その微妙な凹凸というのは、なんと0.5mm以下とかの超ミニマム単位らしい。ひえっ!
だから、一枚ずつ丁寧に丁寧に、掃除していきます。
材をカットした後には、大きさにバラつきが出ないように気をつけながら、綺麗にやすっていきます。
さらに、カットした小口は色が他の部分と変わってしまっているので、着色していきます。
一つ一つ、それぞれの部材に合わせて色をつけていき、また、全体で見ても不自然にならないように仕上げていきます。
こうして、新たな引き出しの前板が完成しました。
そんなこんなで、無垢材を加工するにもひと山越えて、ふた山越えて、果てしないワインディングロードを駆け抜けなければならないのです。
しかも今回ご紹介したのはほんの一部の加工だけ・・・リメイク全体はもっともっと長い道のりがありますw
でも、だからこそお客様のもとにお届けした時に見られる笑顔は格別。「頼んで良かった!」と言っていただけた暁にはスタッフみんなで乾杯です!
家具のリメイクはとても大変だけど、お客様の思いが詰まった大切な家具をお任せいただく、とっても光栄なお仕事。
私も事例紹介の記事を書く時は毎回ヒーヒー言ってますが、お客様の笑顔を思い出すと「もっとこの素晴らしい家具のリメイクをたくさんの方に知ってほしいー!」と燃えてきちゃいます(*´∀`*)
「大切な家具をリメイクして使い続けたい」
そんな時は、ぜひルーツファクトリーにご相談ください♪
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
Follow @yurimatataroots
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