
「そのうち」が来る前に。祖母の家じまいで考える、家具のこれから
札幌よりこんにちは!みずのです!
今回は、私の祖母の家に残された家具のことについて、最近考えたことを書いてみたいと思います。
先日、両親から「祖母の家を整理することになりそうだ」という話を聞きました。

祖母は現在、両親の家から車で数時間ほどかかる田舎に住んでいます。しかし、高齢となった今は、ほとんどの時間を自宅ではなく施設で過ごしています。祖父はすでに他界していますが、元大工だった祖父が建てた家はとても立派なもの。母屋だけでなく倉もあり、その中には長年の暮らしの中で使われてきた家具や家財道具がたくさん残されています。
けれど今、その家をどうするかという話が進んでいます。

祖母の家のことを思い出すと、不思議と家具のことばかりが浮かびます。帰省のたびに家族が集まって囲んだ食卓。祖母が気に入って使っていたベッド。祖父が手入れをしていた道具箱や収納棚。
普段は意識していなくても、家具にはその家で過ごした時間や家族の記憶が宿っているのだと改めて感じました。

だからこそ、家や家具のことは、もっと早い段階で話しておけたらよかったのかもしれません。
「この家具はどうしたい?」
「誰か使いたい人はいる?」
「残すとしたら、どんな形がいいだろう?」
そんな会話をしていたら、また違った選択肢も見えていたでしょう。

もちろん、これから祖母の気持ちも大切にしながら、家族と少しずつ話をしていくことになるのだと思います。ただ、家を維持することも、家具を保管し続けることも簡単なことではありません。それでも、処分するかそのまま残すかだけではなく、形を変えて受け継ぐという方法もあります。
ルーツファクトリーでたくさんの家具リメイク事例を見てきた私は、家具には「使い続ける方法」が意外とたくさんあることを知りました。すべてを残すことは難しくても、「手放すしかない」と思っていた家具に別の可能性があることを知ったことで、家具との向き合い方が少し変わったように思います。

祖母の家や、そこに残された家具をどうしていくのか、我が家ではまだ結論は出ていません。けれど、「そのうち考えよう」と思っているうちに、大きな決断を迫られることもあるのだと感じています。
もしご実家やご親族のお家に、思い出の詰まった家具があるなら、まずは家族で「この家具、どうしようか」と話してみることから始めてみてはどうでしょう。
その会話自体が、家具に込められた家族の記憶を次の世代へ手渡していく時間になるのかもしれません。
私自身も、祖母の家に残る家具のことを思い浮かべながら、今度家族とそんな話をしてみたいなと思っています。

みずの

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