リメイクにしかできないこと〜思いの詰まった婚礼家具のご相談から〜
ある日、お客様から婚礼家具のリメイクについてのご相談メールを頂きました。
「昨年末に自宅を新築する計画が持ち上がり、現在使用している婚礼家具について頭を悩ませる日々が続いています。」という文章から始まったお客様のメールには、お客様の家具への思いがぎっしりと綴られていました。
ご相談くださった婚礼家具は、ご結婚時にお父様が持たせてくれたというものだったそうです。
「正直、今時こんな大型の婚礼家具なんて…と当時は思っていました。」とお客様。しかし、その後にはこのように綴られていました。
「子どもが生まれ子育てをしていくうちに、離れて暮らす両親が自分のことを大事に育ててくれたこと、そして今でも私たち家族のことを想ってくれているということを、この婚礼家具を通して感じます。」
お客様のメールを読みながら、胸が熱くなってしまいました。
婚礼家具に込められた思い、そしてその思いを受け取るお客様のお人柄…お客様にもお客様のご両親にもお会いしたことがないけれど、頂いたメールには心揺さぶられるものがありました。
メールはさらに続きました。
「長年仕事で忙しくしていた父には、新築の我が家に遊びに来た時にはくつろいでもらいたいと思っています。そして、父から持たせてもらった家具たちも、これから私たちと共に暮らしてゆくのだというところをぜひ目にしてほしいです。」
なんて素敵なお話でしょうか…きっとお客様のお気持ちを知ったらそれだけでお父様は嬉しく思われるのではないでしょうか。
こんなにも家具を大切にされているお客様からご相談をいただけたことをとても光栄に思います。それと同時に、とっておきのリメイクでお客様、そしてお客様のお父様に喜んでいただきたいという気持ちが湧き上がってきました。
このことを家具作りたいおっさん(ルーツファクトリー代表)や工房スタッフに伝えたところ、みんな同じように燃えたぎっているようでした。
改めて、リメイクにしかできないこと、リメイクならではの家具作りがあるのだと実感しました。
ルーツファクトリーはなぜ家具のリメイクをしているのかと問われれば、真っ先に「お客様の思いがそこにあるから」と答えます。
お客様の大切な家具というわけでなければ、わざわざリメイクという形をとらずに、一からオーダーメイドで作ります。
何せリメイクは手間がかかります。元の家具を材料にしてどうやって目指す形に辿り着くかを考えるのは、真っ新な材料からその道のりを考えるより遥かにややこしいのです。
だから、繰り返しにはなりますが、お客様の家具への思いがぎっしりと詰まったメールを頂いた時、ルーツファクトリーを頼っていただけたことを心底嬉しく思いました。
お客様の大切な家具をご新居でより一層愛しく感じていただける家具にリメイクしたいと思いました。
お客様からメールを頂いた後、お電話でより詳しくお話しを伺い、それから家具のお引き取りを兼ねてお客様のお家へ伺い…
じっくりと長い時間をかけてお客様のご新居に合う家具となるようリメイクを進めました。
次回から、こちらの婚礼家具のリメイクについてご紹介していきます。
・整理タンスの引き出しを生かしたチェスト
・和タンスの内部を生かしたクローゼット用の着物タンス
・和タンスの扉を生かしたテレビボード
どれもとびきり可愛い家具となりました。ぜひ楽しみにしていてください♪
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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素敵に大変身!思い出の婚礼箪笥(婚礼家具)のリメイク実例をご紹介!
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