小樽市の登録有形文化財「旧青山別邸」!高級家具とあじさいにふれる


札幌よりこんにちは~!みずのです!

夏休みのある日のこと。子どもが林間学校で丸一日留守にする日があり、夫婦で久しぶりに出かけることに!

「子ども連れでなかなか行けない場所」…と考えて、小樽市にある登録有形文化財「旧青山別邸」へ行って来ました!

小樽市の美術豪邸

このお屋敷を立てた青山家は、明治~大正時代にかけて小樽市でにしん漁を行い巨万の富を築き上げました。その三代目、政恵が17歳の時、大正6年から12年もの歳月をかけて建てられたものです。平成22年に登録有形文化財に指定されており、近年では漫画「ゴールデンカムイ」の舞台にもなったことで知られています。

一つ一つ描かれた天井画

入り口を入ってまず出迎えてくれるのが、この豪華な天井画!圧巻です!

そして、豪華さは広さからもわかります。約1500坪の敷地内に木造2階建て、建坪はなんと190坪!家屋の中は6畳~15畳の部屋が18室あります。総工費は現在の価格で30億と言われ、現地の説明文にも「金に糸目をつけず建てられた豪邸」と書かれていたほどです(笑)

豪邸の梁部分

なんと梁の部分だけでこの大きさ!さらに内部ではその豪華絢爛な室内を見ることができます。それぞれの部屋には襖絵や書、海外の高級家具などがおいてあり、神代杉、紫檀、黒檀といった高価な木材がふんだんに使用されていました。素人目に見ても贅を尽くされた建物だということがわかります。

写真撮影が禁止なので画像がないのが非常に残念!ルーツファクトリーでは、大正時代から受け継がれる100年ものの家具をレストアするなど古い家具を手掛けることもあります。

レストアさせていただいた衣装タンスとお客様と記念撮影

どんなに愛着があっても、家具は戦争や災害といったやむを得ない事情や、長年の使用によって不具合が生じ、使えなくなってしまうことがあります。それでもこうした家具は「まだ使い続けたい」「大切にしたい」という強い想いを持つ人々がいたからこそ、現代にまで受け継がれてきているのです。家具を長年使い続けることは大変な苦労がありますが、そこには人々の深い想いが詰まっています。

「歴史あるものを次の世代にも残していきたい」という想いに、家具の価値は関係ないのかもしれませんが、多くの人の手を渡ってこれからも受け継がれていくであろう家具たちに、嬉しさを感じました。

アジサイ園の様子

帰りには裏庭にあるあじさい園を見学!これまで見たことのないすごい量です!調べてみると600株もあるそう。

この鮮やかなあじさいを、建築された当時の大正時代の人も見ていたのでしょうか。子どもと一緒ではなかなか難しい(笑)歴史に思いを馳せる一日になりました。

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