洋服タンスを再塗装して圧迫感を軽減！洋室に馴染むようにリメイク♪
大切にされてきたタンスの色味を変えて、スタイリッシュな雰囲気に♪
今回は、大分県大分市にお住まいのお客様より、洋服タンスのリメイクをご依頼いただきました。
サイズはW1250 D450 H1510。艶のある落ち着いた色合いに、螺鈿細工が美しいデザインのタンスです。
同じデザインの和タンスのリメイクもご検討いただいていたのですが、お客様は現在一人暮らし。これからの暮らしを考え、家具をなるべく増やさずにスッキリと過ごしたいというご希望もあり、和タンスは手放し、洋服タンスを残すことになったのだそうです。
そこで今回は、タンスのサイズや仕様はそのままに、全体の色味を変えてイメージチェンジしたいとご依頼いただきました。
和の雰囲気がある家具は、お部屋のインテリアやほかの家具との相性が難しいと感じる方も多く、家具の色味変更のご相談は少なくありません。
もともとは木目の美しい仕上がりでしたが、今回は木目をあえて活かさず、全体をライトグレーで明るく仕上げたいとのご希望です。これまでの雰囲気からガラッと変わりそうですね♪
さらに、タンス本体の新しい色味に合わせて、取っ手のカラーも変更することになりました。
今回のご依頼は『全体の色味を変更する』ということで、なんだか簡単そうに思えますが、単純に上から塗るだけ、というわけにはいきません。
まずはしっかりと表面を磨いて、もとの塗装を丁寧に剥がし、下地をきちんと整えるところからスタート。この下準備がとても大切で、実はとても根気のいる作業なんです…！
そして肝心の塗装。今回はもとの色味とまったく違う色に仕上げるため、通常よりも塗り重ねの工程が増えます。どんな塗装でも最低3回は塗りを重ねるのですが、色味をしっかりと出すために、さらに細かな調整を重ねながら仕上げていきます。手間も時間もかかる作業ですが、その分仕上がりの美しさは格別です♪
果たして、落ち着いた色味だった洋服タンスが、どのように生まれ変わったのでしょうか。完成した姿がこちらです！
和の雰囲気のあった洋服タンスが、お客様好みのマットなライトグレーに仕上がり、ぐっとスタイリッシュな印象になりました♪
今回「もし可能なら、螺鈿細工だけ残して塗装できますか？」とご相談いただいたのですが、塗装面と質感の違いによる凹凸がどうしても出てしまうため、綺麗に仕上がらない可能性があります。
せっかくの大切なタンスなので、綺麗な仕上がりで心地よくお使いいただけるよう、螺鈿は残さず全体を均一に塗装することにしました。その分、全体のまとまりが生まれ、より上品な仕上がりになっています。
色味を変えたことで、洋室にも自然と馴染む雰囲気に。サイズはそのままですが、明るいトーンになったことで圧迫感が軽減されました。
取っ手は、お客様のお好みに合わせてメタリック調のシルバーにチェンジ。しっかり脱脂し、塗料がしっかり定着するよう下地を整えたうえで塗装しました。当初は新しい取っ手に付け替える案もありましたが、もとの取っ手を活かしたことで、以前の面影もほんのり残り、リメイクならではの良さが感じられる仕上がりです。ライトグレーとの組み合わせも相性抜群で、より洗練された印象に♪
いよいよ、リメイクが完了した洋服タンスをお客様のもとへお届け。「とにかく圧迫感なく、明るい雰囲気にしたい」とお話しされていたので、お披露目の瞬間は私たちもドキドキです…！
実際にお部屋に設置してみると、大切なタンスの存在感はそのままに、お部屋全体の雰囲気にもぴったり。お客様にもとても喜んでいただけました＾＾
家具の色味が変わるだけで、こんなにも印象が変わるものなんですね！和の雰囲気だったタンスが、今ではカジュアルなインテリアとも合わせやすいデザインに生まれ変わりました。
明るい色味になったことで、不思議とサイズまでコンパクトになったように感じられますが、もちろんサイズはそのまま。収納力もこれまで通りです♪
そして今回、嬉しいことに別のタンスのリメイクもご依頼いただきました！
「大きなサイズのまま残すのは難しいけれど、形見としてどうにか残したい…」という、お客様ご家族の想いを受けて、タンスの一部を残すことに。
大切なタンスの存在を身近に感じられるリメイクとなっていますので、そちらもお楽しみに♪
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