軋み音が気になるソファの原因は？修理をして問題点を改善しました♪
大阪市中央区にお住まいのお客様から、20年ほど前にご購入されたというファブリック素材のソファの修理のご依頼をいただきました！
長く使っているうちにクッション部分がへたってきて、座るたびに音が鳴るようになってしまったとのことです。どんなに大切に使っている家具でも、経年により不具合が出てしまったりするのですが、座るたびにギシギシと軋み音がするのはやっぱり気になってしまいますよね。
リメイクのお問い合わせ時にお客様からソファのお写真をいただいたのですが、どこかが目立って壊れているわけではないので、お写真からの見立てではどの部分が不具合の原因になっているかは分からない状態でした。どこまでの修理ができるかは実際に見てみないと分からないため、家具のお引き取りも兼ねて修理のお打ち合わせに伺いました！
お写真では分からなかった部分まで実際に見せていただくと、ソファの木枠が緩んできているので、これはベルトを張り替えた方が良さそうです。ソファをお預かりして、ルーツファクトリーの工房がある淡路島まで持ち帰らせていただきます♪
今回はクッションや座面生地は変えず、不具合改善のための修理のみをご依頼いただきました。木屑などがつかないようクッションを大切に保管して修理を進めていきますよ〜！
作業を進めていくなかで、そのほかにも不具合箇所がないか細かな箇所までしっかりとチェックしていくとなんと、座面内部の木枠が一部折れていることに気付きました！
なるほど！ここも音鳴りの原因になっていたんですね…！
このように家具の修理では、作業を進めていくことで気付く不具合もたくさんあります。特に今回はソファの裏側なので作業をしてみなければ分からない場所ですね…！
ではこの部分をどのように修理していくかというと、まずは折れている部分を圧着して、直した後にもう一層下に材を一本通すことに。
折れている部分のみ修理するだけでもいいのでは？と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこの方法には理由があるのです！
元々の構造上、破損箇所だけを修理・補強してもその部分だけが強固になってしまい、ほかの場所に負担がかかって壊れてしまう可能性があります。そういったトラブルを未然に防ぐための方法なんですよ◎
さらに、フレームのたわみを防ぐため、補強した箇所と同じように枠内一周に柱を立ててフレームの強度をアップさせました！
これで修理は完了です！早速お客様のご自宅までソファをお届けにあがります♪
ところが！！！！！！
いざ納品してみるとまだ音鳴りがしているではありませんか…！修理が完了してベストな状態なはずなのに一体どうゆうことなんでしょう…。お客様には大変申し訳ありませんが、再び工房に持ち帰らせていただくことに。
音鳴りの原因を再び調査していくと、ソファ中央部分の木材とソファの裏の生地を留めていたタッカーが取れて、座った時にソファ生地と木材が擦れて音鳴りがしていたのです。
なので、中央の木材を両側から添え木をして補強することで生地と木材の接する面積を増やし、木材とソファ生地をタッカーでしっかり固定して音が鳴らないように修理をさせていただきました。
また、前回の修理でソファフレームを木材で補強しましたが、そこにビスを打つことでさらにフレームを補強しています。
そして、ソファに座った時にソファ生地が引っ張られて角の木材が軋んでしまうのを防ぐため、角にビスを打つことでフレームの角を補強しました！
まだギシギシと音がする…ということがないよう入念に修理をさせていただいたので、問題点はしっかりと改善されました！
再びお客様のご自宅までお届けに伺い、お預かりしていたソファを元々置いてあった場所に設置させていただきます♪
さあ、音鳴り問題はどうでしょうか…。
ドキドキしながらも実際にお客様に座ってご確認いただくと「音が鳴らなくなっている！」とお喜びいただけました♪これで安心してお使いいただけるようになり、わたしたちもホッと一安心です。
長年ご使用している家具に不具合が出ると、ずっと使っているから仕方ないか…とつい諦めてしまいがちですが、しっかりと修理をしてあげることで気持ちよく使い続けていくことが可能になり、より愛着感が増していくのではないでしょうか♪
今回修理をさせていただいたソファを、これからも長くお使いいただけると大変嬉しいです。
この度は大切な家具のリメイクをご依頼いただき、ありがとうございました。またなにかございましたらお気軽にご相談ください♪
お問い合わせ＆メッセージはコチラ
【よくあるご質問】はコチラ家具のこと、リメイクのこと、お気軽にお問い合わせください。【メールフォーム】【お電話でのお問い合わせ】 受付時間：10:00〜17:00（平日・土日） 電話番号：0120-600-239（フリーダイヤル通話料無料）
