段ボールでできた家具!?意外なところにも使われている段ボール素材


札幌よりこんにちは!みずのです!

先日、知人から「仕事のイベントで使った本棚を処分するので、もし必要なら引き取らない?」と連絡がありました。本棚だけでは本を収納しきれずに、常に床に置かれている我が家にはまさに渡りに船!二つ返事で引き取る段取りを決めました。

そこでやってきたのがこちら!

段ボール本棚

段ボール本棚です!

段ボール製の本棚と聞くと「大丈夫?」と心配するかもしれませんが、実は段ボールは高い機能性を持つ素材なんです。耐久性があり、軽量で扱いやすいだけでなく、環境にも優しいエコな素材として注目されています。

段ボール本棚の裏側

実際、この本棚も目の前にしてみると段ボールでできているとは思えないほど丈夫。話を聞くと、避難所などで使われる段ボールベッドと同じ技術を使って作られているそう。人が寝ても大丈夫な段ボールなら、本を収納するのも問題ありませんよね!

段ボール本棚に本を入れた様子

近年段ボールは、環境負荷を抑えつつ、高い耐久性や機能性を持つ優れた素材として、こうした家具以外にもさまざまな業界でも注目されているんだとか!段ボール素材の家具を見たのは今回が初めての私、箱以外の意外な使われ方に驚きました。

さらに調べてみると、実は高級木製家具のなかにも段ボールが使用されている場合があるとのこと!ルーツファクトリーでも過去に扱ったことがある「ハニカム合板」です。

見た目は一枚板のように見えても、段ボールがフラッシュ構造の隙間に入っていて、軽く強度を持った強い板にすることが出来るものだそう。

洋裁用作業板をリメイクしてダイニングテーブルに 家具リメイク事例:R205 Before & After

こちらの洋裁作業板からテーブルへのリメイクでもこの構造の板が使われていました。一見すると無垢の一枚板のように見えましたが、実際に刃をいれてみると、なかはハニカム合板だった!という驚きのつくりだったのです。

構造が違えば、作業工程も考え直さなくてはなりません。板を切ってから接ぎ合わせることができないため、このリメイクでは土台は新しく作り直し、板材表面の味わいを残しながら美装をすることでテーブルに仕上げました。詳しい工程はぜひこちらのブログから!

どうリメイクする!?ハニカム構造の板材をリサイズ&テーブル天板に


家具の世界で思わぬところにも使われている段ボール。外観だけではわからず、こうした予想外の作業が発生することもありますが、ルーツファクトリーではお客様のご要望にお応えするべく、長年の経験と技を駆使しながら日々作業をしております!

「この家具、どういうつくりや素材かよくわからないんだけど…」というお客様も、スタッフが一つ一つ丁寧に家具を見させていただき、最適なリメイク方法をご提案いたしますので、安心してご相談くださいね!

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