洋服タンスからお仏壇にリメイク。特徴的な飾り縁をたっぷり活かして
洋服タンスをお仏壇にリメイクさせていただきました。
上部の扉部分と下部の引き出し部分で分かれるようになっているアンティークの洋服タンス。先日のブログでは、下部の引き出し部分からテレビ台にリメイクしたお話をご紹介しました。
リメイクのお打ち合わせをする中で、せっかくならば素敵な上部も活かして何かにリメイクできたら…と、お客様がご所望だったお仏壇も製作させていただくことになりました。
ご希望いただいたのは、上置き型サイズの小さめなお仏壇です。
中に祀られるお位牌の大きさなどをお聞きして、そちらに合わせて設計していきました。
洋服タンスのサイズから考えると、上置き型サイズのお仏壇を作るための材料はたっぷり取れるように思いますが…実は「超余裕」というわけでもありません。
タンスのような箱物家具は、その構造で強度をもたせているところが大きく、パーツを分解する…つまりその構造を崩すして、新たなパーツに作り変えることは容易ではないのです。
全体のデザインについて、お客様からは「他の家具と合わせてダークウォールナット色にしたい」ということ以外おまかせいただき、なるべく洋服タンスのパーツを活かせる形でリメイクさせていただきました。
そうして完成したお仏壇がこちら。
16号サイズで、W320 D260 H490となっています。とてもスタイリッシュに仕上がりましたね。
扉には、シックな雰囲気に合わせて真鍮のつまみを取り付けました。
そして、洋服タンスの大きな特徴であった飾り縁をたっぷりと活かして、形はまったく異なるのにしっかりと元の面影を感じられるデザインとなりました。
飾り縁は、内部にも活かしました。
どのように活かしたかというと…
扉を開けた正面、背板の四方に加工しました。四隅を留め加工してスッキリ仕上げたのもポイントです。
お仏壇の天井には照明を仕込んであり、内部を暖かく照らしてくれます。
小引き出しも配置しているので、お線香などをしまっておくことができます。
コンパクトながら、面影と機能がギュッと詰まったお仏壇。
納品に伺った時にいただいたお客様からの歓声が忘れられません(^ ^)
納品後にもお客様とメールでやり取りさせていただいたのですが、「お仏壇があんなにスタイリッシュになるとは」というお言葉をいただきました。
ちなみにリメイクしたお仏壇は、同じく洋服タンスからリメイクしたテレビ台と同じ空間に設置させていただきました。
同じ家具からリメイクした2つが同じ空間に並ぶ姿に思わずグッときました。
素敵なご依頼をいただきありがとうございました!
さて、次回のブログでは、一緒にご依頼いただいたドレッサーのリメイクについてご紹介します。お楽しみに!
ユリマタタ
素敵に大変身!思い出の婚礼箪笥(婚礼家具)のリメイク実例をご紹介!
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