婚礼タンスからハンガーラックにリメイク。WICで使いやすいように


大きな婚礼家具の洋服タンスを、WIC(ウォークインクローゼット)の中で使えるオープンタイプのハンガーラックにリメイクさせていただきました。


先日ご紹介した婚礼タンスを3つの家具にリメイクしたお話のうちの2つ目の家具のご紹介です。


お客様は、ご両親から贈られた婚礼タンスをとても大切にしていらっしゃいました。


リメイクのご相談をいただいた婚礼タンス


その他の家具もなるべく元のタンスの面影が残るようにリメイクさせていただいたのですが、ハンガーラックは用途も似ていて一層元のタンスのことを感じられますね。


オープンタイプのハンガーラックは、扉を開け閉めする必要がなくなるので、ウォークインクローゼットという限られた空間で使い勝手が良いです。


これまでにも「ウォークインクローゼットの中で使えるように婚礼タンスをオープンタイプにリメイクしてほしい」というご依頼をたくさん頂いてきました。


婚礼タンスからオープンタイプのハンガーラックにリメイクする際に人気の手法の一つが、婚礼タンスの扉をハンガーラックの側板に活かすというもの。タンスを特徴づける扉を、本体の側板に持ってくることでタンスの面影をしっかりと残すことができます。


今回もその手法でリメイクさせていただきました。


タンスの特徴となる扉


サイズは、スペースに合わせて横幅は750mmに、奥行きはハンガーをかけやすくなおかつ大きくなりすぎないように500mmにすることに。


高さは、あまり高くなりすぎないようにと、スケールでお客様とサイズ感を確認しながら1675mmにすることになりました。


ラックにはお洋服をかける他、カバンを置いたり衣類を畳んでしまったりできるようにとご希望いただき、細かな仕様を詰めていきました。


それでは、どのようなハンガーラックが完成したのか、ぜひリメイク後の写真をご覧ください。


婚礼タンスからリメイクしたオープンタイプのハンガーラック


じゃんっ♪


婚礼タンスの扉を大きく活かして面影たっぷりにリメイクしました。ちなみに、扉の裏側には蝶番の穴があいていたり凹凸があったりしたため、裏張りをして綺麗に仕上げました。


そして、使用したのは扉だけではありません。サイズが変わったので強度の観点から天板は新しく製作したのですが、天板の正面のデザインが残るように見附部分を活かしました。


婚礼タンスの天板を活かしたハンガーラックの天板


洋服掛け部分は、ポール下から引き出しまでH1000弱確保しています。


引き出し上には、カバンなどを置いて後ろから落ちてしまわないようにH50の立ち上がりをつけました。


洋服を掛けたらカバンを置いたり衣類を畳んでしまえたりするハンガーラック


お客様から「スッキリとしたデザインにしたい」とご希望いただき、引き出しには取っ手をつけずにプッシュオープン式にしました。


プッシュオープン式の引き出し


また、移動がしやすいようにキャスター付きに。


キャスター付きのハンガーラック


元よりサイズが小さくなったとはいえ、やはり大きく重量もそれなりにあるのでキャスターでコロコロと移動ができると便利ですよね。


婚礼タンスの面影を残しながらウォークインクローゼットで使いやすい形となったハンガーラック。


納品時には他の家具と一緒にリビングに搬入し、お客様は後ほどご自分でお部屋に設置されるとのことでした。


お客様宅に納品したハンガーラック


そう、キャスター付きなので女性1人でも移動できちゃうんです♪


お部屋に合わせてリメイクさせていただいたので、長く心地よくお使いいただけると思います(^^)


さぁ、次回のブログでは、一緒にリメイクさせていただいたもう一つの家具、キャスター付きチェストについてご紹介します。


こちらもコンパクトで使い勝手の良い家具となりました。次回のブログをお楽しみに!





ユリマタタ
ルーツファクトリー
ユリマタタ


素敵に大変身!思い出の婚礼箪笥(婚礼家具)のリメイク実例をご紹介!

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