婚礼タンスをお仏壇用ローボードにリメイク。扉の松の模様を活かして
鎌倉彫の婚礼タンスをローボードにリメイクさせていただきました。
ご相談いただいたのは、お客様のおば様の婚礼タンスについて。
亡くなったおば様のお家を建て替えることになったそうで、おば様の婚礼タンスもリメイクして新しくなるお部屋に置くことができたら…とご相談いただきました。
目を見張るような美しい模様が描かれている婚礼タンス。
こちらをお仏壇が置けるようなローボードにしてほしいとご希望いただきました。
横幅や奥行きサイズはお仏壇を置くのにちょうど良いため、高さのみをリサイズしたいとのこと。
内部はこのように和装を収納できるようになっており、本体が上下で分かれるようになっていました。
こちらが分かれ目です。
お客様から、下側半分をそのまま活かしてその上にお仏壇を置くことができるようにリメイクをご希望いただきました。
扉は、上方の松の模様を残せるよう加工をご希望いただきました。
扉を上からカットすると、開け閉めのための引き手がなくなってしまうため、こちらの取っ手を移動させます。
さぁ、それではどのような形に生まれ変わったのでしょうか。
リメイク完成写真はこちらです!
婚礼タンスのサイズを活かして、横幅は1095mm、奥行きは600mm、高さは既存の本体925mmに厚み40mmの天板を足して965mmとなっています。
天板は、お仏壇をのせて問題がないよう新しい材料で強度をもたせました。
本体のお色味に合わせて塗装して、新しい材料を使ったとはわからないほどの馴染み具合となっています。
綺麗に馴染んでいるもう一つのポイントは、天板の見附部分。
天板の正面にあたるこの見附部分を元の天板から切り出しく組み付けたことにより、より元の雰囲気に近い仕上がりとなりました。
ちなみに完成写真からはわかりにくいと思うのですが、婚礼タンスの下部をそのまま活かしているといっても、天板接合部を合わせるために下部を一度分解してから組み上げるという手間をかけています。
細部まで気を遣いリメイクしたことで、美しい鎌倉彫がしっかりと映えるローボードとなりました。
ところで、お客様のおば様のお家にはもう一つセットの婚礼タンスがあり、そちらもリメイクしてほしいとご相談いただいていました。
3枚扉の洋服タンスだったのですが、その扉も立派な鎌倉彫が施されていたのでそちらを活かして残すことができたら…と。
さぁ、一体何にリメイクしたのでしょうか。次回のブログでご紹介するので、どうぞお楽しみに♪
ルーツファクトリー
ユリマタタ
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