和タンスをクローゼットに設置できるようリメイク!高さと奥行き縮め


背の高い婚礼家具の和タンスを、クローゼットの中で使えるようにリメイクさせていただきました。


お家を建て替えるにあたり、そのままでは置く場所がなくなってしまうとリメイクのご相談をいただいた和タンス。(ちなみに、先日ご紹介した食器棚のリメイクや衝立のリメイクと一緒にご依頼いただきました)


ご新居のクローゼットに置けるようにリメイクをご依頼いただいた婚礼家具の和タンス


サイズは、奥行きが60cm、高さは2m近くありました。


D600 H1970あった和タンス


お着物をしまうタンスは必要だし、何よりこのタンスを気に入っているから、なるべくそのままの形で一回り小さくできたら、とご相談いただきました。


お客様が気に入っていると仰っていた和タンスの内部


まず、クローゼットの中に置いて使われるということで、扉は外すことに。


そうすると扉の蝶番がついていた本体手前部分をカットできるので、そうして奥行きをリサイズすることになりました。


扉の蝶番が付いていた本体の手前側


ただ、このようなタンスの側板は中空になっていて、カットするとそのままでは成立しなくなってしまいます。そのため、補強を施して仕上げ材を貼るという工程も必要になります。


また、こちらの和タンスは天板や台輪がとても立派でかなり厚みがありました。


厚みのあった天板


もう少し高さを抑えたいとご希望いただき、既存の天板や台輪を外して、代わりに厚みを抑えたものを新しく製作して取り付けることになりました。


そうして、奥行きは600mmから500mmに、高さは1970mmから1760mmまでリサイズすることが叶いました。


さぁ、気になる仕上がりは…


婚礼家具の和タンス内部を活かしたリメイク


じゃじゃん♪


内部はリメイク前と同様の収納力ながら、奥行きと高さが縮まりスッキリとしました。


婚礼タンスの部材を活かした本体側面


本体側面にはこの通り、元の婚礼タンスの側板が活かされています。


ちなみに、リメイク前には側板の化粧材が剥がれてしまっている部分があったのですが、そちらは綺麗に直しました♪


化粧材が剥がれかけていた側板も綺麗に修理


新しく製作した天板や台輪はシンプルにして厚みを最小限にしたのですが、全体と意匠が合うように面取りを施しました。


元の婚礼タンスと意匠面が揃うようリメイク


たしかにこの面取りがしてあるのとしてないのでは、かなり印象が変わりそうです。


「この婚礼タンスのデザインを気に入っていた」と仰っていたお客様に喜んでいただきたくて、細かなところにも気を配りました。


さて、こちらの和タンスを建て替え完了後のお客様のお家へ。当初の予定通りクローゼットに設置しました。


リメイクした和タンスの納品の様子


ぴったり!!


クローゼットにぴったり収まったリメイク後の和タンス


気持ちいいほどぴったりと収まりました。


クローゼットを開けたらすぐ目に入る素敵な西陣織にうっとりですね〜。


和タンスの内部をクローゼットに設置できるようにリメイク


お客様も「理想通りです。大満足!」と喜んでくださいました♪


さて、今回は和タンスの内部を活かしたリメイクをご紹介しましたが、お客様は飾り彫が施された和タンスの天板や台輪も大変気に入っていらっしゃいました。


そして、「和タンスの外観が活きるような家具も何か作れたら…」とご相談いただきました。


そのご相談を受けて製作させていただいたのは…次回のブログでご紹介します!ぜひチェックしてくださいね〜!





ユリマタタ
ルーツファクトリー
ユリマタタ


素敵に大変身!思い出の婚礼箪笥(婚礼家具)のリメイク実例をご紹介!

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