オランダ製キャビネットの彫刻が圧巻!扉をパーテーションにリメイク
オランダ製キャビネットの扉を活かしたリメイクをさせていただきました。
今回ご紹介する家具のリメイクは、前回ご紹介した輪切り天板の座卓リメイクと一緒にご依頼いただきました。
旦那様のご実家を建て替えて住むことになったと仰るお客様ご夫婦。亡くなったご両親は家具屋さんを営んでいらっしゃったそうで、お家にはたくさんの家具があるとのことでした。
その中でも、こちらのオランダ製のキャビネットは何とか残せたらと色々思案されていたそうなのですが…
写真に写りきっていないことからも伝わるかと思いますが、とても大きいです。そして、重量のある家具で動かすことも難しいため、お客様はお問い合わせいただいた時点では「半ば諦めかけている」と仰っていました。
ただ、手彫りの彫刻が施された扉だけでも残しておく方法はないかなぁとご相談いただき、座卓のお引き取りに伺う際に一緒に拝見することになりました。
実際に拝見すると、写真で見るよりもさらに迫力があり、特に扉の細かな彫刻は魂が宿っているような美しさで圧巻でした。
リメイク案については、下駄箱、テレビ台、電話代、書類棚などなど様々な家具が挙がりましたが、お客様のお家は建て替え後には備え付けの収納が多くなるとのことで、結局使いどころが無いかもと仰っていました。
お客様は「どれか1枚だけでも壁とかに飾るかなぁ」と仰っていましたが、その後すぐに「でも、どこに飾るかなぁ…」と悩まれていました。
そんな中、今まで数々の家具をリメイクしてきた『家具作りたいおっさん』(ルーツファクトリー代表)が出したアイデアは…
「3枚の扉をつなげてパーテーションにする」というもの。
そういう方法があったかー!と、私は目から鱗が落ちたような気持ちになりました。色々なリメイク案にずっとピンとこないご様子だったお客様も「それはイイですね!」と気に入ってくださったようでした。
というわけで、キャビネットの扉のみをお預かりしてリメイクさせていただくことになりました。
扉の鍵部分が壊れてしまっていたので、そこをどうするか…
また、扉が分厚くそれに合う金物を探すのも大変だったのですが、工房スタッフが加工方法を考えに考え、とっても素敵なパーテーションが完成しましたよ。
それでは、さっそくですがお客様のご新居へ納品した時の写真をご覧ください。
見事にキャビネットの扉を活かしたリメイクとなりました!
このパーテーション、キャビネットの扉をそのまま活かして蝶番を付けたように見えますが、実はよくよく見るとそうではないことがわかります。扉の鍵が付いていたところに注目してみてください。
鍵金物が綺麗になくなっているし、鍵穴も見当たりません。
さらに、リメイクビフォー写真と見比べてみると、扉の縁部分が少し変わっているのがわかります。
そう、実は扉をパーテーションに仕立てるにあたって、外側の枠を新しい材料で組み直したのです。言われないとわからないですよね。私は言われても信じられませんでしたw
お客様の大切な家具をより良い形で使っていただけるよう細部までこだわってリメイクするのがルーツファクトリー流。美しい彫刻を存分に楽しめる仕上がりとなりました。
ご新居が完成してお引っ越しをしたばかりというお客様は「まだ部屋が片付いてないから置く場所がないけど、ちょっと空間を仕切ったりするのにちょうど良い」と仰っていました。
まさに、立てておくだけで絵になるパーテーション。お客様のご新居での活躍が楽しみです(^^)
ルーツファクトリー
ユリマタタ
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