2022-10-11

婚礼タンスを本棚兼カバン収納にリメイク♪それぞれを収納しやすく…

婚礼タンスから、カバン収納を兼ね備えた本棚にリメイクさせていただきました。

前回、婚礼家具の整理タンスからベッド下収納にリメイクしたお話をご紹介しましたが、そちらと一緒にご依頼いただいたリメイクになります。

本棚へのリメイクをご相談いただいたのは、こちらの洋服タンスについて。

3枚の引き違い戸の立派な洋服タンスで、全体を写真に収めるのが大変なほどでした。

お客様はルーツファクトリーの家具リメイク事例をたくさんご覧くださったそうで、その中からご希望のイメージに合うものを教えてくださいました。

それがこちら。

R247：紫檀材婚礼家具を生かしこだわりサイズのキッチンボードに

こちらはカップボードとして製作したものですが、このように洋服タンスの扉を本体の側板に活かしてリメイクできたらとご相談いただきました。

こちらの事例では、下部がオープン棚と引き戸収納になっていましたが、お客様は最下部はカバンを置けるようにオープンに、その上には引き出し収納を付けたいと仰っていました。

そこで、引き出し収納には整理タンスの引き出し2杯を活かすことになりました。

また、本棚として使う上部は奥行きを浅めに、カバン収納として使う下部は奥行きを広めにとりたいとご希望いただきました。

ただ、奥行きを浅くするためには側板に使用する洋服タンスの扉をカットしなければいけません。ところが、お預かりした洋服タンスの扉は中途でカットするとせっかくのデザインが崩れてしまいそうでした。

そこで、お客様とご相談の上、今回全体の奥行きは上部も下部も揃えることにしました。

でも、”本を収納する時に棚板に余分なスペースを作りたくない”というお客様のご希望も叶えられるよう、全体の奥行きサイズ400mmに対して棚板の奥行きは300mmで製作することに。

用途に合わせて細かな寸法まで調節できるのは、オーダー製作だからこそですね。

さぁ、綿密なお打ち合わせの上デザインさせていただいたわけですが…果たしてどのような本棚が完成したのでしょうか。

リメイク後はこちらです！

婚礼タンスのシンプルで重厚感溢れるデザインを活かしながら、スリムに生まれ変わりました！

上から下まで奥行きを揃えることで、この通りタンスの扉デザインをそのまま活かすことができました。

本を収納する上部の棚板は奥行きを浅くして、本が奥に入りすぎてしまわないようにしました。

下部は広々としたオープンスペースとなっており、カバンなどをサッと置くのに便利です。

引き出しにはスライドレールを入れ、こちらにもたっぷりと物を収納できるように仕上げました。

ちなみに、前回ご紹介したベッド下収納の引き出し同様、こちらも前板を押すと開くプッシュオープン式となっています。

取っ手などがない分、スッキリとした印象ですよね。

さて、こちらの本棚は旦那様がお使いになる予定とのことで、旦那様の書斎に納品させていただきました。

生まれ変わった家具をご覧になって、奥様は「旦那に使わせるにはもったいない〜！」と笑いながら仰っていました。仕上がりを気に入っていただけたのだとわかり、とても嬉しかったです。

家具を設置後、ほどなくしてお部屋にいらした旦那様も「すごいコンパクトになったね！いいね！」と喜んでくださいました。

奥様からは「あんなに大きなタンスを分解して作り直して、本当に大変ですよね…すごいです。」というお言葉もいただきました。

お客様の仰る通り、家具のリメイクは家具の分解から始まるため一から製作するよりも手間がかかることが多く、それ故に金額も安くはありません。でも、だからこそご依頼くださったお客様には最高のリメイクをお届けしたいと毎回思っています。

そうして心を込めてリメイクさせていただいた家具を気に入っていただけると、この上なく感動します。

お客様の思い出の家具が、これからも末長く活躍しますように。

ルーツファクトリー
ユリマタタ

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