象嵌細工のデスク&チェアをレストア。開かずの引き出しも開くように
傷みのあったデスクとチェアを綺麗にレストアさせていただきました。
美しい象嵌細工が施されたデスク&チェア。
以前ご紹介したベッドフレームのリメイクをご依頼いただいた時に、お客様から「実はこの机と椅子もなんとかできたらと思っていて…」とご相談いただきました。
一つは、家具に汚れが付いてしまっているのが気になっているとのこと。
そしてもう一つ、こちらのデスクの真ん中の引き出しが開かずの引き出しになってしまっているから、それを直したいとのことでした。
写真だけでは状態をうまくお伝えできないのですが、このように左右の引き出しは開け閉めすることができるけれど、真ん中の引き出しのみウンともスンとも言わないようになってしまっていました。
その原因には、中で何かが引っかかっているか、もしくは木材が経年で膨張したり歪んだりしてしまっているかなどが可能性として考えられました。
しかし、お客様のお家で無理にこじ開けようとして壊れてしまっては取り返しのつかないことになってしまいます。そこで、家具を工房にお預かりしてから、原因を探っていくことしました。
家具を分解するための様々な道具が揃っている工房で、デスクを丁寧に分解していきます。
そうして分かったのは、やはり真ん中の引き出し部分に木の膨張・歪みが生じていて、それが原因で開け閉めができなくなっていたということ。
そのため、原因となっている箇所を削ったりして開け閉めの具合を調整することになりました。
その際、加工しすぎると逆に引き出しがガバガバになってしまったりするので注意が必要です。コンマミリ単位の加工を慎重に進めていきました。
また、塗装を傷つけないように丁寧に洗浄&磨いて、汚れもピカピカにしました。
そうして、レストア完了したデスク&チェアがこちら。
美しいデザインのデスク&チェアが、汚れが落ちて輝きを取り戻しました。
元のアンティーク感はそのままに、品のある仕上がりに。
開かずの引き出しも、調整してスムーズに開け閉めできるようになりました。
真ん中の引き出しはもちろんのこと、左右の引き出しも状態を見直して不具合のないように調整しました。
椅子は、座面生地はそのままに、フレームを綺麗にしました。
フレームに艶が戻ると、全体的にパリッとした印象になりますね。
綺麗になり再び使えるようになったデスク&チェアを、新築戸建てのお客様のお家へ納品させていただきました。
繊細なデザインですが、かなり重量があったため、運搬にはかなり気を遣いました。戸建て2階のお部屋に丁寧に運び込み、設置しました。
納品には、お客様のお嬢様が立ち会ってくださったのですが、「こんなこと(家具のリメイクやレストア)をしてくれる業者さんがあるなんて。すごいですね、感激です!」と言っていただきました。
お客様のご家族にもそのように思っていただけて嬉しいです!
お手入れさせていただいた家具が、これからも末長く活躍しますように(^^)
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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