お母様の形見のタンスをコンパクトに。猫脚のミニチェストにリメイク
お客様のお母様の形見というタンスと食器棚をリメイクさせていただきました。
リメイクをご依頼いただいた家具は、亡くなったお母様がご結婚された時に購入されたものだったそうです。お客様は栃木にお住まいだったのですが、東京のご実家の整理をするにあたりそれらの家具をどうするか考えリメイクを検討するようになったと仰っていました。
ご依頼いただいたリメイクのうち、今回はタンスについて、次回食器棚についてご紹介します。
お問い合わせ当初、タンスはその天板を使って作業机にできないかとご相談いただきました。
しかし、タンスの天板は机の天板のような使い方を想定して作られていないので、強度などを考えると素材として向いていません。
そのことをお客様にお伝えすると、「そうかぁ、そうしたら何にリメイクするのが良いかなぁ…」とお悩みのご様子でした。
でも、とにかくリメイクはしたいとのことだったので、家具作りたいおっさん(代表阪井)とお客様のもとへお伺いして一緒に家具を見ながらお打ち合わせすることに。
リメイク後はあまり大きな家具にはしたくないとのことで、上段右側の小さな引き出しを活かしてコンパクトなチェストを作りましょうかとお話しが進みました。
そこで、お客様からご質問が。
「左下の傷がついている取っ手を残したいのですが、取り替えてつけることは可能ですか?」
お客様の仰っている取っ手はこちらでした。
実はこちらは以前飼っていらした亡くなったワンちゃんがつけた噛み跡なのだそうです。ワンちゃんとの思い出も残したいとのことで傷のついた取っ手を残すことをご希望いただきました。
取っ手を取り替えてつけること、可能です。お客様の家具への強い思いを感じてより一層リメイクに気合いが入ります。
タンスの雰囲気をみて家具作りたいおっさんが「猫脚とかも合いそうですね〜!」と言うと、お客様も気に入ってくださったようで猫脚のチェストにすることに決まりました。
想像しただけでも可愛いなぁ〜なんて思ってたんですけど、実際の仕上がりは想像以上でした!
リメイク完成後の写真がこちらです。
引き出しだけでなく、できる限りタンス本体の部材も活かして製作したミニチェスト。
随所にタンスの面影を感じることができます。
写真だけだとわかりにくいですが、奥行きサイズは元々460mmあったところ400mmまでリサイズしました。幅も高さも小さくなるので、お客様とご相談の上小さくしたのです。リサイズして正解!とてもバランス良く仕上がりました。
猫脚が似合うだろうという家具作りたいおっさんの見立てもバッチリ♪
装飾が上品なタンスの部材ととてもよく合います。
ワンちゃんの噛み跡がついた取っ手も、他の引き出しから外して取り替えました。
ちなみに、ワンちゃんの噛み跡がついた取っ手はそのまま使用しましたがその他の部分は全体的に美装しながら仕上げました。
その他、使い勝手を考えて引き出しにスライドレールを新たに取り付けました。
お母様の大切な家具をお客様が使い続けられるようリメイクしたチェスト。納品は栃木のお客様のお家へお伺いしました。
一緒にリメイクをご依頼いただいた食器棚と合わせてお届けしたので、その時のことは次回のブログで書きますね。
食器棚も面影を残しながらお客様のライフスタイルに合わせてリメイクしました。そちらのご紹介もどうぞお楽しみに。
(↓↓食器棚のリメイクについて、2022年1月15日アップしました♪↓↓)
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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素敵に大変身!思い出の婚礼箪笥(婚礼家具)のリメイク実例をご紹介!
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