婚礼家具の和タンスをジャケット掛けに!上下の空間を繋げリメイク♪
婚礼家具の和タンスを、ブレザータンスとして使えるようにリメイクしました。
リメイクのご相談をいただいたのは、お客様のお母様が使われていたという婚礼タンスについてでした。
55年ほど前の家具とのことで、「味わい深くて雰囲気は気に入っているけど、使い勝手が今の暮らしに合わなくて」とお客様。
お着物収納としては使わないため、リメイクしてジャケットなどを掛けられるようにできたら、とご希望いただきました。
開き扉内部のお着物盆を撤去して、さらに上の引き戸部分と空間を繋げハンガーポールを取り付けることでジャケットを掛けられるようにしたい、とお客様のリメイクイメージを教えていただきました。(ちなみに下部の引き出し部分はそのままの形で使いたいとご希望いただきました)
また、お客様のお家はリフォーム予定で、家具リメイク後は設置場所を変更するとのこと。
設置場所の変更に伴い、1761mmあったタンスの高さを、1755mm以内にする必要がありました。
どのようにリメイクするのが良いか、家具の仕様を隅々まで確認しながら考えていきます。
まず、開き扉と引き戸を繋げるには、強度の問題が関わってきます。
扉も引き戸もあまり厚みがあるわけではないし、そもそもフラッシュ構造(中が空洞になっている)ので、簡単には繋げることができません。
また、引き戸は元々左右2枚が少し重なるようにできているので、扉の大きさに合わせてリサイズする必要もありました。
本体の構造を変えるのもかなり手間がかかります。
内部のお着物盆をのせる桟や、仕切り板などをすべて取り除き、高さをリサイズ。そのままでは脆くなってしまうので、補強を施しました。
さぁ、リメイク後は一体どのような形となったのでしょうか。
完成写真がこちらです!
なんと!見た目は元とそっくりそのままです!
しかし、扉を開けてみると…
開き扉と引き戸が繋がっていて、一緒に開くことができます。
実はこちら、扉と引き戸を繋げるために、周りを無垢材で囲って強く固定できるようにしたのですが…まったく違和感がありません。
よくよく見てようやく「あ!新しい材料が足されている!」とわかるほどです。
本体内部はこの通り。
ハンガーポールを取り付け、長めのジャケットも掛けられる空間ができました。
ばっちりリメイクが成功した婚礼タンス。リフォームされたお客様のお家にちゃんと納まるでしょうか。
納品時。ドキドキの瞬間です。
幅・奥行きは綺麗に収まっています。
なるべく高さを変えずに済むようにと、設置スペースギリギリの高さに設定した今回のリメイク。果たして…
ぴっっっったり!!
ぴったりという言葉はこういう時のためにあるのだなというくらい、ぴったりです。
お客様も「ギリギリの寸法だったからドキドキしていたけど、綺麗に収まって嬉しいです!」と喜んでくださいました。
お母様が愛用されていたタンスをお客様が受け継がれ、きっとお母様も喜んでいらっしゃるのではないでしょうか。
これからも末長くご愛用いただけますように。
ルーツファクトリー東京店長
ユリマタタ
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